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商品の説明

内容紹介

著者は、『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親であり、妖怪研究の第一人者としても知られる巨人・水木しげるの夫人である。
赤貧の時代、人気マンガ家の時代、妖怪研究者の時代、「幸福とは何か」を語る現在……結婚以来半世紀、常に水木の傍らに寄り添い、見守ってきた。
著者はなぜ極貧の無名マンガ家と結婚したのか?
伝えられる貧乏生活とはどんなものだったのか?
超有名人の妻となって人生はどう変わったのか?
水木のユニークな言動をどう受け止めてきたのか?
自らを「平凡な人間」と語る著者の目に映った異能の天才の真実と、夫と歩んだ自身の激動の人生への思いを率直に綴った、感動の初エッセイ!


内容(「BOOK」データベースより)

巨人・水木しげると連れ添って半世紀。赤貧の時代、人気マンガ家の時代、妖怪研究者の時代、そして幸福とは何かを語る現在…常に誰よりも身近に寄り添っていた妻がはじめて明かす、生きる伝説「水木サン」の真実!布枝夫人にとって、夫と歩んだ人生とは、どんなものだったのか…!?水木しげる夫人が、夫婦の半生を綴った初エッセイ。

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5つ星のうち 4.0 「私も水木が死なないような気がします」, 2008/8/21
 
本書は「ゲゲゲの女房」こと水木しげる先生の妻、布枝さんがお書きになった自伝です。
この自伝は昭和一桁生まれの一女性の半生記です。と同時に半世紀近くも連れ添ってきた
水木しげる先生についての、貴重な記録になっています。

では同伴者である布枝さんの眼に水木先生はどう映っているのでしょうか。私は本書のな
かで、以下の三つの点がとくに印象にのこりました。

まず先生が努力の人であることです。食うや食わずの貸本マンガ家の時代から、先生は無
心にマンガを描いていきた。筆者はその姿を間近で見ていました。左の肩で原稿を押さえ
ながら、顔を原稿にくっつけんばかりの姿勢でひたすら描き続ける姿を。そんな姿を見て
きた筆者にとって、先生は「誰よりも働き、誰よりも努力してきた人」なのです。

つぎに先生はじぶんの親族を大事にする人だということです。具体的には自分たちのこと
を後回しにしてでも、親兄弟の面倒をみるということです。たとえば先生は失った左腕の
恩給を実家の父母にあずけていました。食うや食わずだった生活の背景にはそうした事情
もあったわけです。そして先生は実家の両親を呼び寄せ、また水木プロにご兄弟を呼び寄
せる。こうして武良家の面倒をみるようになります。このような先生の親族愛はときに家
族愛と対立するものでした。そのため筆者はたいへん複雑な思いを抱いていたことが伝
わってきます。

最後に先生は生き抜く力がすごい人だということです。描いても描いても報われない、そ
れどころか稿料を値切る材料として作品までも貶められる。貸本マンガ家時代のそんな絶
望的な状況をどうやってのりこえたのか。筆者は先生の「生きる意志」、その強さにある
と考えています。つまり先生はその無類の生き抜く力でどんな逆境であれ、のりこえてき
たのだと。

本書をよむと、「なまけ者になりなさい」「がんばるなかれ」「のんきに暮らしなさい」
と言って周囲を喜ばせる人の、等身大の姿がみえてきます。

【目次】
一章 静かな安来の暮らし
二章 結婚、そして東京へ
三章 底なしの貧乏
四章 来るべきときが来た!
五章 水木も家族も人生一変
六章 名声ゆえの苦悩と孤独
七章 終わりよければ、すべてよし
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24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「えー、聞いたことないよ〜」という水木先生話満載, 2008/4/9
By kokada_jnet (東京都大田区) - レビューをすべて見る
水木先生は自伝や自伝的作品を何作も書いているので、「だいたい水木先生の人生わかった」つもりでいましたが・・。「もっとも身近にいた他人」である奥さんの文章を読むと、「えー、聞いてないよ〜」という水木エピソードが満載。

たとえば・・。
「貸本漫画家時代に結婚したのだが、実家にも『貧乏している』ことを隠していたので、お見合いの際は『東京で成功している』という話だった」とか。
「見合い、結婚式の際、水木先生は義手をつけていた」だとか。
「それで、東京に行ってみてあまりの貧乏に驚くが、ものすごく熱心な仕事ぶりに尊敬の念がわいた」というのは、感動的エピソード。

なんと、「お見合いの釣書」の水木先生の写真がありますが、今と違ってやせています。貧乏だったんですね。

それと、「悪魔くん」「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビ初放送の際は、一家で正座してテレビを見て、終了後、拍手をした! というのも泣かせます。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 良い本です, 2009/7/19
先に購入していた水木しげる先生の自伝、「水木さんの幸福論」と、著者が水木氏と結婚してからのエピソードを比べて読むと、夫婦の考え方の違いが見えておもしろかった。
著者は、自分の人生を「古い日本の女性の生き方」と言っている。
著者が水木氏と結婚した頃と今とでは、時代が変わってしまったが、著者の生き方から学べる事がたくさんあった。いい本だと思う。
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