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第1章の年代記は全体のほぼ半分の紙面を費やされて書かれていて、最初一読したときはやや細かく冗長な印象も受けましたが、第2章を読んでみてニーチェの思想と彼自身の生涯を照らし合わせてみたときに納得できる内容でした。
第2章のニーチェの思想の解説は、著者が読者に語りかけるようにやさしい言葉で書かれていましたがややマニアック(?)に論じられているところもあり、他のニーチェを解説した著作も参照しながら読んだ部分もあります。
第3章は著作の書かれた背景などを簡潔にまとめただけのものです。
「はじめて読む」にはやや難しかった部分(第2章の一部)もありましたがその分ニーチェの著作やニーチェについて書かれた他の著作をもっと読んでみたいという気になりました。その意味でもいい入門書だったと思います。
それぞれの章ででてくる会計の用語や概念は2,3個に抑えられている上フォントのサイズも光文社新書の他の著作に比べるとかなり大きくページ数ほど分量は多くないため、1,2時間で簡単に読める本です。
ただし、その分一冊の新書としては情報量はそれほど多くはないので過度に期待をするとがっかりする読者もいるかもしれません。あとがきで著者が言うように「一般の人と会計のあいだをつなぐもの」として書かれたもので、「本書を読んだ後に…「会計の入門書」を読んでいただければより一層会計のことがよくわかるようになる」本なのだと思います。
それぞれのエピソードの「オチ」や、この事例で一体何を説明しようとしているのかを予想しながら読むと、クイズ感覚で面白いです。