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夢の守り人 (新潮文庫)
 
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夢の守り人 (新潮文庫) (文庫)

上橋 菜穂子 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか?開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は?そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは?いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上橋 菜穂子
1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学准教授。オーストラリアの先住民族アボリジニを研究中。著書は、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人 来訪編・帰還編』(小学館児童出版文化賞)などがある。2002(平成14)年巖谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 348ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/12)
  • ISBN-10: 410130274X
  • ISBN-13: 978-4101302744
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 4,668位 (本のベストセラーを見る)

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28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 シリーズ3作目だけれども衰えない, 2007/12/25
最近文庫化されたことで1作目を読み、好きになった上橋先生の守り人シリーズ。
3作目も文庫化されたとのことで早速手に取り、あっという間に読了しました。

偕成社から出ている同作品の軽装版レビューを読んで
1作目の「精霊の守り人」、2作目の「闇の守り人」に比べると期待はずれ、
という意見を書いている人がいたので恥ずかしながらおそるおそる読んだのですが
私にはそんな思いは微塵も感じられませんでした。

たしかに用心棒バルサならではの激しい戦闘シーンや王家の陰謀などのストーリーを
期待して読んでいると、この「夢の守り人」は少し趣が違う印象を受けるかも知れません。
それでも1作目に出てきた人物たちが再び登場し、今度はタンダを手助けするために
動き出すあたりのストーリーには胸躍る感じがしました。
ですので個人的にはとてもおもしろい、読んで良かったと思わせる作品でした。

本作からは前作に比べ、登場人物達の生い立ちなどが簡単に触れられる程度になっているので、
分からない部分も出てくると思いますので、まだ読んだことの無い方は
もちろん1作目の「精霊の守り人」から読まれることを勧めます。
そしてすでに1作目も2作目も読み終わってしまった方は
この作品も手にとって損は無いと思います。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心に響く、命の尊さ。, 2008/1/14
シリーズ1、2作目はラストに泣かされました。それだけ良いストーリーだった。今回は読みながら、今回は泣かずに読めそうだなーと思ってました。実際、涙はでませんでした。しかし心に響くセリフの数々にジーンと心が熱くなりました。今までが生き延びて先(未来)に向かうストーリーならば、今回は過去〜現在といったトコロでしょうか。
52年前、1人の年老いた歌い手が人生を終え、彼のまいた種が芽吹き、花が咲く。新ヨゴ皇国に帰ってきた女用心棒バルサは追われていた木霊の想い人を助ける。その頃、眠りから目覚めない姪を救う為、タンダは決断を実行、それがとんでもない事に。皇太子となったチャグムは星読博士シュガがトロガイと密会していると知り、心が揺らぐ。そして彼もまた眠りに囚われてしまう。チャグムやシュガ、狩人達など1作目に登場したキャラの再登場はFANには嬉しい。
辛い人生から夢の世界に逃げても、その先に本当の幸福は存在しない。生きる事の難しさ、命の尊さを訴える作品だと思う。
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28 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心に残る美しいイメージの数々, 2008/1/5
By 東の風 (埼玉県) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
 魂がぽっかりと抜け落ちて怪物になってしまったタンダの身を、心から気遣う女用心棒バルサ。かつて自分を救ってくれたバルサに、今一度再会したいと強く願う「新ヨゴ皇国」の皇太子チャグム。相手を思う三人三様の気持ちがひしひしと感じられ、胸に迫ってきた物語。バルサやタンダと過ごした日々を、チャグムがなつかしく思い浮かべるシーンをよりよく味わうためにも、本書の前に、『精霊の守り人』は読んでおいたほうがいいと思います。
 「夢」と「花」の関係など、本作品に出てくる異世界がいまいち分かりづらかったとは言え、やはりこのシリーズの味わいは格別ですね。いつの間にか、話の中にすーっと引き込まれていきました。
 『精霊の守り人』の話からおよそ一年後の夏、青霧山脈の南に広がる新ヨゴ皇国を舞台に繰り広げられる物語。サグとナユグのふたつの世界が重なり合って存在しているイメージや、様々な異世界が寄り集まっては離れていく風景など、大宇宙のパノラマを思わせるイメージも魅力的ですね。眠っている人の額から、はるか高みへとのびている光る糸のイメージも素敵。そうした美しいイメージの数々に、時々、魅惑的なSF小説(オールディスの『地球の長い午後』みたいな作品)を読んでいる気持ちになりましたよ。
 作者による文庫あとがき「昼と夜の狭間で」。なるほどなあと、すとんと胸に落ちるところが多かった。物語を読み終えた後に読んで、ひとしお、心に響くものがありました。
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