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神様からひと言 (光文社文庫)
 
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神様からひと言 (光文社文庫) (文庫)

荻原 浩 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に女に逃げられていた。ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや…。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

荻原 浩
1956年生まれ。’97年「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。軽妙洒脱、上質なユーモアに富む文章に定評がある、現在最も注目されている作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 本当におもしろい!, 2006/7/21
By みつば (千葉県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
読み終えて「おもしろかった〜」が感想です。
場面の設定がとある食品会社で普通のサラリーマンの話なのですが、よくありそうで、実はほとんど無い、そんなお話です。

とにかく一人一人のキャラクターが最高です。
個性豊かなキャラクターが個性的な行動で物語がテンポ良く進んでいく様は、他の小説では見たことがありません。

何がおもしろかったのか自分でも分からないくらい、普通のサラリーマンのお話なのですが、やっぱりおもしろかったです。
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22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 逃げていないのに幸せ, 2006/2/1
とにかく読んでいて幸せだった。
冒頭のわずかな部分を除いてはこの作品を読んでいる間は
とてつもなく幸せだった。

「書店員さんが大絶賛!」という帯。
少し前に「担当さんが大絶賛!」のような帯の作品にがっかりさせられた。それだけに期待はさほどしなかったのだけれど。
こいつはすごい、確かに面白い、それに「元気をくれる」
「帯に偽りなし」という稀有な作品だった。

タイトルと皮肉ではなく素敵な装丁では
もしかしたら損をしているのかもしれない。
本来この本を手にとって
そして抱腹絶倒ほろり、捨てたもんじゃないよね、やるぞぉ〜
となる人たちはもしかしたらもっと違うタイトルデザインのほうが
惹きつけることができたかも。

ユーモアも文体も確かに素敵だけれど
一番素敵だったのは逃げていないこと。
この種の作品の主人公って
えらそうなこと言っても
実はただ逃げてるだけだったり
人の気持ちの大切さを説きつつ
実は全うな人間の地道な努力を踏みにじっていたりするんだけれど
そういうのが一切ない。
これはなかなかないことだと思う。

弱くても不器用でも
とにかく真っ向から対峙して逃げてないから
こんなに潔く気持ちいい作品になるんだろうなあ。

それにつけても
作者の作品はもっともっと売れていいと思う。
作者はもっと評価されてしかるべしだと思う。

と心配していたら
なあんだ
今年の初夏に『明日の記憶』映画化だって。
よかったよかった。


ご都合主義の部分がないわけじゃないけれど
名作マンガ『悪女』を思い出したりもするけれど。

そんなの気にならなかったりする。

ただタイトルに関連する伏線やくだりは
もしかしてなかったほうがすっきりするかなとも思うけれど
それもいいんだ、作者が書きたいと思ったのだから。
そう思えるだけの素敵な作品でした。



追記
実はこの作品下手な心理ノウハウ本や
クレーム処理のハウツー本より
ずっと参考になったりもする。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 すべての会社人間に!, 2006/2/15
By 美花絵留 - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
「明日の記憶」がとてもよかったので、荻原氏の作品をもっと読みたいとおもい、手に取りました。
会社に勤める人間は何かを人質に取られていると言う発想は新鮮でした。お客様相談室での展開は爆笑もの。競艇場が大好きで、お金が入ると姿を消す、「謝罪の天才」篠崎、声を発することなく、巨体を縮めて自己啓発本をひたすら書き写す神保、お酒よりもネットのほうが酔わせてくれるという、敬語を知らない羽沢、フェロモンの分泌を操る紅一点穴戸、篠崎の天敵で、室長という肩書きにすがって威厳を振りかざす本間、すべてのキャラがとってもいいのです。
笑いながら読み進めるうちに、わかってくる会社の恥部。そして会社勤めの不条理さ。「明日の記憶」とは全く違った角度から、社会を見つめ、核心に寄っていく荻原氏の手腕はさすがです。
おでん鍋をつつきながら、篠崎がおでんの具を自分たち会社人間に例えて話すくだりは、お惚けのようでいて、実はとても深いメタファーです。
最後はスカッと明るい読後感。会社の人間関係に悩み、ストレスを抱えているすべての人に、絶対お勧めです。私もこの本に出会ったとき、ちょうどお客様からのクレームを処理して胃を痛くしていたのですが、読んだらすっきり、元気になりましたから。
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