出版社/著者からの内容紹介
日経新聞には、日本を代表する経済紙というオモテの顔と、疑惑に包まれたウラの顔がある。
元日経経済部のエース記者だった著者は、イトマン事件、コスモ信組事件、TCW事件などの背後にどす黒い闇をかいま見て愕然とする。
自社の幹部が、とんでもない不祥事を隠蔽している可能性がある――。それに気づいたとき、取りうる選択肢はふたつあった。一サラリーマンとして見て見ぬふりをし、残された会社員人生を全うするか。もう一つは、闘うか、である。
著者は後者を選んだ。
まず、疑惑の徹底した洗い直しをする。本書で明かされている事実のいくつかは、捜査当局も知らない重大な不正を示唆している。官僚、大銀行、日経OBなど多くの知人が密かに情報を提供し、著者は一歩一歩疑惑に迫っていく。いくつかのピースが埋まったのち、浮かび上がってきた背筋の寒くなるような真相とは――。
ドンキホーテ的な闘いをつづける著者に、社内「官僚」からは冷笑的な視線が浴びせられる。会社員として残り10年を全うすれば高額の年収が保証されているのに、いまさら、なぜ闘うのか。
その理由を、著者は自らの内面を見つめながら掘り下げていく。
著者は取り澄ました大新聞幹部たちの右顧左眄する素顔を白日のもとに晒し、返り血を浴びながら進む。
多くの組織人は、強い痛みとともに自らの姿を顧みるはずだ。
内容(「BOOK」データベースより)
イトマン事件、コスモ信組事件、TCW事件…経済犯罪史に残る三事件の裏面で蠢いた日経幹部がいた。元・日経エース記者だった著者は、疑惑を追及するため孤独な闘いを挑む。精緻な分析・調査によって、浮かび上がってきた背筋の寒くなるような真相とは―。