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あいにくの雨で (講談社文庫)
 
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あいにくの雨で (講談社文庫) (文庫)

麻耶 雄嵩 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

雪の密室トリック!塔で次々殺人が
犯人は雪上に足跡を残さず消えた!連続殺人の動機は。新本格ミステリ

雪に囲まれた廃墟の塔で密室殺人が発生した。現場には塔へ向かう足跡が一筋だけ。殺されたのは発見者の1人、祐今の父だった。かつて同じ密室状態のこの塔で祐今の母が殺され、容疑者として逃亡中だった。事件が解決せぬままに呪われた塔では3度目の殺人が。新本格ミステリ第2世代の旗手が密室を変えた!



内容(「BOOK」データベースより)

雪に囲まれた廃墟の塔で密室殺人が発生した。現場には塔へ向かう足跡が一筋だけ。殺されたのは発見者の一人、祐今の父だった。かつて同じ密室状態のこの塔で祐今の母が殺され、容疑者として逃亡中だった。事件が解決せぬままに呪われた塔では三度目の殺人が。新本格ミステリ第二世代の旗手が密室を変えた。

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5つ星のうち 4.0 メルカトル鮎抜きの方がわかりやすい, 2002/12/28
By ikutti198 (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
麻耶氏のミステリは3冊目だが一番わかりやすく、面白かったかもしれない。
言い回しが独特で、登場人物が実年令より老けて感じるのは私だけではないと思う。
雪に囲まれた廃墟の塔で起こる密室殺人。
学園の中で起こる生徒会の予算リーク問題と共に犯人当てには面白い作品。
意外な犯人に驚くはず。

前作で登場した如月烏有の弟であると思われる烏兎(うと)、親友の熊野獅子丸(ゆやししまる)、香取祐今(かとりうこん)が中心人物。
他に獅子丸の姉の涼風とか矢的武志とか毎回毎回手がこんでいる名前をつけるなあと感心する。
銘探偵のメルカトル鮎は名前すら出てこなかったので、これはシリーズ外ということなのだろうか。

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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 この著者の中ではオーソドックス, 2002/4/22
By マフマフ - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
「夏と冬の協奏曲」あたりで怒った人でも納得。
思いの外叙情的。
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5つ星のうち 3.0 《雪密室》にリベンジw, 2009/5/13
銘探偵・メルカトル鮎が登場しないだけでなく、前三長篇で起きた、
超自然現象などは一切発生しないという、真っ当な(?)ミステリ。

とはいえ、オタク的な人名や地名が付けられている点や、生徒会が絶大なる権力を持ち、校内の
抵抗勢力と謀略合戦を展開するといった奇矯な設定に、従来の著者の持ち味が現れてはいます。


また、本作では《雪密室》状態となった廃墟の塔で、三つの殺人事件が起きるのですが、
冒頭の章でいきなり物理的トリックの解明を行うというトリッキーな構成が採られています。

こうした変則的な手法を用いることで、著者一流のミスディレクションが演出されることになります。


それにしても、真夏に雪が降るという奇怪な現象が起きた『夏と冬の奏鳴曲』と、
クリスマスにも関わらず「あいにくの雨で」雪が降らない本作は、著者のなかで、
明確に対比されているといえます。


  現実には人知を超えた劇的な超常現象など起きず、しとしとと
  陰気に降り続く雨のような、味気ない日常が続くばかりだ――、
  といった著者の嘆息が聞こえてくるようです。


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