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彼女がその名を知らない鳥たち
 
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彼女がその名を知らない鳥たち (単行本)

by 沼田 まほかる (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

十和子は淋しさから、飲み会で出会ったうだつの上がらない中年男・陣治と関係を持ち、なんとなく一緒に暮らすようになる。ある日、陣治の部屋で、昔の男から贈られたピアスを発見する。何故ここに…。十和子が選んだ驚くべき行動とは!壊れかけた女、人生をあきらめた男。ダメな大人が繰りひろげる100%ピュアな純愛サスペンス。


内容(「MARC」データベースより)

十和子は淋しさから、飲み会で出会ったうだつの上がらない男・陣冶と関係を持ち、一緒に暮らし始める。ある日、昔の男から贈られたピアスを陣冶の部屋で発見した彼女は…。ダメな大人が繰り広げるピュアな純愛サスペンス。

Product Details

  • 単行本: 311 pages
  • Publisher: 幻冬舎 (2006/10)
  • ISBN-10: 4344012399
  • ISBN-13: 978-4344012394
  • Release Date: 2006/10
  • Product Dimensions: 7.7 x 5.4 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.8 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #327,030 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

    #487 in   > 文学・評論 > ミステリー・サスペンス・ハードボイルド > 日本の著者 > な行の著者
    #173848 in   > フォーマット別 > 単行本

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6 of 8 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars けがれの象徴だったのか, 2007/3/29
By ドクトルg (新潟県) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 気味の悪い恋人同士が描かれる。その、互いに傷つけあい依存しあう寄り添い方が醜悪である。終盤まで、その生々しい傷つけあい方、相互不信が生々しい。でもなぜか別れられない踏ん切りの悪さも、論理以前の説得力がある。
 陣治への生理的な嫌悪は、一人称で語られるだけにわかりやすい。それは理屈ではないからだ。理屈では、十和子の接し方一つで、陣治の献身が好転するだろうとわかるのだが…。読者としては十和子の徐々に明らかになるトラウマに共感してしまい、破滅的な十和子の行動を追認してしまう。仕方ないよね…嫌いなものは嫌いなんだ…と。
 だが、十和子が陣治を嫌うのは、論理的な心理メカニズムであると、終盤知らされる。陣治は、けがれの象徴だったのだ。そしてそれを最後まで引き受ける陣治のラストシーンは、鮮やかだ。
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4 of 5 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 心配するって心をくばること, 2007/1/25
By kokodokodoko (低地) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
十和子は八百屋お七のように8年前に別れた(というか捨てられた)黒崎という男を思います。
あいたいあいたいあいたいあいたい。
十和子はうつろにDVDレンタル映画を見ること以外なにもしません。
十和子には同居人が居ます。
周囲からは別姓の夫婦であると考えられているような男が。
女の生理的嫌悪感を具象化したような男,十和子から決して離れない男です。
それが陣治です。
十和子は男を苛めて責めます。肺腑をえぐるかのように,存在を否定するかのように。
陣治はただひたすら打ちひしがれ,許しを請います。
そんな救い様の無いかのような状況から,十和子は更に立ち入り禁止の柵をなぎ倒して進みます。
見え隠れする男達の不誠実を,十和子は自己の虚無の中に隠しこみます。
欺瞞の多幸感を消さないために。
スモッグがはれる時,十和子はなにを見るのでしょうか。

抜群の小道具,いやになるほど冷淡な視線,完全にノックアウトされました。
大芸術!!

ところで著者のプロフィールにある,主婦→僧侶→会社経営って何者でしょう。凄すぎです。
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1 of 1 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 埋もれさせたくない小説, 2009/9/30
By ルリ子 (東京都) - See all my reviews
十和子は同居人の陣冶が虫唾が走るほど嫌いだ。黒い顔も中途半端な天然パーマもだらしのない食べ方も小さい陰嚢も白髪交じりの陰毛も全てが気色悪い男、その上他人から蔑まれていることに気付かず小心者のくせにデカいことばかり吠える、それが陣治だ。十和子はそんな陣治にあらん限りの悪態と罵声を浴びせる。陣治は卑屈な笑みを浮かべ十和子の世話をする。十和子はなにもしない。レンタルしてきた映画を部屋で転がって観ているだけの日々。こちらも壊れかけの駄目人間だ。ヘドが出そうなほどどうしようもない中年カップルの話が延々と続く。
この先、この陰々滅々な物語のラストが、あんなにも苦しいような純情と愛情とを鮮やかに描ききることになるなんてとても想像できなかった。まったく脱帽です。
共感を覚えるのは、十和子は駄目な方を自ら選んで生きていること。なげやりのようだったり運がなかったように見えても実はやじろべえのように不安定ながら自分自身で負のバランスを保っているのだと思う。

この小説は2006年に出版されたものですが、すでに絶版になってました。文庫本も出てません。出版社も書店もこういう良書に力をいれて多くの人に読まれるようにしてもらいたいものです。
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Published 5 months ago by ayuyo

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Published 19 months ago by くまこ

5.0 out of 5 stars なにかもが、リアルで、共感できる。
話の大半は、十和子の、愚痴のオンパレード。
黒崎はステキだったな。とか
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Published 21 months ago by HANAKO

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Published on 2006/11/28

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5.0 out of 5 stars 不器用な愛の交差
もし実写化になったらどんな風になるだろうと思うくらい内容に厚味があって面白かったです。... 続きを読む
Published on 2006/11/13 by 前略、amazon様

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この作品は人間の内面を突きつめていく中で、愛なるものを屹立させ、一切の妥協を排除して愛を結晶化させています。前作「九月が永遠に続けば」同様、この作者の作品はどう... 続きを読む
Published on 2006/11/12 by のんちゃん

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