chibikolo

 
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レビュー

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異 帝国太平洋戦争 勃発!ジャワ沖海戦 (歴史群像新書) 羅門祐人
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
このシリーズは5名の平成時代人が大東亜戦争時代にタイムスリップする物語である。

たった5名の知識だけで押し迫った戦況を逆転できるかどうかは、実際のところ疑問ではある。

だが、5名それぞれに専門知識の裏付けを持たせ、さらに、その知識を国家の総意として反映できるよう、史実にはない秘密結社を介在させるなど、物語として、できるだけ破綻のない内容になっている。

また、未来技術による超越的兵器を充実させていく日本軍とのバランスをとるために、米軍に天才参謀を登場させ、戦いが一方的にならないように配慮もしている。

本巻はシリーズ7作目であるが、いよいよ歴史が大きく史実から外れていく転換点となっている巻である。

英軍との休戦、ソ連の脅威の排除など、この先は未知の歴史となるだけに、著者の創作能力によって良くもなり悪くもなると思うが、ここまでの筆致を見ると非常に期待できると思う。
超空自衛隊―奪回!ガダルカナル (歴史群像新書) 富永 浩史
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
自衛隊のタイムスリップものと聞けば、よくあるやつと思うだろう。
この作品が変わっているのは、実戦部隊ではなく、施設隊をメインにしてあることだ。
様々な土木機械や重機類を駆使して太平洋戦争時の米軍に対抗していく創意工夫がおもしろい。
文体については、パロディっぽく、やや見え透いたオタクっぽい書き方をしている。
人によって好悪が分かれるだろう。
ゲーム脳の恐怖 (生活人新書) 森 昭雄
52 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最近書物やTVでもよく論じられるが、本書のような一見科学的なもの言いをするが、その実、本当の研究者などからはほとんど支持されないエセ科学が問題になっている。
本書の過去のレビューを見ても、本書を支持している人の論調は「ゲームのやりすぎはよくない]→「この本で科学的に証明された」というものだ。
大体、この問題の本質は子供のしつけや人格形成に関するもので、科学に根拠を求めるのがそもそもお門違いである。
本当なら「ゲームばかりしていたら偏った人間になるから、勉強やスポーツもやりなさい」と子供をしつければいいだけの話である。
だが、現代の親たちは自信がないから、何かしら権威のあるものにすがらずにはいられない。
その点、科学は人間的感情や曖昧さを超越したところにあるものだから、科学を信じている人ほど科学にすがることになる。
本書のように実証されていないデータをもとに偏った見方をした疑似科学、エセ科学であっても、自分の考えを支持してくれるものであれば信じてしまうのである。
くれぐれも、血液型性格診断やスピリチュアル、ゲルマニウム効果、マイナスイオンなどと同じような愚を犯さないようにしよう。

しかし、NHKは一方でこのような本を出版しておきながら、もう一方(視点・論点という番組)で「ゲーム脳」をエセ科学とばっさり批判しているのは二律背反ではないのか。