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探偵小説と記号的人物(ヨミ キャラ/キャラクター) (キイ・ライブラリー)
 
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探偵小説と記号的人物(ヨミ キャラ/キャラクター) (キイ・ライブラリー) (単行本)

笠井 潔 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

京極夏彦や森博嗣以降の探偵小説は、キャラクター小説的な色合いを強く帯びてきている。「人物、性格」という意味のほかに、「文字、記号」という意味も持つ「キャラクター」という単語。このキーワードを頼りに、探偵小説に何が起こっているのか、そして探偵小説はどこへ向かおうとしているのかを真っ向から論じる。巽昌章、鷹城宏との往復書簡や、若手ミステリ作家の北山猛邦、辻村深月、米澤穂信との座談会も併せて収録。『探偵小説と二〇世紀精神』に続く画期的な評論集。

内容(「MARC」データベースより)

「人物、性格」という意味の他に、「文字、記号」という意味を持つ「キャラクター」という単語。このキーワードを頼りに、探偵小説に何が起こっているのか、そして探偵小説はどこへ向かおうとしているのかを真っ向から論じる。

登録情報

  • 単行本: 336ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2006/7/27)
  • ISBN-10: 4488015212
  • ISBN-13: 978-4488015213
  • 発売日: 2006/7/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.5 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 525,706位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 4.0 現代本格の行方, 2007/12/5
▼座談会 現代本格の行方(北山猛邦+辻村深月+米澤穂信+笠井潔)

 新進作家のなかで、比較的本格ミステリに求心的である3人(70年代末以降の生まれ)を迎えての座談会を収録。


 叙述トリックを使って、主題を描く手法を好んで用いるものの、実作者としては、
 あまり本格ミステリというジャンルにこだわりのない辻村深月氏。

 叙述トリックを邪道と考え、あくまで物理トリックにこだわりを見せる、
 本格ミステリ原理主義の北山猛邦氏。

 このように、ある意味対照的な2人に対し、米澤穂信氏のスタンスはいたって中庸という印象です。

 本格ミステリとしての骨格は保持しつつ、自分が描きたいテーマや題材をどう盛り付けていくか
 緻密に計算した上で作品を構築する、というスタイルなのだと再認識しました。

 
 座談会の最後で米澤氏は、今後描く作品について、2つの方向性を挙げています。

 一つは、フラットで未熟な主人公が、「探偵」という役割を与えられ、徐々にその役割に対する
 自覚と実力を獲得していく、というエンターテインメントとしてのビルドゥングス・ロマン。

 もう一つは、パズル的な謎とその論理的な解決構造の追求です。

 現時点で前者は〈古典部〉シリーズ〈小市民〉シリーズが、後者は『インシテミル』が該当するでしょう。


 ちなみに、米澤氏の“ビルドゥングス・ロマン宣言”を受け、現代における教養小説の成立に懐疑的な笠井潔氏が、
 シニカルなコメントをしているのも興味深い所。

 オタクに対する嫌悪や苛立ちが、生の感情で語られています。


 無党派層は寝てればいい、ということなのでしょう。

 
 
 
 

 

 
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