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「WebObjects」は使いやすいと話には聞くが、一体どこが使いやすいのか? 他のアプリケーションサーバーとの違いはどこにあるのか? そんな疑問に本書は答えてくれる。
WebObjectsで特徴的なのは、Enterprise Objects Framework(EOF)の存在である。EOFによって、Webアプリケーション開発者は単調なSQL文記述作業のくり返しから開放される。データベースの取り扱いは、一切がEOによってラッピングされ、同じアプリケーションで、データベースの入れ替えなどが簡単にできるようになる。
また、ユーザーインターフェースとロジックとの完全な分離も、大きな特徴の1つである。WebObjectsコンポーネントとEOFを結びつけることにより、GUIによる操作とEOFを利用するための短いソースコードで、ダイナミックなHTML出力を実現する。
本書は、WebObjectsによるアプリケーション開発手法を記述したチュートリアルである。最初にセットアップ方法、各種ツールの使用方法を記述した後、EOFの詳細、WOコンポーネントによる動的なHTMLの生成方法が記述されている。EOFは独特かつ強力なので、多くのページを割いて説明されている。
本書の対象バージョンは『WebObjects4.5』であるが、Java言語で紹介されているため、『WebObjects5.0』のユーザーにも適している。なぜなら、WebObjectsを理解する上でもっとも大切なことは歴史あるフレームワークを理解することだからだ。また、本書はある程度経験のあるユーザーを対象にしている。データベースをある程度経験していないとEOFの概念を理解するのは難しいだろう。また、やや記述が難解なため、最初からしっかり理解しながら読み進める必要がある。しかし、それさえ乗り越えられれば、とても先進的なWebアプリケーション開発手法を、自分のものにすることができる。(川藤一真)
内容(「BOOK」データベースより)
WebObjectsの運用・開発に最適な解説書。最新版5.0にも対応。