通行人A

 
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レビュー

ベストレビュワーランキング: 22,658 - 参考になった投票の総数:143中106
日活100周年邦画クラシックス GREATシリーズ 拳銃は俺のパスポート HDリマスター版 [DVD&hellip <b>DVD</b> ~ 宍戸錠
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
錠さんの代表作の一本ですね。この年錠さんは本作を合わせて三本のモノクロハードボイルドで
主演を飾っており、いずれもプログラムピクチャー作品としてはハイレベルな作品だったのは
ご覧になればお分かりいただけることと思います。

その三作品の中で一発目が本作。殺し屋が雇い主に裏切られ、捨て身の一撃をかますというシンプルで
王道な物語が展開されます。お話的には物足りませんが無国籍ハードボイルドとしては上等です。
まだまだ珍妙な銃器、それをリアルっぽく見せる努力…見せ場は『殺しのテクニック』に
感化されたのであろう狙撃シーンとラストのスピーディーな銃撃戦。
のちに定番となる煙草の煙で風を読むシーンは邦画では本作が初めてかもしれません。
そして目の離せない丁寧なクライマックス。黙々と戦う準備を進め、現れた四人の刺客を射殺、
突っ込んでくる車との最後の決闘…。
殺し屋が西部劇よろしく決闘するなんておかしな話なんですけど映画ですからね。
マカロニウエスタンの影響を受けたであろう音楽もこのラストの銃撃戦を見れば許せちゃうような気がします。

さあさあ、あとは本作の助監督を務めた長谷部安春さんの『みな殺しの拳銃』で
錠さんの67年ハードボイルド三作はコンプリートです。日活さんお願いしますよ。
白昼の襲撃(オリジナル・サウンドトラック) ~ 日野皓正
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いつの間にやら発売されていたのにこのほど気付き、速攻で購入。
私はこの映画嫌いじゃないけどあまり面白いとは思っていない。

しかしこのサントラだけは別である。青年の無軌道で刹那的な生き方を
代弁したかのような、1曲目“タイトルバック”を皮切りに、
参加した面々の魅力を感じさせながら劇中曲をラストまで一気に聴かせて魅せる。
圧巻は何と言っても14曲目“ゲッタウェイ”だろう。
逃走資金の強奪、最後まで埋まる事のなかったヒロインとの溝がもたらす破滅。
パトカーのサイレン、青年たちの焦燥と叫びをトランペットが代弁し、
血まみれの逃走劇の結末をベースが締めくくる。

日野皓正ファンも購入して損はないと思う。
墓石と決闘 [DVD] <b>DVD</b> ~ ジェームズ・ガーナー
墓石と決闘 [DVD] DVD ~ ジェームズ・ガーナー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 かなり良い, 2011/10/20
少なくともスタージェス監督の前作『OK牧場の決斗』より気に入りました。
シェリフであるところの責務、法を順守しようとする責任感と兄弟を傷つけられた
復讐心に揺れるワイアット・アープ、それを支えるドク・ホリデイ、憎らしいアイク・クラントンと
三者のキャスティングは抜群だ。ただし、アイクは自分の弟を殺されているのにそれを悲しむ描写が
あまりないのでただ金の事ばかり考えている悪党っぽいのが残念だ。
それとラストのワイアットとアイクの決闘が少しあっさりしすぎじゃないかとも思う。
ドクもいるしアイクの手下たちもいるのだから、冒頭に負けない銃撃戦で締めて欲しかったと言うのが欲。

全体の出来としてはタイトで引き締まっており、個人的好みではドンピシャ。
復讐の要素が好きと言う方にはお勧め。ジェリー・ゴールドスミスの音楽も渋くて抜群にカッコいい。
DVDの画質は悪くないと思う。映像特典もこの値段ならまずまず。

原題“Hour of the Gun”は“銃の時間”、要するに話し合いではもう方がつかないと言う事ですね。
この邦題はどうなんだろうか…。