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サラエボ旅行案内―史上初の戦場都市ガイド
 
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サラエボ旅行案内―史上初の戦場都市ガイド (単行本)

FAMA (編集), P3 art and enviroment (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、1992年4月から1993年4月にかけてサラエボで執筆された。本書は現在の記録であり、サバイバルのためのガイドであるが、同時にサラエボを戦火の犠牲地としてではなく、機知によって恐怖を克服するための実験場として伝える、未来に残る記録でもある。


内容(「MARC」データベースより)

サラエボ包囲戦の最中に、アーティストや文化人たちが「サバイバル」のためのプロジェクトの一環として書きとめられた旅行ガイド。旅行者に戦火の中の街の様子を紹介し、ありのままの姿を伝える。

登録情報

  • 単行本: 103ページ
  • 出版社: 三修社 (1994/11)
  • ISBN-10: 4384010206
  • ISBN-13: 978-4384010206
  • 発売日: 1994/11
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 317,750位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 ユーモアこそが希望である, 2008/3/11
By picander - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
砲弾が飛び交うサラエボの街と市民の暮らしを、ミシュラン風のガイドブックの形式で紹介する。
例えば「レクリエーション」の章、「ランニング」の項目にはこうある。「サラエボ市民にもっとも愛されているスポーツ。誰もがこれを実践している。危険地域の住民たちがそうするように、交差点はどこも走らざるをえない」。
「娯楽」の章、「子供の遊び」の項目には、「街に発射される手りゅう弾の数をかぞえること」。「メガネ屋」の項目には「けれども近頃メガネのレンズを買いにくる人はいない。メガネをかけると、なにもかもよく見え過ぎるからだ」。
街は封鎖され、あらゆる施設や設備が破壊され、毎日路上で隣人の市民が撃たれ、交差点は走らなければ狙撃される。
そんな極限状態でも、人々はコンサートを開き、芝居を観て、赤十字病院の一角で展覧会を開催し、手作りで新聞や本を出版し、それを書いた記者が街頭で売り、砲弾で穴だらけの病院で医師は患者を治療している。わずかな文化の残滓が、次の世代への希望の萌芽である。そのわずかな希望から生まれるユーモアには品格がある。運命があまりに過酷でどう抗うのかもわからないとき、正義よりもユーモアが人を救うのかもしれない。
希望をリレーして、世界へ発信させたサラエボのFAMAと日本のP3、それを紹介してくれた都築響一さんに感謝したい。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 常に読まれるべき本, 2003/4/22
なかなか入手の難しい状態になっているのが、大変に惜しまれる。

戦争の現実。
戦争下における生活の現実。
死が実に身近に転がっているという現実。

悲惨であるはずのそれらを乗り越えようと、そして生き抜こうと、
このような本を作り上げてしまう人間のタフさ。
本当に人間の「知恵」というものを感じられる本である。
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 他者への想像力を育むガイド, 2009/2/16
ミシュラン社の旅行ガイドを模してつくられた、戦火のサラエボを生き抜くサバイバルの書。


本書は、1992年4月から1993年4月にかけてサラエボで執筆
されたもので、ちょうどサラエボ包囲戦の時期に相当します。

うわべだけの人道主義や無根拠な楽観主義を排し、徹底した客観主義のもと、
当時のサラエボの現状を克明に記録している本書を読むと、月並みですが、
安閑と平和を享受できる自分が、いかに恵まれているかを実感させられます。


巻末の解説で池澤夏樹氏が、極限状況にある時こそ、自身や自分の置かれた状況を
正確に客観視し、それを笑いとばすユーモアの視点が不可欠だと書かれていますが、
正直、自分が当時のサラエボに投げ出されたとしたら、とてもそんな余裕はなかった
だろうと思います。


しかし、そんな弱い自分と地続きの場所に存在する苛烈な現実への
想像力を持ち続けるためにも、本書は折に触れ、読み返したいです。

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