Product Description
ジョエル・オン・ソフトウェア ソフトウェア開発者、設計者、マネージャ、それに幸か不幸か何らかの形で彼らと働く羽目になった人々が関心を抱くであろう、ソフトウェア、並びに往々にしてソフトウェアに関連する諸所の問題について ソフトウエア開発で本当に大切なことは何か―。米マイクロソフトや米大手ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のJunoでソフトウエアの設計・開発に従事してきた筆者が、分かりやすい言葉で解説する。タイトルと同名の筆者自身のWebサイト(http://www.joelonsoftware.com)」で公開していたものを書籍化した。
例えば、よいプログラムができないと悩んだときには、難解な理論を導入する前に開発体制を見直すことを勧める。「ソース管理をしているか」、「新機能を追加する前に、既存のバグを直しているか」、「採用面接のときにコードを書かせているか」といった12の質問に答えれば、開発体制に問題がないかを判断できる。この質問をWebサイトで発表して以来、世界中の開発者から「役に立った」というメールが数多く寄せられたという。
プログラミングに長年携わってきた経験から、プログラミング言語そのもの、開発環境、仕様書の書き方、それにデバッグ方法などにも多くの誌面を割いている。
一つひとつの記述は“当たり前のこと”だが、現場でありがちな出来事をベースに整理されているため、分かりやすく、参考になる。
(日経コンピュータ 2006/02/06 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
あまりに多くのソフトウェアプロジェクトが失敗する。チームが製品を作るのにあまりに長くかかりすぎたり、誰も欲しがらない製品を作っていたり、あるいはそもそも何も完成できなかったりする。ソフトウェア開発について書かれた本の著者たちは、あまりに多くの場合、うまく行っていない古いアイデアを蒸し返していたり、うまく行きはしない新しいアイデアを考え出したりしている。そういうのを私たちは繰り返し見てきた。新しい流行りものが、失敗した古い流行りものを置き換える。マントラが現れ、みんなが繰り返す。「我々は構造化している、いや、我々はオブジェクト化している、いや、ユニファイされている、いや、エクストリームにアジャイルだ」。残念ながら変わっていないのは、コードを書いている人たちが不幸せで、仕事の時間の一瞬一瞬を忌み嫌っているということだ。そしてもう1つ変わらずにいるのは、開発チームの多くがソフトウェアの作り方を本当にはわかってないということだ。これはほとんどシュールな状況だ。大工の一団が家具を作ろうとしていているが、それを釘だけ使ってやろうとしているのを想像してみるといい。この混乱を取り払ってすっきりと見通せるようにしてくれる誰かを、私たちは必要としている。かつてある人が、作家の仕事というのは「なじみ深いことを新しいことのように見せ、新しいことをなじみ深いことのように見せる」ことだと言っていた。Joel Spolskyが何年にも渡ってやってきたのは、まさにそういうことだ。彼は私たちに教え、楽しませ、そして時には憤激させもするが、いつだって彼は、コンピュータの何もない画面の前に座ってやっていることについて、私たちに考えさせた。そうやってJoel on Softwareは、世界で最も人気のある開発者向けWebサイトの1つとなった。あなたは今、彼のサイトの中でも特に重要なエッセイのコレクションを、Joelの新たな洞察とコメント付きで、一冊の本として手にすることができる。(原書裏表紙より)