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レビュー

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theatre clandestins ~ リドー・クランデスタン
theatre clandestins ~ リドー・クランデスタン
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
彼らの音楽を初めて聴いたのはライブだったのだが、その時は正直言って、ああ、面白いなくらいの印象しかなかった。ところがライブ会場で買い求めたCDを聴いてびっくり。何と言えば良いのだろう。音楽の万華鏡あるいは玉手箱とでも言えば良いか。耳にした途端、次から次に様々な音楽のエッセンスが飛び出してくる。アヴァンかと思えばノスタルジック、コミカルかと思えばシリアスなタッチ。こんなに説明しづらい音楽もないのだが、それは彼らの音楽が独創とハイパーなセンスに満ちたものだからだ。しかし、こんなに凝りに凝った音楽を日本だけに置いておいていいものだろうか。使用言語はフランス語だし、せめてフランス、カナダなどでこのCDをリリースすることはできないものだろうか。それがダメなら、せめて、うちの近くにあるフランス大使館にこのCDを自ら納品したい。
今まで多種多様な音楽を聴いてきて、大概のものにはさほど刺激を感じなくなった音楽EDの方々には是非聴いていただきたい作品です。
私の言葉が信じられない方は、ミュージックビデオをご覧下さい。
[...]
この曲は、6曲目のSavane clandestins(nuit mix)です。
chroma ~ NUMBER0
chroma ~ NUMBER0
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
楽器の音一つ一つを聴く限り、決して音量を常に絞り込んでいるわけではない。時としてドラムは大きく鳴り響いているし、ベースは十分な音量で呻っている。にも関わらず、一貫してそこにあるのは、仏教の無常観にも通じる、ある種の静寂感。言い方を変えれば、number0の音楽は、京都の寺社の庭園にでもいるような、微かな緊張感と安らぎを与えてくれるのである。
それでは、この感覚は一体どこからもたらされるのか。
一つは、別の次元に我々を誘うかのような、しなやかで繊細なボーカルの歌声にある。もう一つは、どの楽曲にもほぼ共通したモノクロームな音の色調にあると言っていい。
歌詞は日本語なのだが、歌詞の内容までは判然としない。それは多分歌詞よりも音に重きを置いているからなのだろう。しかしながら、色彩感を抑えながら、これだけ多様な音空間を生み出せるとは、まったくもって凄いバンドである。
楽曲に関しては、全曲シンプルなようで相当練り込まれている。しかも一曲として似たような曲がない。作曲編曲ともに相当のクリエイティビティがないと、不可能な技である。
作品紹介にあるように彼らの音楽にシガーロスやムームの影響が感じられないではないが、個人的には、まったく別物だと思う。number0のすばらしさは、楽曲のオリジナリティと、東洋思想を体現していると言っても過言ではない音空間の妙にある。彼らのバンド名、number0は、あるいは仏教の「無我」や「空」からつけられたものなのだろうか。そんな気がするくらい彼らの音楽は、ポピュラーでありながら、普遍性と哲学性をも兼ね備えている。
stray light ~ sundelay
stray light ~ sundelay
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3月10日、新代田フィーバーで初めてsundelayのライブを見に行った時は、正直言って何の期待もしてなかった。そのライブは彼らとリドー・クランデスタンのリリースパーティだったにも関わらず、目的は、Aureoleとnumber0にあったからだ。
だから、彼らの1曲目を何気なく聴き始めた時は、耳の穴に浣腸のようなものを突っ込まれ、そこから発射された高濃度の音エネルギーが脳の音を司る部分をピンポイントに突き刺したのかと思うほど凄い衝撃だった。そして、3曲目くらいで彼らの音が自分の血肉と変わったと言っていいくらい、全身はsundelayに浸されていた。
些か大袈裟な表現になったかも知れないが、日頃ほとんど日本の音楽を聴かない私にとって、日本のインディーズバンドがここまで緻密かつ力強く、完璧と言っていいパフォーマンスを披露してくれようとは想像だにしなかった。この日の夜ほど、外国のものが無闇に上だと考えていた自分の了見が浅はかだったことを思い知らされたことはなかった。… 続きを見る

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