soba

 
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レビュー

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Typologies of Industrial Buildings Bernd Becher
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「タイポロジー(類型学)」とは…
同一の機能を持つ工業施設の写真をグリッド状に並べて、
差異と類似性を浮かび上がらせよう…というベッヒャー夫妻の手法で、
彼らはこの手法をきっかけに高い評価を得るようになりました。

この本は、そのタイポロジーについての写真集です。
ある意味、ベッヒャー夫妻の写真集の本命とも言えるものでしょう。

購入前は、写真が小さい事を心配していましたが、
凝縮された細かさと、並べられていることの面白さで
充分、見ごたえのある写真集になっています。

お勧めできる写真集です。

Industrial Landscapes Bernd Becher
Industrial Landscapes Bernd Becher
34 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ベッヒャー夫妻は、これまで工業施設の特定の設備を撮影してきました。
給水塔であったりガスタンクであったり巻き上げ塔であったりしました。

しかし、この本はそれら特定の設備ではなく、施設全体を撮影した写真集です。
細かいところまでびっちりとピントの合った大判の写真集は、やはり見てて気持ちがいいです。
給水塔やガスタンクであれば、対象を十全に観察できるアングルはある程度限られてくると思いますが、
工業施設となると、どのようなアングルがその施設の個別性を伝える事ができるのか、選択肢は多いように思います。
一通り見終わり、圧倒的な情報量に打ちのめされた後、もう一度、「なぜそのアングルだったのか?」を考えながらページをめくるのも面白いかもしれません。そして、工業施設であっても、ある類型が現れてくる事に驚きます。
自分にとって、大事な写真集になりそうです。

最後に。この本に収められている写真の”空”には、ベッヒャーの写真には珍しく表情があります。その事に少し感動しました。

あ。も一つ最後に。おそらくもう訂正されていると思いますが、私が購入した時、この本のページ数が「11P」と表示されていました。本当は180点の写真がたっぷりと収められています。

Andreas Gursky: The Museum of Modern Art, New York&hellip Peter Galassi
26 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ベッヒャー派の一人、グルスキーには以前から興味があり、私にとってはかなり高い本だったけれど、思い切って購入しました。
写真の一つの理想が「見たままを写す」事だとしたら、ここに収められている写真はそれを超えています。
私たち(少なくとも私)の眼は、これほどどこまでもピントの合った状態で雑踏や風景やプラダの靴を眺めることはできない。そのため、「まるでその場にいるような」感覚ではなく、あくまで「写真を眺めている」事を自覚させられる写真集。お勧めです。