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菅野よう子さん Amazon独占インタビュー




OST

菅野よう子さんが手掛ける 『アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック』は4月25日に発売。豪華ミュージシャンによる往年の名曲JAZZや菅野よう子書き下ろしのサウンドトラックほか、全24曲を収録。

・キャラクターデザイン結城信輝による、描き下ろし絵柄ジャケット

・豪華参加ミュージシャン:松永貴志(Pf)、石若駿(Ds)、類家心平(Tp)、古川昌義(Gt)、鳥越啓介(Bs)、佐野康夫(Ds)ほか

・フィーチャリングボーカル:手島葵(歌手)、南里侑香(迎律子役)、古川昌義(桂木淳一 歌 役)




Q1. 以前、菅野さんへのインタビュー記事の中で、ジャズがお好きではないというお答えを拝見しました。

その菅野さんが王道のジャズ漫画である「坂道のアポロン」の音楽を担当された経緯について、簡単にお聞かせください。

ジャズは、表現された音そのものよりも、プレイヤーの生き様、たたずまいが問われているらしいということは、今回松永、石若さんのプレイを見ていて、少し感じました。が、今でもジャズは何を楽しめばいいのかよくわかりません。

ジャズ漫画ではあるけれど、ジャズの歴史や素晴らしさを訴える作品ではなく、人間を描いた作品だと思っています。

渡辺監督で、素材に音楽がある作品と聞けば、ジャンルは何であっても私自身がそれを見たいと思います。


Q2. 監督の渡辺信一郎さんとは「COWBOY BEBOP」以来のタッグとなります。
「COWBOY BEBOP」ではOP曲「Tank!」などビッグバンド・ジャズのアレンジが印象的でした。
今回は原作がスタンダード・ジャズが中心のお話ですが、監督からは楽曲に対して具体的なリクエストはあったのでしょうか?


原作を大事にしたいと聞いています。原作にあるスタンダードは基本的にそのまま、当初は私はその部分にはタッチしない予定でした。いくつかのシーンで絵に合わせなければいけないので多少アドバイスはしましたが、スタンダードに関してはミュージシャンに自由にやってもらっています。
監督からは、まとめない、未整理のままで、と。


Q3. JAZZ嫌い(?)な菅野さんに質問です。
敢えて「JAZZ嫌いな菅野よう子がおすすめするジャズ名盤」を選ぶならどの作品ですか?


ごめんなさい、ほんとに全然わからない、持ってないし。


Q4. 逆に、普段JAZZしか聴かないリスナーに聴かせたい、菅野さん作品1枚を教えてください。

ジャズ好きな人に聴かせたい私の作品ですか?うーん、、、、
私は職人です。もし「ジャズしか聴かないリスナーに届ける」という目標があれば、そういうものを作ると思いますが、今までそういう前提で作ったことがないので、つまりそういう作品が存在する気がしません。


Q5. サントラ盤について、コラボしたアーティストのことや楽曲の聴きどころなど、
菅野よう子さんによる一言楽曲解説をいただけませんでしょうか。


DJの方おふたりに参加いただいています。DDJ Mitsu the Beatsさんと、mabanuaさん。
60年代の話なのでDJ音があるわけないのですが、年代感より、青春の話を優先しようと。
おふたりとも音を聞かせていただいて、「ビート」だけでなくつぶやいている、ノリだけでなくエモーション、割り切れないことも表現できる方と思いました。人間的にもすばらしい方達でした。
ピアノの松永くんはとにかく明るい。ジャズといえば苦みと夜と、、、という先入観があったのですが、ポップでピチピチしています。石若くんはまだ学生。千太郎であり自分であるというはざまに悩みながら、まさしく青春な演奏をしてくれました。
ベースの鳥越さんは初めてお願いしたのですが、清潔なピッチ感と美しさ。鈴木正人さんのジャンルを超えた深い音楽性。シートベルツのいつもの面々は、いつものようにほとんどワンテイク。
淳兄のトランペットは顔や存在感もそっくりな類家さんに。かっこよくて、原作の小玉先生の被写体になっていました。
歌声はプロのシンガーでなく別の楽器のプレイヤーで、大人の魅力、ということで古川昌義さん。律子役の南里さんは、演技の延長線上自然にそのまま歌も。手嶌さんには、劇中で出てくるスタンダード曲を、主人公の心情と重ねて。ビート感がすばらしかったです。


Q6. 主題歌でのYUKIさんとコラボレーションが非常に話題となっています。
聴きどころを教えてください。


途中から思わず走り出したくなる感じ。
YUKIさんのライブを拝見し、戦う女の子であると同時に、我慢ならずに途中から走り出しちゃうようなイメージを持ち、
それをそのままサウンドにしました。ご本人を拝見してすぐ、苦労もなく出来た曲です。


Q7. Amazon.co.jpには、菅野よう子さんファンが沢山います。
このページをみてるAmazon.co.jpカスタマーへ一言、お願いします。


いつも応援してくださって、ありがとうございます。
あなたに届いて、音で何か力になっているとしたら、私は幸せです。



菅野よう子さんプロフィール:

宮城県出身の作曲家、編曲家、プロデューサー、ピアニスト、歌手。早稲田大学在学中に「てつ100%」のキーボード担当としてデビュー。バンド活動と並行して『信長の野望シリーズ』などの歴史シミュレーションゲームの楽曲を担当し、作編曲家としてアニメやCM音楽での活動を広げていった。「マクロス」「カウボーイビバップ」ほかアニメ作品のサウンドトラックでは熱狂的なファンを獲得している。担当したCM曲はトヨタ自動車/東京電力/JR東日本ほか錚々たる企業が名を連ね、1000本以上とも言われる。

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