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伊豆の踊り子ほか (読んでおきたい日本の名作)
 
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伊豆の踊り子ほか (読んでおきたい日本の名作) (新書)

川端 康成 (著)
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あの名作がこんなに読みやすくなりました。大きな文字、やさしい表記、親切な脚注。

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5つ星のうち 5.0 日本人はすごい, 2004/7/17
川端康成の文章を読んでいると、日本語の美しさを実感する。また、日本語の持つ意味の曖昧さや、感情表現の細やかさなどにも気付く。感情の微妙な揺れや微妙な人間関係を表現することに関しては、日本語は英語とは比べ物にならないくらい優れていると思う。日本人のノーベル文学賞の受賞者が少ないのも、日本語の持つこの細やかさが日本語がわかる人にしか分からないからかもしれない。
『伊豆の踊り子』では若い主人公が素朴な人々との交流を通して人の温かさに触れ、成長していく姿が牧歌的で静かな感動を呼ぶ。踊り子の少女との淡い恋愛が話にもう1つの味をもたせている。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 透き通った読後感, 2006/11/17
誰もが、ある時、人生に悲観的になってしまう
人の冷たさをひしひしと感じて、擦れた気分になるときがある
そんな時 この本を読んでほしい
川端康成の本はどれも読みやすいが、この作品は特に読みやすい

素朴な日本の風景を背景に、人の温かさを思い出す少年の旅
旅路で出会った少女に、少年は何か大切なものを思い出す
お金とか恋愛を超えて、少年はただまっさらな気持ちで少女と向き合う
だからこそ 最後は透明な涙が流れてくる
だからこそ 透き通った読後感がどこまでも残る
旅は永遠の出会いと、永遠の別れ
人は誰しも旅人なのかもしれない
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8 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 男尊女卑の思想が前面に, 2007/5/19
By 紫陽花 "玲瓏" (神奈川県相模原市) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
作者の初期の代表作とされている。伊豆を旅する帝大生と旅芸人の踊り子との淡い恋を日本的情緒の中で描いた名作と言われており、私が高校生の時に読んだ時もそのような印象を受けた(35年前)。

だが、今振り返って見ると、本作は川端の男尊女卑の恋愛感が如実に出た作品に思える。踊り子の帝大生への想いは純粋である。一方、帝大生は「旅の恥はかき捨て」感覚で踊り子と接している。帝大生には誠の想いがない。後年、旅館の女中に手を出そうとし、失敗した挙句に自殺した川端の恋愛感覚がそのまま出ている。

こうした歪んだ恋愛感覚を、日本的な透明感ある情緒的な文体で糊塗した醜悪な作品に思えてならない。
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