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機動戦士ガンダムUC 2 ユニコーンの日(下) (角川コミックス・エース 189-2)
 
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機動戦士ガンダムUC 2 ユニコーンの日(下) (角川コミックス・エース 189-2) (単行本(ソフトカバー))

by 福井 晴敏 (著)
4.7 out of 5 stars  See all reviews (20 customer reviews)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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Product Details

  • 単行本(ソフトカバー): 222 pages
  • Publisher: 角川書店 (2007/9/26)
  • Language: 日本語
  • ISBN-10: 404713970X
  • ISBN-13: 978-4047139701
  • Release Date: 2007/9/26
  • Product Dimensions: 7 x 5 x 0.7 inches
  • Average Customer Review: 4.7 out of 5 stars  See all reviews (20 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #4,888 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

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34 of 43 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 「連邦政府」を引きずり出す予感, 2007/9/28
 第2巻を読み終えて、改めて、そのボリュームと、読みやすさに満足しました。
 設定を的確に配置して、一気に炸裂する「見せ所」では、いかんなく登場人物たちを翻弄し、「巻き込まれ感」と「非常時の主導と受動」のバランスの傾きが、右に左に「動く動く」。
 終盤まで、拘束具に固定され続けていたガンダムも、動き出したら、それまでの鬱憤を晴らすように、動きまくります。

 これからも、幾多のモビルスーツが、登場するでしょうが、特に、序盤から、化け物じみた戦闘力をみせてきたクシャトリヤの存在は「普通に大きい」ですね。ユニコーンの破壊力を示す、デビュー戦を受けて経つにふさわしい、単なる引き立て役に終らない存在感です。
 今更で、本作とは無関係ですが、「ガンダムの敵はガンダム、ガンダムがいっぱい」という構図は、もう心から終って欲しいです、必然性がないし。「たまに」があるから「サイコ・ガンダム」のような反則技が生きる、のであって、ユニコーンでは、特に「敵たる敵の魅力」を、本来あるべき姿で、引き出して欲しいです。
 まあ、物語の転がり方によっては、主人公が見据える「敵」も、変化していくのでしょうが‥‥‥‥。
 今回、皮肉にも、人型兵器であるモビルスーツの「獣っぷり」も見逃せない魅力です。

 それにしても、私的に、最も楽しみなのは、本当に、これまで実態の見えなかった「地球連邦政府」の裏も表も、この作品は、存分に引きずり出してくれそうなところです。
 「連邦軍」でなく「連邦政府」ですね。
 その手の、不快指数の高そうな駆け引きも、この作品の始まりからして「そのもの」でしたから、容赦なく「さらけ出して」くれそうで、期待します。
 それは、新生した「白い悪魔」の手によってか‥‥‥それとも別のものなのか‥‥‥。
 
 
 
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83 of 119 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ”アニメ小説”ではなく”文芸”として, 2007/9/27
By ussoewwin "usso" (茨城県水戸市) - See all my reviews
 富野氏のガンダムを見ていた世代が、今では社会に出て30代後半から40代になり、社会を動かす最前線に立っている訳だが(私は36歳になるが)、その私達が現在作られているガンダム等を見ていてまず思うのは、「今の製作者の多くが、アニメ漬けで育った、”大人”と”社会”をリアルに表現できない”オタク”」ということである。
(富野氏は以前から、そういう現状を手厳しく批判していたが)

 10代の少年少女が主人公である点は昔と変わらなくとも、その「子供」がもっともらしい理由があっても簡単に指導者のような立場になり、「世界を救ってしまう」といったストーリーに違和感を覚えた、私と同世代の大人は多いのではないだろうか?
 私の同世代の多くが今では現実社会の中で、組織の中間管理職などで苦労していると思うが、人を、社会を、組織を動かすということが、いかに巨大で困難なことかを日々実感しているはずだ。

 そして、アニメに描かれる”彼ら”の言動が、余りにも”キレイすぎる”ことに違和感を持ちはしなかっただろうか? ”彼ら”の言動に、ハッキリと正誤の白黒がついていることが多いことに違和感を持った方も多いのではないだろうか?
「世の中って、そんな単純なものじゃないよ」と歯がゆく思ったことはないだろうか?
(※ネット上で見る若い世代のアニメ感想等を見ると、やたらと”黒い”とか”汚い”とか、簡単に道徳的善悪論で判別してしまう見方が多いことに気づく)

 一方で目立つのが、そういった作品群に描かれる”大人たち”のステロタイプなチープさである。
 彼ら製作者はアニメ黄金時代に少年期を送った私たちの同世代なのだが、恐らくアニメ漬けで育ってその業界に入り、市井の一般的な生活体験に乏しいのだろう。”普通の大人と社会”というものがまったく描けていないのである。
 登場するのは、”パターン化され、善悪いずれに属しても言動がキレイ過ぎる美少年美少女”と”まるで背景記号のような大人たち”だけだ。
 
(※ただ一方でこれらは、今の私達大人が、若い世代に対して、”現実に存在する潔い大人像”を現実に見せてこなかったことに対する”痛い”結果でもあるのだろう。
 1970〜80年代、「新人類=ニュータイプ」と呼ばれた私たちの世代も、結局は青少年期には冷ややかに見ていた筈の”普通の大人”以上にも以下にもなりえなかったことの証左でもあるのだ)

 まがりなりにも、青少年期を脱して実社会に出た”大人達”から見れば、人間というものは、単純に美しくも綺麗でもないし、一方で極端に”黒く”も”汚く”もなく、その間をフラフラと行ったり来たりしながら、格好悪く、しかし一生懸命に、日々を”生臭く”生きていく生き物だと知っている訳で(だからこそ、人間は悲劇を、或いは喜劇を繰り返す生き物なのだが・・・)、”アニメ”に描かれるような”綺麗さ”も”汚さ”も現実にはありえないし、そのようなもので世界は動いていないと痛感するのである。

 富野作品が画期的だったのは、そして富野ガンダムが魅力的だったのは、私から見れば別に”戦闘シーンや兵器がリアルでカッコイイ”などということではなく、そこに登場する人間たちが異様に生々しく、煮えきらず、エゴイスティックで、”生臭かった”からだ。
 そこに描かれる人間たちの”業”の生々しさにこそ、私は(或いは私達は)惹かれたのだ。

 前置きが長くなったが、作者の福井晴敏氏が一部で富野監督の後継者と目されるているのは、そういった”ナマの””現実の”社会と大人を書ける力量があるからだ。
 主人公は少年少女であっても、ガンダム・ユニコーンをはじめ福井作品の世界を動かしているのは、現実の”特別カッコよくもなく、良い人でもなく、一方で悪人でもない”普通の大人たちであり、だからこそ生まれる悲劇、人の業の悲しさを”富野由悠季の弟子”に恥じない表現力で描いている。
(※と同時に、ガンダムのメッセージ性は、少年少女たち新しい世代に希望を託する性格を帯びてくるのだが、それが危険な”諸刃の剣”であったことを、我々の世代は90年代以降に起きた様々な事件を通して実感している。
 富野氏は、ガンダムエース創刊号において、「こんな本を読んでいてはダメだ!(=現実の世界に戻れ!)」と富野氏一流の表現で、警鐘を鳴らしている)
 

 最後に、本の装丁にはクレームを付けたい。

 まるで”コミックス”並みの安い装丁の表紙と作り。だから、小説なのに「コミック・コーナー」や「ラノベ・コーナー」に置いてある。
 福井氏の小説家としての「格」を考えるとき、非礼とさえ感じられるような扱いである。

 内容は素晴らしいだけに、2,000円を超えてもきちんと重厚な表紙とハードカバーで、新書として文芸欄に並べられる本にして欲しかった。
 せめてもの抵抗で”文芸カバーバージョン”を買ったが・・・宮部みゆき氏の推薦文が短いが素晴らく、最低限の慰めにはなった。

 曰く「ガンダム? モビルスーツ? いえいえ。未来の若者たちに向けた”戦争と平和”ですよ・・・」。
 簡潔に素晴らしい評だと思う。ガンダム市場の加速する”オタク化”に一石を投じる良作である。 
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20 of 28 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars これは僕らの知ってる『あのガンダム』です!, 2007/11/2
By TKY (東京都文京区) - See all my reviews
これはもう『待ってました!』の一言です。
ストーリーと展開といい、キャラクターやMSの描写といい、圧倒的なリアリズムといい、
これは僕らと同じガンダム世代の著者が描く、僕らの知ってる『あのガンダム』の続きですね。
本当に長い間、僕らが待ち望んでいた物語が、ようやく始まったという事です。
これを読まずして、何を読むのかガンダムファン!
見た目はコミックだけど読んだら実は小説だった、でもそんなの関係ねえ!
というぐらいの痛快事です。
いやぁ、ガンダムファンをやってて良かった・・・

さてストーリーですが、人間ドラマを中心としていた一巻に対し、この巻では一気にMSの戦闘シーンがメインになりました。
連邦、ネオジオン、そして物語の背景にある謎の主である、ある財団。
それぞれが抱える思惑が偶然、主人公のいるコロニーでぶつかり、そこは地獄絵図に一変しますが、
そこで描かれる人々の混乱や、主人公の少年が体験する出会い、そして主役機であるガンダムの始動シーンなど、
全てが『あのガンダム』を髣髴とさせ、たまりません。
また、ニュータイプの描写の仕方は、まるでアニメでのアムロを見ているよう。
MS同士の戦闘シーンも、目に浮かびそうなぐらいリアルな描写です。
物語はまだ始まったばかりですが、早く映像化を実現して欲しいですね。
映像化しないと罪ですよ、これは。

さらに!この巻の最後には、恐らくこの物語のキーマンである、謎の男が出てきます。
そしてこの男の登場で、一気に物語が『あのガンダム』という事が分かるのです!
(もちろん『あの子』も出てるから、この男がいなくても分かると思うけど…)
いやぁ、でもホントに嬉しくて涙が出てきますよ。
これって、誰もが待ち望んだ展開じゃないでしょうか?
結局この物語は、正統派、というよりガンダムそのものなんですよね。
また、3つの組織が交わるというのはZと同じですが、全ての組織が平等に描かれ、
一体誰が本当の主人公か分からなくなるぐらい。
それほど、個性的かつ魅力的なキャラが各組織に分配されています。
それぞれが微妙に絡まり、離れ、物語が劇的変化を遂げていき、ホントに目が離せません。

ホント、長かったなぁ。生きていれば良い事もあるんだなぁ。
ということで、☆100個ぐらいつけたいですね。


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