内容(「BOOK」データベースより)
個人国債に興味をもった初老の主婦・憂子さん。銀行で説明を聞くうち、ただならぬ問題に気づいた彼女は専門家たちを訪ねてまわる勉強を開始する―。膨らむ一方の国債残高は五〇〇兆円間近、無為無策のツケを子孫にまるまる負わせるのか、それともすべての破綻は目前なのか?国債の発行・流通のしくみから超借金国家のゆくえまで、対話仕立てではじめてわかる日本国債のすべて。
著者 千代田 圭之, 2003/07/11
だれでもわかる国債大量発行の恐ろしさ 長期金利の急騰や国債相場の下落をマスコミが盛んに取り上げるようになった。だがニュースを見聞きし、それが私たちの生活にどう影響するのかすぐに理解できる人は多くないのではないか。
長期金利が急騰すれば住宅ローン金利などが上がって国民の懐を直撃し、国債価格の下落は大量保有する金融機関の経営を圧迫し、深刻な金融不安を起こしかねない。国債は私たち国民生活に密着した世界である。
国債は国の財政や金融市場の根幹でありながら、専門家の手にゆだねられているため、一般国民は意外と実態を知らない。名著といわれる解説書もあるが、素人には難しくて手に取りづらいきらいがあった。
いまや国家予算は半分近くを国債という借金でまかない、最近のデータでは国債発行残高が500兆円を超えた。このままでは国の借金は毎年増え続け、どこかで財政破綻する心配さえある。
国債を正確に理解すれば、いま日本という国で何が起ころうとしているのかわかってくる。本著は、国債の発行市場から流通市場、もし暴落すればこの国はとうなるのか、さらにはこのまま大量発行が続けば何が起きるか、金融知識がなくても簡単に理解できるようになっている。
一般国民が国債の正しい知識を持ち、政府の無駄遣いを監視していかなければ、恐ろしいシナリオが実現に向かって突き進んでいく。それを食い止めるには、国民一人ひとりが危機的な借金国家の実態を認識し、声を挙げていくべきだと思うがどうだろうか。