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ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
 
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ユリシーズ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) (文庫)

ジェイムズ ジョイス (著), James Augustine Aloysius Joyce (原著), 丸谷 才一 (翻訳), 高松 雄一 (翻訳), 永川 玲二 (翻訳)
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

20世紀最高の文学「ユリシーズ」待望の文庫化。新しい文体を創始し、表現の可能性の極限に迫ったといわれる傑作。最高の訳者たちによる達意の完訳は、世界にも類のない作品。


内容(「BOOK」データベースより)

ダブリン、1904年6月16日。私立学校の臨時教師スティーヴンは、22歳、作家を志している。浜辺を散策した後、新聞社へ。同じ頃、新聞の広告を取る外交員ブルームの一日も始まる。38歳、ユダヤ人。妻モリーの朝食を準備した後、知人の葬儀に参列し、新聞社へ。二人はまだ出会わない。スティーヴンは酒場へ繰り出し、ブルームは広告の資料を調べるため国立図書館へ向かう。時刻は午後1時。

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42 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 強靭な胃袋を持った方にオススメします。, 2005/7/15
「楽しい」とか、「面白い」とか、「考えさせられる」とか、そういう次元の感想を超えて、
作者が次々と用意してくる珍妙な料理を、何とかして胃袋に収めていく――そんな感じです。
『トリストラム・シャンディーの生涯と意見』や『フランドルへの道』と同じぐらいか、それ以上の衝撃を受けました。
我こそは、という読書家の人や、本が好きで『ユリシーズ』を読むための膨大な時間を持てる人に、手にとってみて欲しい作品です。

難解にして、冗漫。衒学的で取り留めもない。しかも数行おきに註を紐解かなければならない……
遅々として「読書」が進まないのですが、ジョイスのペースに合わせてゆっくりと、研究者が未だ解読されていない文字を読み解くようにじっくり「解読」していくと
だんだんと慣れてきて、ダブリンの街中を彷徨う主人公たちの意識を辿ることができるようになります。

私がこの『ユリシーズ』の中で一番好きな挿話は第一巻に収録されている第二挿話です。
難しい謎々、数字たちが「おめかし」したり踊ったりするところや、スティーヴンが木漏れ日に祝福されるところが印象的です。
この挿話では胸焼けすることはありませんでした。

「普通の小説」が好きな人にはオススメできません。
「難解な小説」が好きな人にはいい本だと思います。
知的好奇心旺盛な方なら、「教養小説としてピッタリな本」となるかもしれません。
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30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 意識の流れ, 2005/7/2
By romarin - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
新潮文庫に収録されている『若い芸術家の肖像』の主人公、スティーヴン・
ディーダラスの話から本書は始まる。カレッジを出た彼は学校の臨時教師を
つとめつつ、いまいちイヤなやつマリガンと同居している。スティーヴンは、
信仰の問題から母の臨終の願いを拒んだことで良心の呵責を感じている。
一方、途中から登場の主人公レオポルド・ブルームは広告とりのユダヤ系の男。
歌手の妻モリーがいて、娘は15にして早くも働きに出ている。
1904年6月16日というたった一日の話である。スティーヴンはマリガンとの
会話・食事を経て、散策しつつ学校に給料をもらいに行き、新聞社にいって
飲みに誘う。
ブルームは朝食をつくったりしたあと、街へ出て、手紙を読み、風呂屋へ行き、
友人の葬式に出席し、新聞社へいき、仕事のために図書館へむかう。彼は、
今日の午後家をたずねてくるというボイランがモリーと寝るのではないかと
感じている。
朝から午後1時までの物語。それでもうこの厚さである。手が痛くなるぐらい。
物語自体はダブリンの一日で、まだビッグなことは何も起こらない。
会話も多く物語の筋は追ってゆけるが、難解なのは「内的独白」。
普通に、一貫して悩んでいることなどを書いてあるのならわかりやすいのだが、
この作品では、街を歩きながら、人に会いながら、次々に心に浮かぶことを
そのまま記述しているのだ。とりとめもない頭の中の思いを、すべて書き綴った感じだ。
こういうわけで「意識の流れ」と呼ぶのか!と、文学史でいやというほど
習った事柄がやっと実感として納得できた。
巻末には本一冊ぶんくらいの訳注(よくまあここまで調べたものだ)と、
ジョイスの年譜、登場人物解説、ダブリン地図つき。
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38 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 伝統と先進の見事な統合, 2001/2/17
By カスタマー
このレビューの引用元: ユリシーズ〈1〉 (単行本)
たった一日の出来事を長編小説にするという、退屈と紙一重の筋をこんなにも面白く、かつ深みをもって書けるとは、奇跡としか言いようがありません。翻訳でもこの作品の素晴らしさは充分味わえますが、ギリシャ神話やキリスト教などのパロディーや英語での遊戯等をみると、原書を母国語として読めないことが悔しいです。音楽や美術のように、純文学も斬新な発想や技法による作品が作れる芸術分野だということを、強く感じました。
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これがわかる人は生まれも育ちもアイルランドおよびイギリス周辺で原文読みの人だけでしょう。
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私はただただびっくり。ユリシーズがこんなにケッサクな本だったなんて。エリート向け超難解専門書かと思ってました。... 続きを読む
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投稿日: 2004/6/28 投稿者: きのっこ

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はっきり言ってよくわからないところも多いけれど、第4章くらいからはまってきて、最後まで読め... 続きを読む
投稿日: 2003/12/10

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