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勝負の分かれ目―メディアの生き残りに賭けた男たちの物語
 
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勝負の分かれ目―メディアの生き残りに賭けた男たちの物語 (単行本)

by 下山 進 (著)
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話題の新刊ノンフィクション
バスに白バイが追突し白バイ隊員は死亡、そしてバス運転手は逮捕された──しかし、バスの乗客は「バスは止まっていた」と証言、一方警察は「バスは動いていた」と主張。どちらが事実なのか?運転手は無実ではないのか?謎の多い事件の闇に鋭く迫った 『あの時、バスは止まっていた』。これを読んだあなたの意見が事件の謎を明かす一歩となるかもしれない。

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Product Description

日経ビジネス

ロイター、時事… 「人」を通して描く メディアの興亡
帝国主義からイデオロギー対立、そしてグローバルスタンダードへ。時代の進展とともに、メディアの世界も激しくうつろっていく。本書はそうした歴史のただ中で、己の信念に賭けて必死に生きる男たちの物語である。

主な舞台はロイター、時事、ブルームバーグの各通信社と日本経済新聞社。いずれもこの間、ドラマチックな変化を遂げ、あるいは新たに勃興したメディア企業体だ。

かつて通信社とは、国家そのものだった。ロイターも大英帝国の栄光と落日とともに歩んできたが、名経営者ジェラルド・ロングの登場で、創業の原点である商況ニュースに活路を見いだし、やがて世界の金融市場に独占的な地位を築き上げていく。

日本では戦時中まで国の情報機関だった同盟通信が、戦後、共同と時事とに解体された。不利な条件を押しつけられたどん底から社をもり立てた時事の総帥・長谷川才次は、それだけに頑な独裁者となり、幾度かめぐってきたチャンスを生かせなかった。

長く"眠れる獅子"の状態を続けていた日本経済新聞社。ここでは新聞社には珍しく記者経験の短い社長・圓城寺次郎が、東京証券取引所の電算化を契機に黄金郷の扉を開けた。

金ピカの1980年代、アメリカ金融革命は新しいメディアを生んだ。1人の為替トレーダーが立ち上げた、市場経済のためだけに存在する、ブルームバーグ通信社であった――。

現代メディア史を俯瞰しつつ、著者はその一コマ一コマに脈打つ人間の生を丹念に捉え、活写していく。メディアの興亡を通して、人間の営みとは、幸せとは何なのかを描いていくのだ。

95年7月、著者がコロンビア大学のジャーナリズム・スクールに留学していた際に交流していた「ニューヨーク・ニューズデイ」紙の廃刊を伝える報道に接したのが、本書に取り組む引き金になったという。調査報道の牙城だった同紙もまた、利益市場主義の流れには抗いきれなかったのだろうか?

それから4年余り。著者は出版社勤めの傍らコツコツと地道な努力を積み上げ、この大作をモノにした。

〈国家と経済。市場と個人の幸福。こうした概念は時に鋭く対立し、時に絡み合って往復運動をしながら、複雑な歴史を編んでいくことになる〉

膨大な情報量や登場人物のドラマばかりではない。ある意味で平凡な結論を得るまでの間に著者が流した汗の量が、読者の胸を打つ。メディア・ノンフィクションの白眉である。

(ジャーナリスト 斎藤 貴男)
(日経ビジネス2000/2/7号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)



出版社/著者からの内容紹介

150兆円の市場を制するのは誰か?
ロイター、日本経済新聞、ブルームバーグ 日、米、欧、「メディアと市場」の半世紀の興亡を空前のスケールで描く《傑作書き下ろしノンフィクション》
それは資本主義を変える大事業だった!

1997年夏、タイのバーツの暴落に始まったアジア通貨危機は世界を席巻する。その影には市場と情報をあわせ持つ金融情報産業「ロイター」の姿があった。1960年代、証券取引所のコンピュータ化に始まった資本主義の変容は、潰れかかった通信社に黄金郷への扉を開けた。同じ頃、日本でも「日本経済新聞」と「時事通信」が、この黄金郷への道を歩き始める。イギリスの潰れかかった通信社で30年前に始まり、アメリカの新聞社、日本の通信社、新聞社を巻き込んで70年代に花開き、80年代の激しい国際競争を経て、世界を変えたジャーナリズムとコンピュータと金融の大きな変化の波。そのなかで生まれたもの、喪われたものは何だったのか──。


Product Details

  • 単行本: 558 pages
  • Publisher: 講談社 (1999/11)
  • ISBN-10: 4062099624
  • ISBN-13: 978-4062099622
  • Release Date: 1999/11
  • Average Customer Review: 5.0 out of 5 stars  See all reviews (1 customer review)
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5.0 out of 5 stars 日本のメディア、金融を語るなら必読の名著, 2005/5/25
ロイター、時事通信、日本経済新聞社などの歴史と、その実態を明らかにした渾身のドキュメンタリーで、日米欧を舞台に4年の歳月をかけて書き下ろされたノンフィクションです。

大部な本ですが面白くて寝不足になるくらいはまって読んでしまいました。

ロイターや時事通信は、一般の人が思っているような、ただの通信社ではありません。
そこでは報道、ジャーナリズムの概念が、他の報道機関と
は大きく異なっています。本書ではその姿が描かれています。

また半世紀にわたる金融とメディアの歴史を追っている中で、当初の電算化が遅れ、日本が世界から取り残されていく様などは、今日でもいろいろと思い当たる日本独自の規制や、保守的、排他的な文化が悪影響を及ぼしていることが浮き彫りにされています。

1999発刊と少し古い本ですが、読んだ価値は充分にありました。この本はメディアと金融を語る上で外せない必読書だと思います。文庫化もされていますのでお好きな方をどうぞ。

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