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非属の才能 (光文社新書)
 
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非属の才能 (光文社新書) (新書)

by 山田 玲司 (著)
3.6 out of 5 stars  See all reviews (33 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

「非属の才能」の持ち主たちが教えてくれた、群れなくても幸せに生きることのできる方法。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山田 玲司
1966年東京都生まれ。チベットの高僧から歌舞伎町のホストまで、世界で最も多くの人に話を聞いている漫画家。小学生の頃から手塚治虫に私淑し、20歳で漫画家デビューした後、恋愛のマニュアル化を風刺した『Bバージン』(以下、小学館)で一気にブレイク。2003年、宮藤官九郎と共に『ゼブラーマン』で大人の問題に白黒つけつつ、現実世界に希望を求めて、対談漫画『絶望に効く薬』(「週刊ヤングサンデー」連載中)を開始。約100人目のオノ・ヨーコさんにインタビュー中、“非属”という概念を思いつく。生物オタで元バンドマン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 新書: 246 pages
  • Publisher: 光文社 (2007/12/13)
  • ISBN-10: 4334034292
  • ISBN-13: 978-4334034290
  • Release Date: 2007/12/13
  • Product Dimensions: 6.7 x 4.2 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 3.6 out of 5 stars  See all reviews (33 customer reviews)
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94 of 111 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 著者の言いたい事は理解できるが、本書が異端者へのエール足り得るか‥はギモン?, 2007/12/15
By コンタナトス (東京都) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
 現在成功している人々が「オレも昔はワルだったよ」と語るのと同じ構図で、「オレも昔は異端者だったよ」‥と言っているのではないか、と解釈できてもしまう本である。本書は学歴社会を痛烈に批判しているが、『学歴』を信じる人達と同じ種類の情熱と偏狭さで、著者は『非属』の素晴らしさを述べている。
 
 成功した人が高学歴であることは多い。そういう人は能力・立場・学歴がマッチしているので幸福な例である。しかし世の中には、10代後半に非常なラッキーによって一流大学に入学できたのはよいけれど、その後の実力と立場が学歴にマッチできない‥という人も大勢いるのである。

 同じ様に、「昔はオレも異端者でさ‥」などという成功者もそれなりの数は存在するのだろうが、「昔も今も異端者で、そしてこれからも異端者であり続けてしまう自分」を抱えて悶々としつづける人は多い。

 高学歴だからといって幸福や成功を手に入れられないように、非属や異端者だからといって幸福や成功を手に入れられるわけでは全くない。

 本書は、既に成功した人の過去として「異端者」を見つめているが、このサンプリングでは恐ろしいほどのバイアスがかかっており、おそらく著者の言いたいことは正しく伝えられる情報ではないと考えられる。

 現在の小児期や青年期の異端者・非属者たちから無作為にサンプリングした人達を追跡調査して、その結果が著者の言いたいことであるのなら、著者の主張は正しいことになる。

 著者の言いたいことは良く分かるのだが、その言いたいことを説明するために著者が用いる「例」が正しくないので、私には我田引水のハナシにも読めてしまうのである。
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46 of 55 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars この本がいまいち評価されない理由は何か:, 2008/1/14
この本のメッセージに励まされるのが非属の才能の持ち主だけだからでは無い。それはここのレビューを読んでもわかるとおりである。

また、著者の山田玲司の視野の偏狭さのせいでも無い。なぜなら、尖った意見が視野の広さを持つことはありえないからである。視野の広さばかりが売りの穏当な、実はあまり役に立たない新書が溢れかえっていることは周知の通りである。

それでは、この本が評価されない理由を最も的確に表しているキーワードは何か?

それは努力であると私は思う。

100冊の本を読みきったという町田町蔵の例は置いといて(というのも、彼の作品を読めば文学そのものへのアイロニーと、歴史とのギャップを楽しむ言語センスという、普通の人間が100冊の本を読んでも到達し得ない何かが一目瞭然だから)、この本はひきこもりを非属の才能の持ち主として賛美することはあっても、ひきこもりをやめた後にまっている、長い試練の道に関しては全く触れていない。成功者の陽の側面しか書いていないのも、同様の効果を生んでいる。

これはなぜか?それは、山田氏のこれまでの作品を読めばわかるように、氏は一生努力することを「当然」と考えている節があるからである。インディゴブルー、Bバージン、アガペイズ、NGからゼブラーマンに至るまで、いわゆる天才が周りを突き放して活躍する物語は一つも無い。いや、ドルフィン・ブレインはそうであったが、いまいち共感を呼ばなかったのか1巻とちょっとで打ち切りになっている。この「(死に物狂いの)努力を当然のものとして扱う傾向」は、「絶望に効く薬」にも顕著で、残念ながら絶薬があまり「説得力」をもって受け入れられない背景でもある(もちろん、甘えを許すことが説得力に繋がるべきではない。)。これはひとえに、氏が「生まれながらの才能」というものを「理解できない」というスタンスでいるか、「存在しない」と思っているためだ。

そう、つまり氏にとって才能というものは、努力の才能ないし非属の才能以外ではありえないのである。

成功者が常に努力するということは氏の作品の根底に偏在するテーマであり、それを踏まえたうえで読めば、☆5つの価値はあるだろう。そうでなければせいぜい☆3つがいいところであろう。
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22 of 29 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 引きこもりを修行と考える点は面白い, 2008/1/4
テレビのCMで夢を持てと励まされ、何時までも夢を見るなと笑われというのがありましたが、確かに親を含めた世間の評価ばかりを気にしていたらつまらない人間、人生になってしまうでしょう。つまらないといえばなぜ小説や漫画がテレビドラマ、アニメになると面白くなくなるかがこの本で分かりました。テレビ化すると多くの制約や圧力がかかるため、クレームが来ないように無難にまとめられてしまうからのようです。人間も非難を恐れて妥協ばかりしているとつまらなくなるのかも知れません。現在、引きこもっている人は下らないまたは異常と思っている世間と妥協できずに、親や世間の冷たい視線にも負けずに頑張っているのかもしれません。本書では引きこもっている期間を一種の修行と考え、非属の才能の熟成期間と捉えている点は面白いと思います。
私も6年ほど引きこもり経験があり、現在、経済的理由から勤めに出て10年になりますが、精神的には今のほうが楽です。さほど仕事が楽しいわけではありませんが、自分で稼いで家に生活費を入れている状態というのは安心感はあります。ただ、つまらない人間になってしまったのかもしれませんが。
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