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荒野のホームズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1814)
 
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荒野のホームズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1814) (新書)

スティーヴ・ホッケンスミス (著), 日暮雅通 (翻訳)
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

洪水で家も家族も失ったおれと兄貴のオールド・レッドは、いまでは西部の牧場を渡り歩く、雇われカウボーイの生活を送っている。
だが、ある時めぐりあった一篇の物語『赤毛連盟』が兄貴を変えた。その日から兄貴は論理的推理を武器とする探偵を自認するようになったのだ。
そして今、おれたちが雇われた牧場は、どこか怪しげだった。兄貴の探偵の血が騒ぐ。やがて牛の暴走に踏みにじられた死体が見つかると、兄貴の目がキラリと光った……
かの名探偵の魂を宿した快男児が、西部の荒野を舞台にくりひろげる名推理。
痛快ウェスタン・ミステリ登場


内容(「BOOK」データベースより)

洪水で家も家族も失ったおれと兄貴のオールド・レッドは、いまでは西部の牧場を渡り歩く、雇われカウボーイの生活を送っている。だが、ある時めぐりあった一篇の物語『赤毛連盟』が兄貴を変えた。その日から兄貴は論理的推理を武器とする探偵を自認するようになったのだ。そして今、おれたちが雇われた牧場は、どこか怪しげだった。兄貴の探偵の血が騒ぐ。やがて牛の暴走に踏みにじられた死体が見つかると、兄貴の目がキラリと光った…かの名探偵の魂を宿した快男児が、西部の荒野を舞台にくりひろげる名推理。痛快ウェスタン・ミステリ。

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5つ星のうち 5.0 ホームズ物語は焚き火のそばで, 2008/9/21
 19世紀も後半の、遥かなる大西部。荒野で読まれる「赤毛連盟」。聞くは文字の読めない赤毛カウボーイ、オールド・レッド。ホームズを神とあがめ、探偵に目覚めた彼は、弟ビッグ・レッドをワトソン役に、雇われ先の牧場の難事件を解決します。
 ホームズ本人は登場しませんが(滝つぼに落っこちたのです!)正典「独身貴族」の登場人物たちが、重要な役回りで登場します。
 西部ものではおなじみの乾いたブラックジョーク満載の「痛快ウェスタン・ミステリ」です。
 ちょっとひねったホームズ・パスティーシュですが、当時の雇われカウボーイの生活の細部がきっちり描かれ、シャーロッキアンはもとより西部劇ファンにおすすめです。
 地味めながら、続編の訳出の待たれる好篇。




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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ホームズもののパスティーシュを超えた、“存在感”あるウェスタン・ミステリー, 2009/3/10
By Wakaba-Mark - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
’08年、「このミステリーがすごい!」海外編第9位にランクインした、スティーヴ・ホッケンスミスの長編デビュー作。

時は19世紀末。ところはアメリカ北西部モンタナ州の荒野の牧場。洪水で家族と財産をすっかり失った‘おれ’ことビッグ・レッドと‘兄貴’のオールド・レッドの兄弟は、西部の牧場を渡り歩いた末に、ここで雇われカウボーイの一員となった。このバー・VR牧場はイギリスからやってきた貴族がオーナーをつとめており、どこか怪しげでキナくさい。
彼らは監禁同然の扱いを受けるが、やがて牛の暴走に踏みにじられた死体が発見される。さらには、密室状況下で黒人カウボーイが額に銃痕のある状態で死んでいるという事件も発生する。

‘おれ’が語って聞かせるシャーロック・ホームズの物語にすっかり心酔した‘兄貴’はこの名探偵よろしく、どちらも殺人事件として調査を進めてゆく。

ホームズが実在の人物として扱われていたり、読み書きのできない‘兄貴’が、ワトスン役の‘おれ’を従えて大西部のホームズとして、その魂を宿して活躍したりという設定はユニークである。

本書は、ウェスタンとホームズの謎解きという一見、ミスマッチな取り合わせながら、それを感じさせない、古今東西のホームズもののパロディやパスティーシュを超えた存在感と読みごたえが‘兄貴’にも‘おれ’にもあり、カウボーイ小説の醍醐味をたっぷり盛り込みながら、かつホームズばりの謎解きの興味を加えた、痛快なミステリーである。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ホームズにも登場願いたい, 2008/9/3
タイトルに「荒野」と「ホームズ」が二つ並んでいるのが面白く、読み始めた。
ホームズ好きの兄と共にカウボーイの仕事をしている弟が、ワトソンよろしく、語り手となっている。
この弟の語り口が面白かった。
兄が事件を探る様子を、ハラハラしながら、全幅の信頼を寄せることはなく、語っている。
そこには、控えめながらも愛情が感じられて、時にはしんみりとさせられた。
ホームズが小説中の探偵というだけでなく、実在しているという設定というのが楽しい。
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