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ぶたぶた日記 (光文社文庫)
 
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ぶたぶた日記 (光文社文庫) (文庫)

矢崎 存美 (著)
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出版社/著者からの内容紹介

ぶたのぬいぐるみが生命を持ったら!? 見かけはかわいいぬいぐるみだが、中身は知恵も分別も人一倍ある中年男・山崎ぶたぶた。義母(?)の代理でカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになったぶたぶたが、仲間の生徒たちの人生に温かな波紋を広げてゆく……。 くすっと笑えて、静かな感動が残るご存じ超人気シリーズ新作が、書下ろしで登場!


内容(「BOOK」データベースより)

ぶたのぬいぐるみが生命を持ったら!?見かけはかわいいぬいぐるみだが、中身は知恵も分別も人一倍ある中年男・山崎ぶたぶた。義母(?)の代理でカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになったぶたぶたが、仲間の生徒たちの人生に温かな波紋を広げてゆく…。くすっと笑えて、静かな感動が残る―ご存じ超人気シリーズ新作が、書下ろしで登場。

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5つ星のうち 5.0 心のいたみを笑って癒す、ぬいぐるみの物語, 2004/8/13
 おー、「ぶたぶた」の最新刊が出ている、と喜びいさんで買ってしまった。しかも期待通り面白かった。楽しく、笑えて、登場人物たちの心が癒される過程にほろっとさせられる。短編の名手が描く6編の日常ファンタジーだ。徳間デュアル文庫の「ぶたぶた」「ぶたぶたの休日」「刑事ぶたぶた」、と単行本の「クリスマスのぶたぶた」に続くシリーズの最新刊。

「ぶたぶた」は、バレーボールくらいのぶたのぬいぐるみ。だが、中身は温厚な中年のお父さんで、妻と子供がいる。しかもちゃんと会社にいったりお酒を飲んだり、日常生活になじんでいるのだ。作品では、毎回違う登場人物たちが、のんきで優しいこのぬいぐるみと出会うことで癒されていくすがたがユーモラスに描かれる。彼らはそれぞれに、少しばかりの心の痛みをかかえているのだ。

 とはいっても、お説教くささは一切なし。作者はそのへんよく分かっていて、押しつけの人生訓に含まれるトゲをきれいに抜き取ってくれている。しかも現実から目を逸らしていないし、安直な解決も示さない。
 ようするに、難しいことを一切考えずに、読み終わって何かを得たような幸せになれるような、そういう連作短編集なのだ。

 今回は、ぶたぶたが「エッセイ講座」のカルチャースクールを受講する。受講者は6人。講座を引き受けた少し自信のない若手小説家、上司のセクハラに怒れない内気なOL、引きこもり気味の女子学生、作家を夢見る主婦、リストラされた中年。
 それぞれの受講者のぶたぶたとの邂逅が、6話に分けて語られる。

 今作では、意外に文章上手なぶたぶたのエッセイが毎回披露されるのが楽しい。さらに通しで読むと、これがちゃんとした文章講座にもなっているのだ。名手の手になる、ささやかな極上の1品。読むとみんなにすすめたくなる。

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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 暖かくなる物語, 2005/12/19
ぶたぶたさんは、ひょんなことからエッセイの講座に通うことになります。
そこで出会った人々との交流が丁寧に書かれてます。
うまく行っている人は少なくて、みんな悩んで、つまずいている。
でもなぜかぶたぶたさんが関わると幸せに感じてしまうのです。
寒い今の時期こそ、読んで心から暖まってください。
ぶたぶたさん・・・大好きです。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 大好きなぶたぶたとの出会い, 2005/5/15
かわいらしい外見。ピンクのぶたのぬいぐるみ。
なぜ歩いてるの?なぜ喋ってるの?なぜおっさんなの?!
そんな読者の疑問の声を無視して物語は突っ走る。
いくつか読んだぶたぶたシリーズでこの『ぶたぶた日記』が一番面白かった。

前向きな姿勢。優しくて謙虚で、人懐っこい…。
一見、人からねたまれそうなほど人間として大切なもの・正しいものを手に入れているぶたぶた。
それでもぬいぐるみの姿だから嫌味がないのか?
…と思っていたらそんな考えが覆される本編最後のお話『今までで一番怖かったこと』
ほんわか癒し系の内容が続いた最後にこの話を持ってくるとは…。
ぶたぶたがどうしてこんなに優しくて、人懐っこくて、謙虚で、明るい
のかがわかる。
多くの悪意とそれと同じだけかそれ以上の善意に挟まれながら生きているぶたぶたを知ったら、少し元気が出て前向きになれた。
本当に明るく頑張っている人は、本当に辛くて、苦しくて、キツイことを経験して、他人の手を借りながらもそれを乗り越えた人なんだと思った。

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