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14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)
 
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14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書) (新書)

内田 樹 (著), 名越 康文 (著)
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いったいこの時代に子を持つというのはどういうことなのか。「子どもたちの暴走」にどう対処すればいいのか…。思春期の子どもたちと日々向き合う精神科医と、「成熟」や「学び」について考えつづける仏文学者が徹底的に語り合う。役割としての母性、「子どもよりも病気な」親たち、「ためらう」ことの大切さ、脳と身体の関係など、意外な角度から親子の問題を洗いなおす。少しだけ元気の出る子育て論。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内田 樹
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論

名越 康文
1960年奈良県生まれ。精神科医。思春期精神医療に携わる一方、漫画やテレビの分野でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 礼儀とはルーティンワークである, 2009/1/2
こんにちは

我が子も4歳になったので、これからは徐々に厳しく躾けていこうと思っています。
3歳まではたっぷりアマアマに育ててきましたしね。
一度にあれこれやるとパンクしますから、ごくごく基本的なことをひとつずつ徹底していく。
まずは教育哲学者の森信三氏の提唱する「躾の三原則」から始めていこうと思っています。

1.挨拶をきちんとせよ
2.返事はハイとはっきりきびきび
3.靴をそろえ、椅子をきちんと仕舞う

ごくごく平凡な躾です。
でも大人でも(大人だから?)できるようでできないですよねー。

最近の若い人を見ていて気になるのは、まあぼくも若い頃はそうだったかもしれないんだけど、お礼も挨拶も返事もやればできるのに、必要なときなのにしないときがあるんだよね。
どういうときにしないのか、その傾向をじっくりと観察してみました。
わかりました。
機嫌の悪いときはしない。
そういうはっきりした傾向があります。

若者たちは、自分が機嫌悪いとき、気分が優れないとき、疲れているとき、悲しいときなどなど、お礼も挨拶も返事もしなくてもいいと思っているらしい。
オレ様優先なんだよね。
おもしろい、おもしろい。

あ、おもしろがってちゃいけませんね。
それって損なことだと思います。
若いうちならそれもまあ可愛いとも言えるんですが、ある程度の年齢になってもそれじゃあ下品なんです。

内田樹/名越康文『14歳の子を持つ親たちへ』新潮新書\680-から引用します。

###
「しつけ」って言い換えればルーティンということでしょう、要するに。
ある布にこうやって折り目つけることが必要なら毎日同じことをやってると、必ずここにいつの間にか折り目が出来るんです。
折り目正しいと言うけども、折らなきゃダメなんです。
何度も何度もこうやって。(内田、196p)

ルーティンというのは植木鉢の土の部分なんです。
土の部分っていうのは、同じことを繰り返していくと練れてきて。
そうすると初めてそこから木が生えてくるんです。
これがないと何も生えやしないんです。
ところがみんな土壌を作らないで花だけ咲かせようとする。
そんなの無理ですよ。(内田、199p)
###

躾や礼儀って、自分がどんな状況でもコンスタントにやれるものなんです。
やれなきゃいけないものなんです。
なぜならそれは、「相手への配慮」が基本だからです。
自分が機嫌が悪いときは相手に配慮しない、というわけにはいかないものだからです。

風邪をひいて具合が悪いときでも、知っている人にあったら挨拶する。
プライベートで悲しいことがあっても、上司に呼ばれたらきちんと返事をする。
逆境の中にあっても、靴はそろえ、椅子は仕舞う。
それが「折り目正しい」ことであり、礼儀なんです。
そうできるようにすることが「躾」なんだと思うんです。

そしてそうできるから、周りの人も認めてくれ、やがては自分へとよいことが帰ってくる。
あいつ、大変な状況なのによくやっていて、けなげなヤツだなー、って思ってもらえる。
躾は、身が美しいと書くとおり、周りの人に<品>を感じさせるものなんです。

躾はどれも、平凡なことかもしれません。
でもそれを、いついかなる時でもできるように身につけるのは大変なこと。
平凡こそ素晴らしく、なかなか得難いものなんだと思います。
平凡なんだけどなかなか身に付かなく、いったん身に付くと人生のアドバンテージになるんだと思っています。
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34 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 この本に結論や回答を求めてはいけません, 2007/1/25
By 涌太郎 (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
「最近は両親が二人そろって塾の保護者会へ出席する」
「小学校の移動教室への出発のとき、多くの親がバスの窓越しに見送りに来る」
「学校の保護者会ではクラスのことよりも我が子に関する発言が多い」
----同世代の医師の本に書いてあったことだが、そんな馬鹿な、と思っていた。
だが、ご本人に確認するとそれは事実らしい。
40代、50代なのにも係わらず、未熟としかいいようがない親や、
そんな親に育てられた子供たちに、ここ何年か翻弄された。
急速に人の心やもの考え方が変わっているのだと認識をあらためざるをえない。

本書は、そんな激変している人の心に日常的に接している、精神科医・名越康文と大学教授・内田樹の対談である。

『これを読んでなにかがわかる、とか処方箋が手に入る、と思ってはいけない。
子供のあるべき姿も示さないし、放任も認めない。ではどういう手だてがあるのか?
その疑問の手がかりを提供するのが、この本の目的』----前書きで内田がこう断っている。

日本総体が、自分も含めて狂ってしまった、そうとしか考えられない。
狂った人間は自分が狂っていることを知らない。内田と名越がいうように
「狂いすぎている人は発症しない」ないで、そのかわり周りにいるものを狂わせる。

「透明な存在という僕」と表現した神戸の少年A。だが、電車のなかで化粧をする女の子には「他者が透明」になっている。少年Aより怖いのはどちらなのか?

世界は、いや少なくとも日本は完全に行き詰まったことを思い知らされる。

名越氏と内田氏は互いに深く共鳴しあってるが、残念ながらその部分はこの対談ではうまく読者に伝わってこない、次回の両者の対談に期待する。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 人間的な関わりが芽生えていない子どもたちがなぜ増えているのか, 2008/10/3
By パッション太郎 (東久留米市ってどーこか?) - レビューをすべて見る
「親を殺す子ども・・・憎しみや怒りが・・原因ではない・・人間的感情を経験していないからこそ親を殺す・・「親を殺したい」・・子どもたちは、実際に殺した子の百倍はいる・・「生ゴミが臭い」みたいな、もう排除したくてしたくてしかたがない感じなんじゃないかな。p.38-39」「コミュニケーションとは、・・自分の意見をはっきり発信できることp.53」ではなく「何を言っているのかわからないことを受信する能力p.53」「子供って、年長者でかつ社会的にある程度承認されている人から承認されるっていう形でしか自己掌握できないp.70」「知性というのは情緒の豊かさp.84」「敬意とか信頼とか愛とかいう概念は、子どもの内側には存在しないから、教えるしかない・・でも言葉で言ってもわかるわけがないから、親が子どもに対して・・示してあげるしかないp.185」「ルーティン・ワークがないとしつけができない、しつけがなかったらコミュニケーションも成り立たないp.197」シンプルで重みのある言葉が並んでいる本。方や精神科医で方や哲学研究者なのに、なぜこの二人はこんなにも意見が一致するのだろうか。男で一つで子どもを育ててきた内田先生の経験が主張に重みを与えている。
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名越さんもおっしゃっているように、「親のほうが終わっている」
場合が多いのですから。しかも、このタイトルから想起されるような... 続きを読む
投稿日: 2005/7/12

5つ星のうち 5.0 何度も読み返したい本です
中学生の子を持って感じている事に、あまりに多くの的確なしかも思っても見なかったような指摘を受けて、一体この人たちはなんだろう?と思いました。対談の形でこれだけ中... 続きを読む
投稿日: 2005/6/30 投稿者: らっきょうたまねぎ

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