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イカの哲学 (集英社新書 0430)
 
 

イカの哲学 (集英社新書 0430) (新書)

by 中沢 新一 (著), 波多野 一郎 (著)
3.9 out of 5 stars  See all reviews (14 customer reviews)
Price: ¥ 714 (Tax Included) & eligible for Free Shipping. Details
o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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Product Description

内容紹介

定価: 714円(税込)
ISBN978-4-08-720430-8


21世紀の平和学はここから始まる 特攻隊の生き残りで、戦後スタンフォード大学に留学した在野の哲学者波多野一郎が、一九六五年に少部数のみ出版した書『イカの哲学』。学生時代からこの作品に注目していた中沢新一が、そこに語られている二一世紀に通じる思想を分析し、新しい平和学、エコロジー学を提唱する。イカが人間とコミュニケーションがとれたら、という奇想天外な発想から、人間同士だけではなく森羅万象と人間との相互関係にまで議論の範囲を広げ、本質的な意味での世界平和を説く。『イカの哲学』全文収録。


内容(「BOOK」データベースより)

特攻隊の生き残りで、戦後スタンフォード大学に留学した在野の哲学者波多野一郎が、1965年に少部数のみ出版した書『イカの哲学』。学生時代からこの作品に注目していた中沢新一が、そこに語られている二一世紀に通じる思想を分析し、新しい平和学、エコロジー学を提唱する。イカが人間とコミュニケーションがとれたら、という奇想天外な発想から、人間同士だけではなく森羅万象と人間との相互関係にまで議論の範囲を広げ、本質的な意味での世界平和を説く。『イカの哲学』全文収録。

Product Details

  • 新書: 166 pages
  • Publisher: 集英社 (2008/2/15)
  • ISBN-10: 4087204308
  • ISBN-13: 978-4087204308
  • Release Date: 2008/2/15
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (14 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #82,304 in 本 (See Bestsellers in 本)

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2 of 2 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 「現代人」が「平和」を考えるための良きガイダンス、必読の書, 2009/4/21
By LETSEIGO (東京都杉並区) - See all my reviews
 「戦争」体験が無い私達にとって「平和」とは何かを探るきっかけを与えてくれる良い素材。これからの世代に読み継がれていくことを祈ってやまない。
 この本について「考える(=分析する)」と、中沢のロジックの飛躍が鼻につき、この本のメッセージや価値が伝わらないと個人的に危惧する。ただ素直に「感じる」ことが大事だと思う。
 本書は2部構成。第一部は波多野一郎の『イカの哲学』。第一部は、波多野自身の実体験であり、すさまじい迫力がある。これを読むだけでもよい。いや、これだけは読んだほうがよい。
 第二部は中沢新一による「『イカの哲学』の哲学」。「イカの哲学」の分析に始まり、現代日本人としての平和に対する矜持に迫る。
 重複するが、中沢の理論展開のアラを探そうとするならいくらでもできる。しかしそれより、『イカの哲学』についての「感じ方の一つのレパートリー」として捉え、読者自身の『イカの哲学』の感じ方・捉え方を深めたり、豊かにして欲しい(と中沢さんも考えているのではないかと思う)。
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2 of 2 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「平和」の本質とは, 2009/3/31
自ら志願して航空隊に入り、特攻隊として一度は死を覚悟するも、出発前日にソ連軍の侵攻によって命を取り留め、戦後はシベリアに抑留される。解放後はスタンフォード大学で哲学を学び、帰国後に結婚。しかし程なくして脳腫瘍を発症し、46歳でこの世を去る - 数奇で濃縮された人生を送った哲学者、波田野一郎。その著書「イカの哲学」から、これからの人類に必要な「平和論」のエッセンスを掴もうという試み。波田野による「イカの哲学」の全文と、中沢新一の解説で構成されている。

実際、現在我々の「平和」を保障しているようにみえるのは、身近には法や掟であり、これが国家間になると、圧力や牽制を交えながらの利害調停ということになる。国際紛争の解決も、CO2の排出量の問題も、基本的には同様のアプローチで「平和」が演出されている。

しかし波田野によれば、平和を達成する上で最も本質的なことは、総ての心ある存在(実存)に対して気遣いをし、慈しみの心を持つということなのだ。それは次の言葉に集約されていると言える

「大切なことは実存を知り、且つ感じるということだ。たとえ、それが一疋のイカの如くつまらぬ存在であろうとも(中略)。この事を発展させると、遠い距離にある異国に住む人の実存を知覚するという道に達するに相違いないのだ。」

中沢はこれを敷衍して、原子爆弾により史上最も無慈悲な殺戮を味わった日本こそが、この思想を人類に向けて広めていく役割を担っており、図らずも憲法第九条はその宣言となっているとする。この理屈は賛否あるだろうが、私は大いに支持したい。

それはさておいても、波田野が死を意識し、最後の力を振り絞って書いたという「イカの哲学」の湛える明るさと優しさは、それだけで涙を誘う。総ての人に勧めたい、感動的な書物。
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2 of 2 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 中沢平和論のはじめの一歩, 2008/5/13
By ひかり (神奈川県) - See all my reviews
「たいていの戦争論・平和論は、人間のつくる社会や国家や法律や経済のレベルで語られることが多」いなか、
「戦争と平和を生命の深部にセットされている可能性として認め」ること。
本書では、そのような深いところに降り立つことで
新たな、そして、根本的な平和論を構築しようとしている試みである。

戦争を排除すべき「悪」として扱うのではなく、
人間性に深く根ざした行為、だということを認めること。
世界で起こっていることを見渡すと、
そのように認めた方が現実とあっており、
本書の言い分は十分に説得力のあるものだと思う。

また、本書で展開される平和論は、至って単純であり、
以下の公式で、すべてが表現できてしまう程である。

 エロティシズム態((超平和、平和)、(超戦争、戦争))←→平常態(平和)

この単純さこそ、この平和論に普遍性を与え、
また、簡単には揺るがない強固なものにしてくれる筈である。

まだ、これは中沢平和論のはじめの一歩である。
ぜひ、多くの議論、批判がおこって欲しい。
そして、この平和論を鍛え上げ、
次の世代に引き継いでいって欲しいと切に願う。


「おわりに」に記された、
波多野一郎氏の娘さんが作った詩が感動を誘う。
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Published 22 months ago by よれよれのオヤジ

5.0 out of 5 stars イカの実存から人類の平和へ
中沢氏がまた風変わりなタイトルの本を出したな、と興味を引かれて読んでみたが、書名自体は、波多野一郎という、特異な経歴を持つ哲学者が1965年に刊行した埋もれた書... 続きを読む
Published 22 months ago by ソコツ

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