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影踏み (単行本)

横山 秀夫 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

窃盗罪での服役を終え出所した真壁修一(34)が真っ先に足を向けたのは警察署だった。二年前、自らが捕まった事件の謎を解くために。あの日忍び込んだ家の女は夫を焼き殺そうとしていた―。生きている人間を焼き殺す。それは真壁の中で双子の弟・啓二の命を奪った事件と重なった。十五年前、空き巣を重ねた啓二を道連れに母が自宅に火を放った。法曹界を目指していた真壁の人生は…。一人の女性をめぐり業火に消えた双子の弟。残された兄。三つの魂が絡み合う哀切のハード・サスペンス。


内容(「MARC」データベースより)

十五年前のあの日、男は法を捨てた…。一人の女性をめぐり業火に消えた双子の弟。残された兄。三つの魂が絡み合う哀切のハード・サスペンス。『小説NON』連載を単行本化。祥伝社ノン・ノベル創刊30周年記念特別作品。

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5つ星のうち 5.0 徹夜本 ハードボイルド色の強い連作短編集, 2003/11/12
By ナツナオ - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 深夜寝静まった民家を襲い現金を盗み出す「ノビ師」。本作品は、長編の形をとっているが、内容的には「ノビカベ」こと真壁修一を主人公とした連作短編集である。司法試験を目指していた15年前、空き巣の常習犯となった双子の弟・啓二を道連れに母親が自宅に放火し焼死した。この日を境に、修一の意識に啓二が棲むようになり、修一は弟を奪った母親への当てつけとしてノビ師となる。
 ノビ師の仕事を手伝いながらも何とか久子と修一の仲を修復させようとする啓二、そして、修一を待ち続ける久子、本作品は、「弟啓二と母親の関係」「幼なじみの久子との関係」、の二つを軸に、6つのエピソードが展開され、作品の最後に大きな秘密が明らかにされる。

 作者のこれまでの作品のなかで、ハードボイルド色が強い本作だが、それぞれのエピソードが作品の他の作品同様、よく練り込まれている。私にとって年の「クライマーズハイ(作者の作品)」以来の徹夜本となった。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 伏線の張り方がさすが!, 2003/11/16
前作「クライマーズ・ハイ」では従来の警察小説から新たに世界を広げた著者だが、本作では寝静まった家に忍び入る「ノビ師」を主人公にしている。

母親に道連れにされて火事で焼け死んだ弟。その内耳に響く弟の声との対話が話の重要な部分を占めているためか、今までの作品と比べると心理描写の部分が多く、かつ哀愁の漂う感じがする作品に仕上がっている。

従来の犯罪小説や推理小説、ハードボイルドという枠組みを超えた作品と見ることもでき、横山秀夫が新たなジャンルに挑戦した作品といえるかもしれない。

相変わらず、1つ1つの作品には細かい伏線が張られていて、読んでいくうちに作品の組み立ての複雑さに感嘆させられる。さすがだ。

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読めば読むほど深みが増す作品, 2005/1/6
 家人が寝静まった頃に忍び込み、盗みを働く「ノビ」を専門の生業とするノビ師の真壁修一は所轄警察からも同業者からも「ノビカベ」と呼ばれ一目置かれている。

 修一には双子の弟・啓二がいた。しかし15年前、啓二の境遇を苦にした母親によって焼死させられてしまった。修一と啓二は同じ女性(久子)に思いを寄せるもお互いを認めあっていた。それだけに世間体を気にして啓二を奪った母親が許せずに、法を捨てノビ師となる。

 連作の短編となる本作品はややオカルト的な設定だが特段奇異に感じるほどでもない。それは侵入のテクニックやオカルト的設定に任せた謎解きに頼ってはいないからだ。リアリティ云々よりも「修一が見ていた双子の弟」と「母親が見ていた息子」の明暗が色濃く出ているように思う。
 巧妙な伏線や哀切たっぷりな心理描写はさすが。『影踏み』というタイトルにも深みがある。

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投稿日: 2007/7/1 投稿者: aquatio

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横山さんの作品は最近立て続けに読んでいるのだけれど、泥棒が主人公なのは今回が初めて。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/1 投稿者: もが

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通常の長編小説とはちょっと違い、各章が繋がっているけれども、繋がっていないような感じもする、違和感のある小説の中に、ノビ師を主人公に、得意の警察ネタや、双子の葛... 続きを読む
投稿日: 2005/1/10 投稿者: スタンドオフ

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異色作という言葉がこれほど似合う作品もないだろう。... 続きを読む
投稿日: 2004/11/3 投稿者: mitsumata

5つ星のうち 3.0 悪くないが、リアリティーに欠ける
今回の主人公は警官から一転して泥棒。短編形式で、やはり章ごとに繰り広げられる事件を、主人公のノビ師が解決していくわけだが、ストーリーは横山秀夫らしく、やはり悪く... 続きを読む
投稿日: 2004/10/20 投稿者: 吾妻

5つ星のうち 5.0 悔しいくて、くやしくて
悔しい、ほんとに悔しい。
この本を読み終えたあとの率直な感想である。
推理小説好きを自他ともに認め、初めの段階でおおよその犯人を言い当てることの出来... 続きを読む
投稿日: 2004/8/26 投稿者: ヒロ飛田

5つ星のうち 4.0 新境地に半歩踏み出した感じ
泥棒稼業の兄と、その双子の弟が謎を追う短編ミステリー連作集です。
いつもの警察小説とは全く逆の立場の主人公達ですが、華麗かつ哀愁
漂う見事なストーリ... 続きを読む
投稿日: 2004/6/28 投稿者: steelydan

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主人公が他者からは、クールで頭の切れる泥棒という設定に矛盾がある... 続きを読む
投稿日: 2004/5/16 投稿者: naonao-703

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いまや日本で一番読まれている作家、横山秀夫である。短編から出発した作家らしく、ベストセラーになった「半落ち」も短編連作の形をとった長編だった。現在のところ横山の... 続きを読む
投稿日: 2004/4/20 投稿者: はめじ

5つ星のうち 4.0 充実感はちょっと足りないかも
ノビカベといわれる出所間もない泥棒とその中耳に居ついている焼死した双子の弟の話。
ノビカベを取り巻くさまざまな事件を1話としたオムニバス形式になっている。... 続きを読む
投稿日: 2004/3/16 投稿者: masakyon99

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