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世界の果ての庭―ショート・ストーリーズ
 
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世界の果ての庭―ショート・ストーリーズ (単行本)

by 西崎 憲 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

イギリスの庭園と江戸の辻斬りと脱走兵と若くなる病気にかかった母と大人の恋と謎の言葉…。前代未聞の仕掛けに、選考委員の椎名誠氏は「ハメラレタ」と、小谷真理氏は「アヴァンポップでお洒落な現代小説の誕生」と絶讃。幻想怪奇小説の翻訳・紹介で知られる著者の満を持しての創作デビュー!第14回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。


内容(「MARC」データベースより)

イギリスの庭園と、江戸の辻斬りと、脱走兵と、若くなる病気にかかった母と、大人の恋と、謎の言葉…。奇想天外で悪辣で美しい物語。幻想怪奇小説の翻訳で知られる著者が創作デビュー。日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

Product Details

  • 単行本: 197 pages
  • Publisher: 新潮社 (2002/12)
  • ISBN-10: 4104572012
  • ISBN-13: 978-4104572014
  • Release Date: 2002/12
  • Product Dimensions: 7.4 x 5.4 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 3.6 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #522,234 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

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9 of 10 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 通して読んで、飛ばして読んで, 2003/1/4
「庭」に関心を持つ小説家と日本の近世思想・国学を研究するアメリカ人との恋愛、その小説家の書く小説、アメリカ人の研究対象者について、次元の異なる世界をさまよう脱走兵の話 ― 様々な世界がが数ページずつ入れ替わり立ち代り描かれる。

どの世界もどろどろしたものや激しい起伏がなく、淡々とつづられるが、ついひきこまれてしまう。そして、それぞれの話が終わったとき、「この先はどうなるんだろう」という余韻が長く尾をひく。

しかしそれは逆にいえば盛り上がりに欠け、いささか心象風景の描写に偏りすぎているという言い方もできる。したがって最後のページまで来たときには「・・・だからそれでどうだっての?」という感想を抱く人もあろうと思われるが、この辺はもう完全に、読み手の好みの問題だと思う。

私は今、それぞれの話だけを通して読んでみている。どれも、きれいな短編だと、私は思う。

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5 of 6 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars なんで「物語」には「結末」がなくてはならないのだろう?, 2004/10/12
By 野良猫 - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
 英国式の庭園を偏愛する作家リコの一人語りから開幕した物語は、院生時代、教授と深い関係になって英国に留学したりするリコの回想、パーティでであった近世日本文学研究者のアメリカ人・スマイスとの関係、スマイスの研究対象でもある幕末期の文人、御杖がスマイスの祖父の手紙の中に書いた暗号じみた文章の謎、儀仗の小説「辻斬り」の抜粋か粗筋らしい文章、どうやらリコの祖父でもあるらしい、旧陸軍脱走兵が体験する奇妙な死語の世界の放浪記、リコの回想なのか創作なのか、「何年も前に家を出て、帰還してきた母が若返っていく」という物語、などが断章として配置され、展開していく。ページの最初から読み進めていくと、分岐していく複数の物語を平行して追いかけていく形になる。そして、一旦分岐したそれぞれのエピソードは、必ずしも合流はせず、それぞれに分岐したまま、それぞれそれなりの「結末」を迎える。
 一見無秩序で「ゆるい繋がり」しかもたないように思わるそれぞれのエピソード群も、端正で揺るぎのない文章もあってか共通した印象を受けたわけで、なんでそう思ったのか読後しばらく頭の隅に引っかかっていたわけですが、「時間」と「空間」、というキーワードを思いついた途端、個人的に、なんとなく腑に落ちました。公的でも私的でもない「庭」という「空間」を散策することを好むリコ、おおよそ「無限大」といっていい、人工的な死後の世界をさまよう脱走兵、現代のエピソードとリコの過去の回想、それに近世の文人の事跡や小説が等分に比重を置いて語られる構成、なにより、「どんどん若返っていく母」という、「時間を遡る」設定などを考慮すると、やはり、「時間」や「空間」的な制約を緩め、読者に横断的に視点を与えようとしている著者の意図を感じないわけにはいかないわけで、それはちょうと、庭園を散策する際、時間帯が異なれば、光線の加減が違って、同じ庭でも別の顔を見せるような感じで、そういう意味では、本書自体が、それなりに複雑な隘路を縦横に走らせた「庭園」で「読者」という散策者を待っている、ということもいえるかと。
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10 of 14 people found the following review helpful:
2.0 out of 5 stars 深くて不明, 2004/1/10
By A Customer
どうして、相互に関係の無い話をランダムに並べると「すばらしい」のかが理解できないのは、自らの感性の無さでしょうか?
大賞の受賞作ですから、と思い期待して読んだのですが、あえて言いましても、私は「ちっとも面白くない」と思います。
次回作が出たら、この著者の深さを理解できるかもしれないのでぜひ読んでみます。
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Published on 2006/2/22 by say

5.0 out of 5 stars 読み手も手練れでないと・・・
売れるタイプの小説ではありません。著者は翻訳家としてのキャリアも十分ある人で、最近のポット出の若者の「受賞作」や泣きどころみえみえのベストセラーにうんざりしてい... 続きを読む
Published on 2005/6/6 by chino108

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