マティス

 
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レビューについて、参考になったとの票を受け取りました: 67% (参考になった数:4,091(投票総数:6,095))
住所: 千葉県船橋市
自己紹介:
80年代に小学生時代、90年代に中学高校大学時代を過ごしたものです。やはり小学生時代に好きなったものはその後も一生影響されますね。出来る限り自分なりの視点を入れた他人が読んで賛同、不賛同どっちでもいいんですが、その対象アイテムに興味を持ってもらえるレビューを書いていきたいですね。

興味があるもの
スポーツ以外のエンタメ全般といったところでしょうか
 

レビュー

ベストレビュワーランキング: 2,338 - 参考になった投票の総数:6095中4091
暗い宿 (角川文庫) 有栖川 有栖
暗い宿 (角川文庫) 有栖川 有栖
装丁からは分かりにくいが、有栖川氏の火村シリーズの一編で今回や宿をコンセプトに様々な宿泊施設での事件を描いた短編集となっている。
宿がコンセプトと言っても、綾辻氏の館シリーズのような館自体の特異な構造を盛り込んだようなテイストではなく、いつもの火村短編シリーズのテイストそのままなので、火村シリーズが好きならが間違いなく楽しめる作品と言える。いずれも標準以上の出来栄えのミステリーで、このレベルで短編を量産できる有栖川氏の凄さがあらためて堪能できる。
灰色の仮面 (講談社文庫) 折原 一
折原氏の初期長編で、例によって叙述トリック系の作品だが、要するに倒錯の○○シリーズと同趣向の作品であり、倒錯シリーズが好きな人には本作も間違いなく楽しめる作品。
ラスト一行まで真犯人が分からないとカバー裏でうたっているが、そこまでのことはなく、最後で一番の悪いやつが分かるという落ちである。解説にもある通り、事件自体の真相やトリックはごく平凡なものだが、視点と構成に凝るとここまで面白く読ませる作品になるという見本のような作品である。
どんどん橋、落ちた (講談社文庫) 綾辻 行人
綾辻氏の読者への挑戦状付き本格推理短編ということだが、読んでみれば分かるように、いわゆる法月倫太郎や有栖川有栖が書きそうなオーソドックスな犯人当て推理短編とは全く異なり、ほぼ反則ネタばかりの犯人当てである。館シリーズ等の重厚なイメージで読むと、あまりのバカバカしい真相に驚愕するか呆れるかどちらかだろう。私はギャグミステリーとして読んだので、意外にも綾辻作品の中では最も面白く読めた。まあ、ミステリーとして質が高いのかは疑問ですが・・・・・。
全体的にギャグっぽいのに子供が極悪、簡単に殺される、動物虐待ネタなど細部で妙に病的なのも好みが別れそうである。軽いタッチなのに事件自体は陰惨・・・・。
サザエさん一家を殺しまくる伊園家の崩壊は悪意満点である。
個人的には一番最後のテレビドラマ推理劇の書きおこし版が一番ストレートに楽しめる。意外な犯人と言いつつネタ自体は昔からけっこうよくあるものだとは思うが・・・・。