マクシ

 
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住所: 東京都中野区
自己紹介:
進化心理学などに興味をもっています(といっても進化論にも心理学にも素人ですが……)。私たちの心が何のために形成されたのか、というのは大変魅力的なテーマではないでしょうか。それが思弁ではなくまじめな科学の対象になり得るということはとても胸躍るものがあります。
 

レビュー

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小西真奈美写真集 「27」 丸谷 嘉長
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
小西真奈美さんほど多彩な「美」を表現できる女性は他にいないのではないでしょうか。

なんという愛らしさ、なんという華やかさ、なんという穏やかさ、なんという妖艶さ。およそ女性の美しさを称える言葉のすべてが、彼女に相応しいと思います。

本当に、いろんな表情、いろんな眼差しを見せてくれる。1ページ目から、いや表紙からすでに全身の感覚が引き込まれてしまいました。

この写真集を作成するにあたって30,000点もの写真を撮影したということですが、できれば写真集に収録できなかったものも何らかの形で公開してもらいたいな、と思います。

とにかく美しい!
国銅〈下〉 (新潮文庫) 帚木 蓬生
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「人は死んでもほかの誰かの心のなかで生き続ける」という考えはあまり好きではなかったが、本書を読み終えて、いくばくかの真理が含まれているかもしれないと思うようになった。

奈良の大仏造りに従事する人足、国人(くにと)の出会いと別れを繊細な筆致で描いた作品。緻密な構成と情感豊かな表現力は、雰囲気だけで浅薄なきれいごとを並べるだけの流行小説作家とは一線を画している。

おそらく膨大な資料を下敷きにしているのだろうが、帚木氏の力量はそれらを巧みに文学として示し、読んでいて倦むことがない。素晴らしい。

国人は多くの人々と出会い、その魂を受け継ぎ、過酷な生を懸命に生き抜く。決して人生に絶望しない。悩み、苦しみ、字を学び、詩を読み、病者を助け、同胞を慰撫し、女を愛す。人間の生はこうあらなければならないと思った。
空山 (講談社文庫) 帚木 蓬生
空山 (講談社文庫) 帚木 蓬生
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
前作の『空夜』は情感豊かな恋愛作品でしたが、今作はごみ処理問題ないし環境問題をテーマにした社会派小説に仕上がっています。

前作中で恋人を失った市議会議員の俊子が、仲間と共に、不法な産廃業者とその同胞である市長を告発してゆく。そしてその過程で現代の焦眉の課題となっているごみ処理について深く考え、自然と人間の共生について解答を見出そうと奮闘してゆく。深遠なテーマを文学作品として読ませることに長けた帚木さんらしい作品だと思います。

ただやはり前作を読んでないと自分の使命にその身を賭ける俊子の意気込みが掴み取りにくいかもしれません。あと個人的にはもっと俊子に活躍させて欲しかったとも思います。

亡き恋人、達志の声を心の内で聞きながら山を守る。俊子の切々とした想いに胸を打たれました。