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住所: 埼玉県所沢市
 

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Feel so Easy! ~ 桃井はるこ,成田紗矢香
Feel so Easy! ~ 桃井はるこ,成田紗矢香
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 まっすぐ, 2008/8/27
特に、「天空のスプライト」を強く推したい。

あれは春と夏の狭間だった。
「あの街」を愛し、ともに集った僕たちを、突如襲った悲劇。
僕たちはヲタクは、楽しい思いばかりでなく、
どうしようもなく辛い思いまで、共有することになった。

この曲のモチーフとなったのは、
ほぼ間違いなくあの、痛ましい出来事だろう。
きっと桃井はるこ自身は、「そうだ」とは語るまい。
これまでもそうだったように。

まるで自分が傷んだような、彼女の苦しい思いは、
献花台で祈り、ブログで心情を吐露した末に、
この曲を生み出すに至ったのだ。

「辛くても前に進もう」

歌が示すメッセージはシンプルだ。
心が折れそうなほどの、辛い出来事があっても。
一瞬のスプライトが輝くように、道が啓示される瞬間がある。
それを信じて、前へ進んでいこう、と。

そして、ともすれば風化してしまう記憶への戒めとして、
彼女は「君を忘れない」と歌う。
そう、僕らは決して忘れない。忘れてはならない。
同じ時代を生きた、彼ら、彼女らのことを。

2008年晩夏。
歌は、想いは、まっすぐに空へ駆け上がる。
 
ゆめのばとん(DVD付) ~ 桃井はるこ,成田紗矢香
ゆめのばとん(DVD付) ~ 桃井はるこ,成田紗矢香
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 情景, 2006/12/8
かつてユーミンこと松任谷由美は、「情熱に届かない」という曲の歌詞解説で「情景を曖昧に書くことで、聴いている人の心の奥底にある風景に訴えたい」という趣旨の発言をしていた。「遠くの道路の橋桁」と聴いて人が浮かべるイメージは千差万別。きっと誰の心にもある、そうした心象風景を掘り起こそうという試みだ。

桃井はるこの綴る歌詞は、これとは真逆のアプローチで、聴き手のイマジネーションを強烈に刺激する。彼女の書く詞の世界には、実在の場所のストレートな表現が多々ある。「虹の架け橋」はレインボーブリッジだし、「中央通り」はそのまんまだ。この「ゆめのばとん」で描写される風景も、ズハリ秋葉原。「広場にはビルが建って」も「レンガの壁や橋」はそのまま、と彼女は歌う。

多くのオタクにとって最も見慣れ通い慣れた街「秋葉原」の風景は、それゆえ心に鮮明に刻み込まれている。彼女の綴る風景描写は、そんなオタクの心象風景を引きずり出し、結果的に作品世界への感情移入はより加速する。

曲そのものが訴えるメッセージは一般人でも十分共感できるものだ。

ただし、そのメッセージを真に伝えたい対象は誰なのか。「ゆめのばとん」を渡したい相手は何処にいるのか。

歌詞を聴いて、リアルにアキバの情景を思い浮かべられたあなたが、そのバトンを受け取る相手なのかもしれない。

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