tabopapa

(トップ1000レビュアー)
 
ベストレビュワーランキング: 642
レビューについて、参考になったとの票を受け取りました: 75% (参考になった数:1,886(投票総数:2,501))
 

レビュー

ベストレビュワーランキング: 642 - 参考になった投票の総数:2501中1886
物語 北野 武
物語 北野 武
北野武の映画に対する姿勢が良くわかるインタビュー集。究極の映画は映像だけでわからせるもので、それが無理ならセリフを最低限入れていくという姿勢は、彼の映画に対する基本姿勢になっている。その観点からハリウッドや他の映画に対する見方にも触れられている。
職業映画監督ではない北野武の映画論を知り、彼の映画の見方が変わると思う。
紅の党 習近平体制誕生の内幕 朝日新聞中国総局
紅の党 習近平体制誕生の内幕 朝日新聞中国総局
本書に書かれている事は、特に目新しい事はなく、一般的なメディアでも報じられている事であり、中国に関心を持つ読者であれば、おさらい的に読む事になると思う。発展途上国の独裁政権下と同様な汚職体制を新中国指導体制が一掃できるかは非常に疑問。表面的には清廉で虚飾を廃した姿勢を示しているが、本書でも紹介されているが、既に親族の間で蓄財はかなり進んでいる。簿関連事件も殺人だけで終わり不正蓄財は無視した事からわかる通り、不正が暴かれるのは基本的に権力闘争が絡んでいる時だけ。
本書の様な本を読むと、この様な指導層の下で実態を知らされないで生活している国民がかわいそうに思う。
笑うハーレキン 道尾 秀介
笑うハーレキン 道尾 秀介
人と人のつながりの重要性が震災以降指摘されるが、つながっている人の本当の素顔は本当に見えているのか。過去経緯や現在の境遇の中で各自が背負っているものを隠すために被っている表面的な自分が本当の自分であるのか。その真実は厄病神みたいに自分の心の中に巣くっているのではないか。その様な人間の有り様をホームレス家具職人と仲間のホームレスとの生活を軽いタッチで描いている小説。
軽いタッチで描きながらも要所にハーレキンを象徴する様な場面を織り交ぜた良い作品だと思うが、前半と後半の話の展開が不自然な点や驚く様な仕掛けがあまりない点は物足りなさを感じる。