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リヴァトン館
 
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リヴァトン館 (単行本)

by ケイト モートン (著), 栗原 百代 (翻訳)
5.0 out of 5 stars  See all reviews (1 customer review)
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Product Description

内容紹介

メイドが語る、由緒正しき貴族の館で起きた悲劇。
哀しく、美しいゴシック風サスペンス


「好きなものを全部詰め込んだ
『私の宝箱』のような作品。
作者が他人とは到底思えません」――森薫さん(『エマ』漫画家)推薦!


イギリス『サンデータイムズ』ベストセラー1位
amazon.comベストブック・オブ・2008

-------------------------------------------

由緒正しきリヴァトン館に仕えたメイドとしての日々。
笑いさざめく貴族の娘達、厳格な執事の小言、心躍る晩餐会、
贅を尽くした料理の数々――
死を目前にした老女の回想は懐かしい日々をめぐり、
やがてあの悲劇へたどり着く。
思い出というにはあまりに濃密な記憶・・・・・。

-------------------------------------------

老人介護施設で暮らす98歳のグレイス。
ある日、彼女のもとを新進気鋭の映画監督が訪れる。
1924年に「リヴァトン館」で起きた悲劇的な事件を映画化するにあたり、
ただひとりの生き証人であるグレイスにインタビューしたいと言う。
封じ込めていた「リヴァトン館」でのメイドとしての日々が
グレイスのなかで鮮やかに蘇る。
ふたりの美しいお嬢様、苦悩する詩人、厳格な執事、贅をつくした晩餐会――
そして、墓まで持っていこうと決めたあの悲劇の真相も。
死を目前にした老女が語り始めた真実とは・・・・・。

滅びゆく貴族社会の秩序と、迫りくる戦争の気配。
時代の流れに翻弄された人々の愛とジレンマを描いた美しいゴシック風サスペンス。


内容(「BOOK」データベースより)

老人介護施設で暮らす98歳のグレイス。ある日、彼女のもとを新進気鋭の映画監督が訪れる。1924年に「リヴァトン館」で起きた悲劇的な事件を映画化するにあたり、ただひとりの生き証人であるグレイスにインタビューしたいと言う。封じ込めていた「リヴァトン館」でのメイドとしての日々がグレイスのなかで鮮やかに甦る。ふたりの美しいお嬢様、苦悩する詩人、厳格な執事、贅を尽くした晩餐会―そして、墓まで持っていこうと決めたあの悲劇の真相も。死を目前にした老女が語り始めた真実とは…。滅びゆく貴族社会の秩序と、迫りくる戦争の気配。時代の流れに翻弄された人々の愛とジレンマを描いた美しいゴシック風サスペンス。イギリス『サンデータイムス』ベストセラー1位、amazon.comベストブック・オブ・2008。

Product Details

  • 単行本: 640 pages
  • Publisher: ランダムハウス講談社 (2009/10/16)
  • ISBN-10: 4270005424
  • ISBN-13: 978-4270005422
  • Release Date: 2009/10/16
  • Product Dimensions: 7.4 x 5.2 x 1.3 inches
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (1 customer review)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #17,265 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

    #6 in   > 文学・評論 > ミステリー・サスペンス・ハードボイルド > 外国の著者 > マ行の著者
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5.0 out of 5 stars 抱きしめたくなる1冊, 2009/10/30
By hiroko (Musselburgh) - See all my reviews
かつてジュリエット・ビノッシュとラルフ・ファインズの名作「嵐が丘」の冒頭のシーンで作者のエミリー・ブロンテが荒野にたたずむ廃墟を訪れ、かつての栄華と衰退そして歓喜と悲劇をイメージしたのと同様に、イギリスにはこういった廃墟や一般公開された城、そしてマナーハウスを訪れるたびに私自身もさまざまな映像をめぐらせては想像力を働かせて楽しんだりしている。
自分自身がこのイギリス/スコットランドに身を寄せてから、この地の歴史や文学そして文化が曲がりなりにもしみこんでいる現在。
コスチュームものは、ハリウッド映画よりもBBCの多くの優秀なドラマがちまたに溢れている。
年末になると、筆頭株主であるディケンズを先頭にジェーンオースティンやブロンテ姉妹、シャーロックホームズ、アガサクリスティーなどなどのコスチュームもののドラマが目白押しになる。
そういうモノを見慣れているせいだろう、やはり自分はこのイギリスの歴史を背負ったドラマが大好物である。

第一次世界大戦の足音が近づくイングランド。
男たちの思いを他所に上流貴族社会では華やかさに贅を尽くしていた。
母親が仕えてきたリヴァトン館へ14歳という少女グレイスが奉公に出る。
館には自分と同じ歳のハナがいた。
だが、彼女は上階で自分は下階。
ハナには妹と兄がいた。
あるとき、街でばったりハナと出会う。
ここで起こった小さな誤解が後々になってなんとも大きく人の生死にまつわる大事件へと物語を引き込んでいく。

イギリスの階級社会を描き最も成功した映画を思い出されてくれる。
ゴスフォード・パークだ。
イギリスの俳優人総出の素晴らしい映画だったが・・・
この脚本を書いたJulian Fellowesはこれでオスカーを受賞しているが、ドラマの方でも大活躍していた。
Monarch of the Glenのシリーズは500年の伝統を誇るスコットランドのお城とそこの御曹司を巡っての物語で、それはそれは美しいスコットランドの隆起に満ちた光景と素朴な人々が印象的なドラマでずっと見ていたが、彼自身もこの近隣の友人役で出演していた。


さて、最初はかなりゆるやかなペースだが、中盤からぐんぐんと引き寄せられていく。
ちょうど時代が変わってゆき、戦争が封建的なイングランドの社会をどんどんとモダン化へ向けてアメリカの文化が流れ込んでくる。
それと同時に文学の世界でもジェーン・オースティンからブロンテ姉妹へそしてアーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズからアガサ・クリスティーのポアロへとミステリー愛読者たちも変わっていくといったように時代の移り変わりそしてその背景の文化も同様に変化していく様子が手に取るように書かれている。

読み終えたあとにずっしり残るやるせなさ・・・どうしてその長い年月の間に話す機会が出来なかったのか。。。と悔しい思いに囚われてしまうだろう。
リヴァトン館が繁栄している間に描かれる描写は実に目の前にその光景が浮き出てくるようなリアル感がある。
特に庭の花々に至る細部までもしっかり丁寧に描かれている。
まさに宝石箱のようだ。物語事態がこのリヴァトン館で起こった歴史と悲劇の映画化のための取材から始まるのだが、これはまさに実際でも映画化を強く強く望んでしまう。

読み終えた後、この本をいとおしくしっかりと抱きしめたくなる・・そんな1冊でした。

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