カディス

 
ベストレビュワーランキング: 2,639
レビューについて、参考になったとの票を受け取りました: 80% (参考になった数:727(投票総数:911))
住所: 広島市
自己紹介:
映画、特に洋画が大好きです。 最近では、作家性の強いヨーロッパ作品を観ることか多いです。  アンゲロブロスに圧倒され、ブニュエルにあきれ、エリセを待ち、オルミを惜しみ、、、。

興味があるもの
小説はヘミングウェイ、といっても最近やっと短編が彼の本領であることに気付いたオクテのファンです。  日本の小説家では開高健、人生をヘミングウェイへのオマージュとして過ごしたと言えば開高ファンの方に叱られそうですが、そうした側面もあるかと、、、。
 

レビュー

ベストレビュワーランキング: 2,639 - 参考になった投票の総数:911中727
石炭紀・ペルム紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ)) 土屋 健
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 紀を語る、ということは想像以上に難しい。
その紀の生物を語るためには、その生物の来歴を語る必要があるからだ。
行きつ戻りつする時間をどう捌くか、、、読んでいてもそんなジレンマを感じるくらいだから著者はもっと大変だろう。

「窓」では、いつにも増してチャーミングな生き物古代ザメやサソリや昆虫、多様化した両生類、刺胞動物などが登場する。
第4章「大森林できる」では植物の大繁栄が語られる。
 昆虫紀としての印象が強い石炭紀、中生代の顕花植物との「共進化」の前に現生昆虫への系譜などについてもっと語るべきことがあるはずだ。
コンパクトにポイントを語ってはいるが、割かれたページ数が余りにも少ない。
現在地球上で最も繁栄、多様化している昆虫にもう少し敬意を払って欲しかった。
 
 ペルム紀、表紙を飾るのは両生類ディプロカウルス。
両生類、は虫類の多様化、大型化が後の恐竜や哺乳類の先駆となる。
大絶滅についても全体がコンパクトに紹介されるとともに、アーウィンによる原因仮説が紹介されている。
仮説6「オリエント急行・・・説」は、ネタバレとなるため、その内容は書かれていない。
私もかって読んだ本だが、大絶滅とのヒッカケがピンとこない。
再読したい。
デボン紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ)) 土屋 健
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 今回もいくつかの「窓」を切り口にしてお話が進む。
アノマロカリス類についてははるかに詳しい本も出ているが、ここではカンブリアン・エクスプロージョンの末裔としてサラリと触れている。
その他バージェス頁岩の住人などデボン紀にとらわれずいろいろな時代の生物が登場し、いよいよ甲冑魚、、、。
でもここではサラリ、カブトガニ、ウミグモなどが登場。
 次章の「窓」では植物系のお話からはじまって当時の大気組成について、、、。
目新しい内容ではないが詳しく平易に解説されている。以下、クモ類、ウミサソリ、、、。

 ダンクルは?、、、と思っていたら次章は「大魚類時代の確立」、デボン紀に至る魚たちやデボン紀に登場した魚たちがパースペクティブに語られダンクルもここで満を持したように登場する。
肝腎なイラストがイマイチ、の感があるが、化石から推定される噛む力などの解説は十分面白い。
以下、古代ザメ・クラドセラケ、シーラカンスなどが次々とパノラマ視的に登場、古代魚ファンとしては大満足だ。

 続いて「大魚類時代の舞台」では、魚たちを中心とした生態系の別の主役、ウミサソリやカブトガニ、その傍らで生きていたウミユリなど。
アンモナイトも登場し、そのあとは三葉虫、10頁以上にわたる化石写真群と解説は質・量ともに圧巻で三葉虫ファンは必見だ。
次章では「デボン紀後期の大量絶滅」についてサラリ、、、。章立てするほどの内容ではない。… 続きを見る
日本の淡水性エビ・カニ: 日本産淡水性・汽水性甲殻類102種 (ネイチャーウォッチングガイドブック) 豊田 幸詞
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
102種という種数から、普通種は網羅されているだろうと考えていた。
しかし希少種、固有種(沖縄地方)の記載が多く、(そういう意味においては価値はある)、
私たちが日頃目にする普通種についての記載がバラバラで、記載された種がどういう基準で
選ばれたのか、理解に苦しむ。
記載された写真は素晴らしいものばかりだが、一般的なフィールドでは使えない。
私にとっては残念な選択となってしまった。

例:ベンケイガニ科5種に記載された普通種は
・クロベンケイ ・アカテ ・ベンケイの3種で
・カクベンケイガニ ・ユビアカベンケイガニ ・クシテガニ ・フタバカクガニなどの記載がない。

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