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愛の流刑地〈上〉 (幻冬舎文庫)
 
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愛の流刑地〈上〉 (幻冬舎文庫) (文庫)

渡辺 淳一 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

かつて一世を風靡した作家・村尾菊治は、旅先で女性編集者から彼の大ファンという人妻・入江冬香を紹介される。そのしなやかな容姿と控えめな性格に魅了された菊治。二人は狂おしく逢瀬を重ね、惹かれ合うが、貪欲に性愛の頂きへ昇りつめる冬香に、菊治は次第に不安を覚える。男女のエロスの深淵に肉薄し話題騒然となった問題作。待望の文庫化。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

渡辺 淳一
1933年北海道生まれ。医学博士。58年札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科講師を務めるかたわら小説を執筆。作品は初期の医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに、華麗な現代ロマンを描く作家として常に文壇の第一線で活躍している。70年「光と影」で直木賞受賞。80年に「遠き落日」「長崎ロシア遊女館」で吉川英治文学賞、2003年には菊池寛賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 さすがの筆力, 2007/12/21
「男が女を快くしないことは罪ですが、死にたくなるほど快くすることは、さらにさらに大きな罪なのです」
 この一文が、『愛の流刑地』のテーマである。もちろん、だから女をあまり快くさせ過ぎるなと言っているのではない。むしろ、女を快くすることを軽視する世間の風潮への警鐘を鳴らしていると言ってよい。
 セックス至上主義的な主張に、反感を感じる人も居るだろう。だが、菊治と冬香の濡れ場を繰り返し繰り返し描きながら、次第に女として開花していき、やがては死に引き付けられていく冬香の描写はさすがに凄い。前半の二人の逢瀬の描写の積み重ねが、対比として後半の菊治の孤独感を際立たせる。この筆力はさすがである。
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9 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現実的です。, 2008/5/8
渡辺淳一の小説で初めて読んだ作品です。特に後半は、異性ながら菊治の心境が痛いほどよくわかり、涙が止まりませんでした。リアリティに富んだとても哀しいお話でした。
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