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会社がなぜ消滅したか―山一証券役員たちの背信 (新潮文庫)
 
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会社がなぜ消滅したか―山一証券役員たちの背信 (新潮文庫) (文庫)

by 読売新聞社会部 (著)
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Product Description

ブックレビュー社

300ページ近い秘匿文書と1000人以上のインタビューを元に書き下ろした山一崩壊の内部ドキュメント
1997年11月24日,山一証券自主廃業を発表。負債総額3兆5000億円,グループ全体の社員数1万人,預かり資産約24兆円,戦後最大の倒産となった。巨大証券を消滅させたものは何だったのか。山一破たん後,最後の社長たちからの依頼によって責任究明にあたった「法的責任判定委員会」は,報告書でこう結論づけた。「(債務隠しは)役員の誰かが単独にできるはずもなく,(中略)複数の部門と,その部門の責任者による有機的なチームワークが必要であった。それこそ山一證券の社風である一糸乱れぬ見事な協業体制があった。(中略)このいわば社会の恥部を知った,秘密サークルに属している部門の責任者が会社の重要なポストを占めるようになった」。

負債隠しチーム,不決断,背信,再建策黙殺,調査書封印……,無法と腐敗の事実がそこにはあった。読売新聞社会部の「金融事件取材班」が300ページ近い秘匿文書と延べ1000人以上のインタビューをもとに書き下ろした内部ドキュメント。

(ブックレビュー社)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
--This text refers to an out of print or unavailable edition of this title.



内容(「BOOK」データベースより)

1997年11月、100年余の歴史に幕を下ろした山一証券。だが、企業を舞台にした組織犯罪劇は、やっと中盤にさしかかったにすぎなかった。破綻パニックの中で大量に処分されていた極秘文書、最後の経営陣によって封印された二つの報告書の存在を知った取材班は、再調査に乗り出す。その結果、浮かび上がった会社消滅の真相とは―。密室謀議の息遣いまでが聞こえる傑作ドキュメント。

Product Details

  • 文庫: 402 pages
  • Publisher: 新潮社 (2001/09)
  • ISBN-10: 4101348324
  • ISBN-13: 978-4101348322
  • Release Date: 2001/09
  • Average Customer Review: 4.6 out of 5 stars  See all reviews (14 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #142,706 in 本 (See Bestsellers in 本)

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8 of 8 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 空白の“日本経済低迷の10年”を読み解く入門書, 2001/10/9
山一証券が破綻したことを知らなくても、記者会見で「社員たちは悪くありません! わたしらが悪いんですッ!」と絶叫した社長の姿を記憶している人は多いだろう。かつて四大証券の一角を占めていた山一証券が破綻に至るまでの道程が克明に描かれている労作。読売新聞のプロジェクトチームの手になる1冊はかなり中立的な姿勢と筆致で描かれているために、読んでいて冷静かつ客観的に日本経済の特異性が浮き上がってくる内容。バブル経済時にどの証券会社も日常的に行なっていた損失補填と“飛ばし”。明らかな犯罪に手を染めながら会社の存続のためにひた隠すしかなかった経営陣。いま、旧山一社員たちは「リベンジ」の思いをもって第一線で活躍していると聞いた。日本経済に疑問をもつ人、21世紀の日本が気になる人は必読の1册。
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5 of 5 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 他人事ではない話, 2002/7/3
一連の金融機関破綻の発端である山一證券の破綻の過程を、読売新聞が辿った秀作。山一證券の破綻といえば、野沢社長の記者会見が思い出されるが、そこに至った過程が、臨場感あふれる描写で書かれている。

もう3年も前になる山一證券の破綻の過程を読んで思うのは、自分自身の仕事についてである。小さなミスは、見つからなければ問題ないと考えていた自分自身の考え方は、物の大小はあれど、起訴された山一の経営陣と同じ考え方ではないかと、この本を読んで自戒させられた。

情報公開や物事の透明性が求められている時代となってきているため、自分自身の身の回りも透明性を保つ必要があると痛感させられた1冊でした。

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4 of 4 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 事実は小説よりも・・, 2003/4/24
もともと読売新聞に連載されていたものらしいのだが、事実を淡々と小説仕立てにしており、迫力満点である。ゴーイングコンサーン。組織を守ることに歪んだ愛社精神。サラリーマンの悲哀をつくづく感じてしまいます。破綻の直前まで役員に伏せられていた事実、組織の対立に意思決定の希薄さ。典型的な「日本企業」だった山一は破綻すべくして破綻していったのではないかと思えてくる。読んでいくと証券業界の異常さも凄いものがあることに気づくでしょう。いろんな意味で勉強(反面教師)になる一冊です。読売の取材力も凄い。
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Published on 2002/9/25 by 街道を行く

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