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ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい!―もっと基本編 (Gakken sports boo&hellip 快適スイミング研究会
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本を読んで、楽に2キロは泳げるようになりました。かなり画期的な発想の本だと思いました。

しかし問題は、2ビートで足の推進力を使わないので、ほとんど腕で泳ぐかたちになってしまうということです。すると、とくに素人は「水泳肩」という肩の障害を負ってしまうことになります。

ストレッチのやり方なども載っているのですが、スポーツ障害に関してはほとんど全くと言ってよいほど載っていません。素人向けの本なのに、「運動・練習のしすぎは体を逆に壊す」という当然の注意書きが、結構おろそかになっている気がします。よく読めば、「休憩をはさんで」とは書いてあるのですが、肩や腰が痛くなった場合どうするか、などには触れていません。

水泳は全身の筋力を使う理想的なスポーツである反面、ジョギングが膝・腰に負担がかかるのと同じで肩にかなりの負荷がかかります。当たり前の話ですが、ストレッチはもちろん、アフターケアもかなり大事です。素人向けの本なのだから、その点をもっと強調して欲しかった。
金哲彦のランニング・メソッド 金 哲彦
53 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
金さんは「ウォーキング」を重んじていますが、これがすごい! いままで「ウォーキング」=普通に「歩くこと」くらいにしか考えていなかったのですが、本当の「ウォーキング」をするとすぐに心拍数が上がり、汗をかくくらいになります。それも本当に単純なコツ、「肩甲骨をしっかりと動かす」、たったこれだけです。ウォーキングをしてみて、いままでの自分がやってきたのはなんだったんだ、と反省しました。

そしてそのコツをジョギングに応用します。僕はジョグの初心者〜中級者に位置すると思うのですが、2キロメートルあたり12分だったのが、この「肩甲骨を動かす」という単純なことで、普通に11分を切るまでになりました。

小難しいことは一切書いてなく、「肩甲骨、丹田、骨盤」の三つを意識する、をしっかりと守ることで綺麗なフォームで歩け、走れるようになるといいます。今後は丹田と骨盤を意識しながらウォーキングとジョギングに励むつもりです。初心者だけではなく、なかなか速度が伸びない中級者にもお勧めの一冊ではないでしょうか。
海辺のカフカ (上) (新潮文庫) 村上 春樹
13 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
村上春樹は最近、次のように語っている。「僕が参照する小説は、もうほとんどありません」。これは何を意味しているのか。それは、この小説から、すべてが始まったことをあらわしている。

この小説は一部だけを取り出して論じることができない。内容、文体、意味、引用、それらすべてが渾然となって有機的に成立している、戦慄すべき本だ。そのうちのどれかだけが論ぜられるから、評価が極端に分かれる。

村上春樹を嫌う人間はわざわざ彼の小説を読んで悪態をつき、彼を好む者はほとんどすべての本を読む。けっきょく、みんな村上春樹から目が離せないのだ。

『海辺のカフカ』すら、通過点に過ぎない。未完成なのである。新たな文学の地平を示した記念碑的なこの本を読まないで、一体彼の文学の何を語ることができるだろうか。