Ny*

 
レビューについて、参考になったとの票を受け取りました: 56% (参考になった数:302(投票総数:536))
 

レビュー

ベストレビュワーランキング: 16,909 - 参考になった投票の総数:536中302
出光佐三語録 (PHP文庫) 木本 正次
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
『語録』と書いてあるから『語録』だと思って買いました。『語録』に明確な定義はないのかもしれませんがこれは語録とは呼べません。

 本書のスタイルは出光佐三氏の書いた複数の種本から数行を取り出して、それを著者である木本正次氏が小説仕立てにして2~3ページの話に広げる、という形を繰り返していきます。それで出光氏の加齢に合わせて発言内容が整理されていくわけですが、こちらとしてはただ本人が残した語を収録してくれればよかったのであって、小説仕立てにすることなんて望んでいない。おまけにこの小説仕立て部分の出来がまずい。出光氏は明治の生まれで文学的教養もあると見え、文体は硬質な擬古文のようなスタイルです。けれども小説に広げ直した部分は、現代風の文体で内容もドラマチックになるようにあれこれ付け足してあるし、著者の感想文まで入り込んであるし、これはいったいなんなんだと言いたくなる。
 「なか見!検索」で読める部分もそうなっていたものの、それは最初の方だから、前書きのような形で一種特殊な書き方をしているのだろうと思っていました。が、それは間違だったようです。とりあえず「なか見!検索」の一読をお勧めします。出光氏の語に対する著者のミニ小説の比率は冒頭よりもっと多いと思ってください。

 あとがきに「木本氏は大変取材をする方」というフォローが書いてありますが、そうであろうとなかろうと著者のミニ小説や感想文を「出光佐三語録」の中心に据えてしまっていいものかどうか。繰り返しますが注釈ではなくミニ小説、あるいは感想文です。… 続きを見る
キングダムズ オブ アマラー:レコニング スパイク・チュンソフト
キングダムズ オブ アマラー:レコニング スパイク・チュンソフト
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 評判通り, 2013/5/2
レビュー内容も出尽くしていますし全体的に良作オープンワールドゲームです。
もしオープンワールド系のゲームをやったことがないならこれからはいるのはおすすめです。
プレイしやすいので。

ただ用語の面倒臭さはさすがに手を焼きました。分かってくると面白いんですけどね…
例えば(若干ネタバレ含む)
・ある種族がいて、この種族は死んでも現世で短いサイクルで輪廻転生する。一種の不死身の生物で有能で非常な知識を蓄えているが、歴史が長すぎるのと種としての有能さゆえに進歩性を失って、過去の偉人の物語をその通り再現して、種の優越性をその時代々々に再生産するだけが目的化している。彼らは物語の登場人物のように生きて物語の通りに死んでいくのを繰り返している。

(この世界の用語で書くと)
・サマー・コート(あるいはシーリー・フェイ)は「円環」の中におり、ハウス・オブ・バラッドの物語を繰り返している。

こんな感じです。
ちなみに違う視点で見るならこの種族は仏教+儒教の社会学的解釈から作っていますね。お辞儀をすることなどからしても特に中国・日本の習慣などを基本において作ってあるようです。見た目は全然違いますが。
バイオニック コマンドー カプコン
安くなっていたので購入。投げ売り具合から駄作かと思っていたらむしろ大作の傑作だった。
投げ売りされているのはPS2のshinobi、kunoichiと同じように難しくイライラさせる仕様だから。低評価の理由もそっくりです。
両者に共通しているのは死にやすく操作がシビア、ただし慣れてくればシビアな操作感が逆に反応の良さ感じられて面白くなるところ。
けれども操作を覚えるまで(覚えてからも)イライラさせる要素が多量にあってしまうのがまずい。それでゲームとしての面白さは☆5、全体的には☆3、という妙な評価になりました。

悪いところは散々書かれている通り、リトライが前提というほど死にやすく作ってあるのにリトライ時の配慮が欠けているという点。収集要素とゲームシステムが対立しているという点。主にこのニつ。他にはシナリオはデウス・エクスが出た今となってはその劣化版でしかないとか、マップのポリゴンがやや粗いとかあるけれどもアクションゲームなのでここはそれほど重要ではないと思う。

良い点はスウィング移動で立体空間を自在に飛び回る操作感。これに尽きる。空間の全方向、というのがすごい。未だに類型があまりない気がする。

全体的にもう少しだけ配慮と調整が欲しかった。ゲームプレイ以外の部分で大きく評価を下げたという印象。この仕様でイライラしないということはまずありえないので、イライラしながらもムキになってしまう人にならおすすめ。