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力学系の基礎 (カオス全書)
 
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力学系の基礎 (カオス全書) (単行本(ソフトカバー))

国府 寛司 (著), 山口 昌哉 (編集), 合原 一幸 (編集)
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,730 国内配送料無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、カオス的現象を理解し研究するために必要となる力学系の基礎的概念を読者に提供するものである。


内容(「MARC」データベースより)

力学系の中心的概念の1つである「双曲性」がいかなる形でカオス的現象に結びついているかを明らかにし、力学系とその軌道や不変集合に関するごく基本的概念の定義や例などを述べる。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 121ページ
  • 出版社: 朝倉書店 (2000/12)
  • ISBN-10: 4254126727
  • ISBN-13: 978-4254126723
  • 発売日: 2000/12
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 111,496位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 力学系の理論を鳥瞰できる本, 2008/8/13
 元々,カオス全書という,カオス全般についての諸テーマを取り上げたシリーズの一冊であり,数学としての力学系理論の基本事項を,「双曲型」という“数学的に最も基本的かつ重要な”性質を持つ力学系を中心に書かれてある.表題の通り,力学系の基本概念全般について述べた本でありながら,そのページ数に対して内容は非常に”濃厚”であると思う.
 特に異色なのは第2章で,「カオスの定義」について述べられてあり,有名なDevaneyの定義をはじめとして,これまで様々に提案されたカオスの定義について,交通整理をしている.そして,カオス的不変集合,力学系がカオス的であること,軌道がカオス的であること,の区別の必要性,そして様々なカオスの定義の間に,強弱の幅があることを指摘している.このことは研究者の世界では当たり前のことなのかもしれないが,私のような一般人には,カオスという現象を”数学的に捉える”ことにも様々な解釈があることに驚かされる.
 このことからも,この本は力学系(カオス)を学ぶための教科書ではない.他方で,力学系の基本的概念について,読者の数学的素養に応じて,細部にわたる理解はともかく,力学系の理論の全体像が掴める,ありがたい本である.しかも,力学系の研究において,今までに何がわかっており,まだ何がわかっていないかまで明確に述べられている.さらに,力学系研究の進んでいく方向についても解説されており,いわば力学系の理論を鳥瞰できるような本である.
 同シリーズの刊行は,残念ながら中止になったようであるが,日本人の手による,次なる力学系のスタンダードな教科書が出版されることを改めて望むのは,私だけだろうか.
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