T HAXAN

 
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レビュー

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極地からの怪物 大カマキリの脅威 [DVD] <b>DVD</b> ~ クレイグ・スティーブンス
極地からの怪物 大カマキリの脅威 [DVD] DVD ~ クレイグ・スティーブンス
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1957年にユニバーサルが公開した怪獣映画で、制作は、「宇宙水爆線」や「タランチュラの襲撃」など1950年代にこのての映画を連発したウィリアム・アランド 監督はハリーハウゼンの「地球へ2000万マイル」や「シンドバット7回目の航海」などのネイサン・ジュランです。当時日本では、劇場未公開だったため、一部怪獣、モンスター映画ファンにのみ知られた映画で、今回国内初登場ということになります。「放射能X」「黒い蠍」等と同様、この作品もこの時代によく作られた放射能や地殻変動の影響で生物が巨大化して人間を襲うパターンで、ここに登場するのは巨大化したカマキリであります。この大カマキリが当時としてはなかなかよく出来ていて実写の軍隊とドンパチをやるんですが、けっこう迫力があります。特に、北極のレーダー基地の宿舎を襲撃するシーンはゾクゾクするものがあります。人間のほうは、火炎放射器で応戦するんですが、例のごとくびくともしない、さらにジェット機との空中戦をへてニューヨークへ侵入してビルによじ登ったり、列車を襲撃したりした後、人間による兵器でかたがつくという、怪獣物のルーティーンにきっちりそった正統派怪獣映画でした。
特撮も当時としては水準以上で、当時、海外でもヒットした、「ゴジラ」(1954)の影響もところどころ垣間見られる作品で、レトロな味の怪獣映画が好きな方は、観ておいて損はないと思います。
映画秘宝EX 映画の必修科目05 突撃! モンスター映画100 (洋泉社MOOK) 青井邦夫
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
冒頭のモンスター映画の歴史(文、神武団四郎氏)だけでも十分読む価値あり、モンスター映画の主要作品を特殊効果の進展を絡めながら解説したものですが、とてもわかりやすくためになりました。池上彰なみに。これを読むとモンスター映画の歴史とは特殊効果の歴史そのものだということがよくわかります。
私は今まで「ジェラシックパーク」のCGによる成功がストップモーションアニメのクリエーターたちをいっきに葬りさったように思っていましたが、そうではなく「ジェラシックパーク」制作中にフィル・ティペットによる技術の橋渡しがきっちりと行われていたことを知り、ハリウッドの特撮の伝統が目に見えない縦の線でつながっていることに感銘しました。今や低予算でCGを使えるようになりB級以下作品でもそれなりのクウォリティをみせることができるようになりました。ありがたいことです。

ここに紹介されている100選のモンスター映画はマニア好みに偏らず比較的中道かと思います。「ピラニア3D」「クローバーフィールド」「ミスト」など近年の面白さが半端じゃない作品から「大アマゾンの半漁人」 「放射能X」「原子怪獣現る」「禁断の惑星」「吸血鬼ドラキュラ」などの1950年代の古典的傑作 「ジョーズ」「エイリアン2」「アナコンダ」のような定番作品 「空の大怪獣Q」「ブロブ 宇宙からの不明物体」「プロフェシー/恐怖の予言」「フロムビヨンド」など隠れた優れもの
「獣人ゴリラ男」「悪魔の植物人間」「ホラーエクスプレス」「モンスターパニック」「ザ グリード」「ブレインデッド」などマニア好み作… 続きを見る
幽霊屋敷の蛇淫 [DVD] <b>DVD</b> ~ バーバラ・スティール
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5つ星のうち 5.0 死の舞踏, 2012/9/24
1964年のイタリア映画、監督はイタリアのB級職人アントニオ・マルゲリティ。「幽霊屋敷の蛇淫」と煽情的なタイトルになったのは公開当時 大蔵映画が配給していたからで、実のところは、この時代のヨーロッパらしい格調高いゴシックホラーである。
19世紀のイギリス、ジャーナリスト(ジョルジュ・リヴィエール)は、作家のエドガー・アラン・ポーに取材を申し込みに行く、そこでポーの友人富豪のブラックウッド卿と出会う、彼はジャーナリストにある賭けを打診する それはブラックウッド卿の持つ幽霊が出没するという恐怖の屋敷で、一晩過ごせたら賭け金を支払うというものだった ジャーナリストは、その申し出を受け幽霊屋敷に乗り込むと、そこにはバーバラ・スティール扮する美女幽霊が待っていた。彼女はジャーナリストを誘い愛と官能の世界へ導く それも束の間、彼女を生前とりまいていた幽霊たちが次々と現れジャーナリストの命を狙い死の世界へといざなう そしてラスト 愛する美女幽霊の助けをかりて何とか逃げおおせるかとみえたが、衝撃的な結末をむかえる。という話。
「血ぬられた墓標」(1960)などと同様白黒撮影の陰影が不気味さを濃厚に感じさせ、日本の怪談映画にも通じるオドロオドロしくも官能的な雰囲気が全編をおおう。現在と過去との時間の交叉も幻想的に描き切って、出色のイタリアンホラークラシック。