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魍魎の匣 (講談社ノベルス)
 
 

魍魎の匣 (講談社ノベルス) (新書)

京極 夏彦 (著)
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出版社/著者からの内容紹介

ミステリ・ルネッサンスの到達点!
前作『姑獲鳥の夏』でミステリ界の蒙をひらいた著者の第2作。前作から2ヶ月後、作家関口が出会った「匣」にまつわる奇妙なバラバラ殺人。京極堂は何を見るか?



内容(「BOOK」データベースより)

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞受賞作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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41 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 第2弾にして、早くもシリーズ最高の出来。, 2007/7/20
By 哲学する河童 - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
このレビューの引用元: 魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫) (文庫)
京極堂シリーズ第2弾。

シリーズ第1弾『姑獲鳥の夏』で表された登場人物それぞれのキャラクターが、
この作品でより濃くなり、固まっていく感じなので、やはり本書を読む前には
『姑獲鳥の夏』は読んでおきたい(もちろん、本書を独立して読んでも十分に楽しめる)。

このシリーズ(というか京極夏彦氏)は、本当に多様な分野を扱ったストーリーを描く。
作者自身はどういう意図でこのシリーズを書いているのかわからないけれど、
個人的にはこのシリーズは啓蒙の書だと思っている。
つまらん常識を覆す、という意味で。

特に本書は、(メインテーマとは少しズレるけれど)一般的な「犯罪者に対するイメージ」
を覆そうとする作者の意図がよく見て取れる。そういう意味で、できる限り多くの人が本書を読んで欲しいなあと思う。
評者は、テレビのコメンテーターやなんかが犯罪者を異常者扱いするのを観て、さらにそれらを無批判に受け入れる人間をみて、毎度ムカついているタイプなので、同じような方は本書に共感できるところが多いはずであるし。

評者は推理小説が好き、というわけではないので、本書のトリックや推理が推理小説として
成功しているかどうかはわからない(この点、他のレビューでは良い風に評価していないものもあるようだ)。
ただ、ストーリーの奇抜さ、それに伴ってついてくる知識、ボリュームがあるのに一文の無駄も無い構成etc...秀作が多いこのシリーズの中でも、本書の「面白さレベル」は群を抜いていると思われる。
個人的にはシリーズ最高の出来。

なぜ商品の評価を「星5つ」までにしかできないのだろう・・・残念。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 背筋の凍る重苦しさ, 2005/3/19
このレビューの引用元: 魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫) (文庫)
 人には開けてはならぬ箱がある。
 あの超論理的かつ合理的弁舌を振るう京極堂があいまいな話をしてまで語るのを避ける箱。
 善くない、後味が善くない

 確かに。
 全てを読み終えて事件が解決してもなお残るこの重苦しさ。
 魍魎という断定しきれないあいまいな憑き物に惑わされた人々は彼岸の間を揺れ動く。いったん越えてしまえばいくところまで逝ってしまう背筋の凍る恐ろしさ。
 核心が箱へ向かうのを避け、最後まで秘密を明かそうとしない京極堂。箱とは何か。
 事件が解明されていく憑き物落としの中で、その箱の全貌のあまりの凄さによろめき、または嘔吐しかけ、震え出す者達。やっぱり健在の関口の狂気。そして箱の中身を知っていても魍魎の誘惑に惑わされる事のない陰陽師京極堂。
 箱とは開けてはならぬものなのだ
 連続して起こるバラバラ殺人事件や新興宗教、箱型の建物、全ての事件に不気味に符号する箱の正体とはいったい何なのか。
 とらえどころのない魍魎を京極堂は落とせるのか。
 珍しくあいまいにはぐらかし、箱から目を逸らせようとする芥川龍之介の幽霊こと古本屋陰陽師京極堂シリーズ第2弾。
 
 
 

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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 懐に打撃, 2004/2/22
このレビューの引用元: 魍魎の匣 (単行本)
 日本推理作家協会賞を受賞し、このミステリーがすごい!でも話題となった本書の内容については今更語ることはない。語るとしたらやはり装丁のことだろう。

『愛蔵版 姑獲鳥の夏』と同様、そこここに魍魎の絵があしらってあり、更に今度は『百鬼夜行 陰』収録の『小袖の手』の豆本が応募者全員サービス。愛蔵版だけでなく豆本まで自装という辺り、著者の装丁家としてのこだわりが随所に見られる。

 しかし、京極夏彦といえば中高生の読者も多いというのにそれを全く無視した値段と、部数が少なく手に入りにくいのは良くない。

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5つ星のうち 5.0 ほぅ。
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