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青い鳥 (単行本)

重松 清 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

村内先生は中学の臨時講師。言葉がつっかえて、うまくしゃべれない。でも、先生は、授業よりもたいせつなことを教えてくれる。いじめ、自殺、学級崩壊、児童虐待…すべての孤独な魂にそっと寄り添う感動作。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

重松 清
1963(昭和38)年、岡山県生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。’91(平成3)年、『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年、『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001(平成13)年、『ビタミンF』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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25 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 そっと寄り添ってくれる物語, 2007/7/24
まさに重松清にしか書けない作品だと思います。
中でも最初の短編の「ハンカチ」、最後の「カッコウの卵」は秀逸です。

村内先生はうまく話せない、だから「大切なこと」しか言わない。
うまく話せないが故に伝えることが出来る思い、それは「そばにいること」「ひとりぼっちじゃないと伝えること」。
「先生は、ひとりぼっちの。子の。そばにいる、もう1人の、ひとりぼっちになりたいんだ。だから、先生は、先生をやってるんだ」という文中の言葉が、この本のテーゼなんだと思います。

孤独を感じたことがある方には、是非一度手にとって読んで頂きたい1冊です。
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20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 大切なものに気がついて下さい, 2007/11/16
大学生活の中でしたいと思ったことは、たくさんありました。
その道を選択するか、選択しないかは別として、教員免許を取得したのも、したいこのとひとつでした。
そして、限りある時間の中で、教員免許を習得するための授業を受け、教育実習のため母校へ行き、教壇に立って初めて、
「先生って、すごい」と、心から思いました。
40人の生徒を前にして、初めて[教師]という職業の重さを知り、生半な気持ちでなることは、けっしてできないと思いました。

だから、この本を読んだとき、涙が止まりませんでした。
かつて中学生だった自分の気持ちは、もちろん良く判っているし、教師にならなかったけど、少しは教師側の気持ちや事情も
判るようになった今だからこそ、余計に切なさが増すのかもしれません。

この本には、8つの話が綴られています。
最後の「カッコウの卵」以外のお話の主人公は中学生。それぞれが、心の中に色々抱え込んでいて、そんな時に村内先生が
やってきます。
大切なことを伝えるためにやってきて、それを伝えることができればいなくなってしまう先生に、「もう大丈夫。次へ行かなくても
良いです」と、そう言える時がくるようにと、心から祈りたくなります。
何故なら、この「カッコウの卵」は、中学時代に村内先生と出逢った主人公が成長して、後に村内先生と再会するお話なのですが、
この時点でも学校の中は、昔と変わらず、村内先生を必要とする生徒が大勢いるからです。

大切なものは何かを知るために。または、大切な何かに気づくために。大切なことだからこそ、ちゃんと声にして伝えることが
できるように。
大人も子どもも、すべての人に読んで欲しいと思った本です。 


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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 間に合った・・, 2008/3/7
あ〜やっぱり私は重松清さんの小説が大好きです。

リアルな問題を描いている小説が多いのだけど、
最後には心が洗われるとゆうか、
ほっとするようなものが多いと思う。
(といっても、まだ10冊くらいしか読んでないのですが・・)

吃音の国語の村内先生。たいせつなことしか言わない先生。
ひとりぼっちの子のところに救世主みたいに現れて「大切なこと」を伝えて、
次の学校に去っていく非常勤講師の先生。

最初のハンカチと最後のカッコウが特にオススメです。
ハンカチは場面かんもく症の女の子のお話。

最近知り合った私のともだちにも、場面かんもく症だった子がいます。
今その子は喋れるようになったけど、普通のお喋りはまだ難しいのです。
お話にも感動して涙がでてきたけど、
ともだちの辛かった過去を思い色々考えさせられました。

カッコウはかつて村内先生に「間に合った」と言われた生徒のその後のお話。
涙涙のお話でした。

短編でそれぞれのお話は繋がっていないので、
どれが好きといわれたらこの2つですが、
できれば全部読んでほしいです。
最初から読めばきっと、最後の心からでる気持ちの大きさが違うと思うんです。

特に印象に残っている先生の言葉が
「人を踏みにじって、苦しめるのがいじめ。
人を苦しめていることに気づかず、
苦しくて叫んでいる声を聞こうとしないのがいじめ」

「先生にできるのは、みんなのそばにいることだけです」

「嘘をつくのは、その子がひとりぼっちになりたくないからですよ。
嘘をつなかいとひとりぼっちになっちゃう子が、嘘をつくんです」

「ひとりぼっちが二人いれば、それはもう、
ひとりぼっちじゃないんじゃないか」

です。

村内先生にたくさんのことを学びました。
今もどこかの学校にいてほしいです!
そしてどこかにいるなら、絶対間に合っていてほしい。

そして村内先生のように
「ひとりぼっちの子に、たいせつなことを教えてくれる」
先生が増えたらいいなぁと思いました。

「ばんざい、ばんざい、ばんざい」
村内先生にも送りたい言葉です。

ついつい長くなってしましました。
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