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復讐法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
 
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復讐法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫) (文庫)

ヘンリー・デンカー (著), 中野圭二 (翻訳)
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

裁かれるべきは復讐か、それとも――。法の正義を読む者に熱く問いかける、感動の法廷サスペンス!

その時、法は悪に味方した。娘を強姦・殺害した男が法の抜け穴を突き、放免されたのだ。父親は憎むべきその男を白昼の路上で射殺し復讐を遂げるが、自首した彼に有罪判決が下ることは確実――しかし、信念に燃える少壮の弁護士ゴードンはこの父親を救うべく勝ち目のない裁判に挑んだ! 規範と同情の狭間で葛藤する陪審員たちは、いかなる決断を下すのか。法と正義の相克を鋭く描き切ったリーガル・サスペンスの先駆的傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

その時、法は悪に味方した。娘を強姦・殺害した男が法の抜け穴を突き、放免されたのだ。父親は憎むべきその男を白昼の路上で射殺し復讐を遂げるが、自首した彼に有罪判決が下ることは確実―しかし、信念に燃える少壮の弁護士ゴードンはこの父親を救うべく勝ち目のない裁判に挑む!規範と同情の狭間で葛藤する陪審員たちは、いかなる決断を下すのか。法と正義の相克を鋭く描き切ったリーガル・サスペンスの先駆的傑作。

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5つ星のうち 4.0 「法」の矛盾と正義のありようを鋭く追及したリーガル・フィクション, 2009/12/1
By Wakaba-Mark - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
’84年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門で第1位に輝いたリーガル・サスペンス。

66才の倉庫会社事務員のデニス・リオーダンは、愛娘を強姦され殺害された。しかし犯人は法の抜け穴のため無罪放免となってしまう。彼の妻もそのショックと悲しみから衰弱して死んでしまった。彼は復讐のため、生まれて初めて拳銃を購入し、自ら憎むべきその黒人男を射殺して自首する。凶器と目撃者と理性的な自白がそろった有罪確実な状況で、リオーダンの弁護人に指名されたのは上司とけんかして検事局を辞職し、今は仕事にあぶれる28才の青年弁護士ベン・ゴードン。

リオーダンの望みは無罪になることではなく、法の不備を告発することにある。ゴードンはその願いをかなえた上で、無罪判決を得るという二重の困難に臨まなければならない。
ストーリーは法廷場面に終始し、そんなゴードンの弁護のありようを、判事、検察官、陪審員たちの動きと共にスリリングに展開してゆく。ゴードンは、圧倒的に不利な立場で、前代未聞の戦術に一か八かの賭けに出る。

本書の読みどころは、法によって裁かれない者を私怨によって仇討ちすることが果たして認められるかという問題と、そもそも犯人が無罪になってしまうという法体系の矛盾を、ゴードンの法廷での弁護士としての苦闘に加えて、人種差別問題やマスコミや大衆の反応、陪審員たちの討論をつぶさに綴ることによって、鋭く告発しているところにある。

本書は、結末の陪審員たちの評決まで、目が離せない、手に汗握る、法廷闘争そのものを描ききった力作である。
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5つ星のうち 4.0 古さを感じさせない, 2009/11/4
週間文春1984年 総合1位

娘を殺害した犯人を、射殺したデニス・リオーダン。青年弁護士ベン・ゴードンは、自白あり、物的証拠ありの圧倒的不利な状況の中、老境のリオーダンの弁護を担当することとなった。くつがえすことのできない殺人という事実を前に、どのように被告を救うのか。十二人の陪審員の前で、孤立無援のベンの闘いがはじまる ・・・

昨今の陪審員制度もあってか復刊した感がある20年以上前の作品。が、古さは全然感じない。違法証拠の排除法則という米法制度の矛盾を前にして、苦悩しながら前進するベンの姿が清々しい。本編をつうじて変化する、恋人や、同僚であり敵である検事、権威の象徴である判事、自暴自棄であった被告と、ベンとの関係が、人間くさくてとても良い。並行して、展開する陪審員達の論戦では、この制度の難しさを見せられた(本作の結論は、あっさり気味ではあるが)。興味の中心は、リオーダンの判決なのだが、結末は、米国らしいのだろう。日本では、ありえないかも。

欠点といえば、日本語タイトル。「復讐法廷」は如何なものか。ちとピンとこないなぁ。
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