音楽に積極的でなかった国教のロシア正教の影響もあり芸術音楽の発展で大きな遅れをとっていたロシアでも、19世紀から現代までの激動のロシアで革新的でスピリチュアルな音楽潮流を生み出した作曲家たちが登場します。グリンカ、「ロシア5人組」(バラキレフ、キュイ、リムスキー=コルサコフ、ボロディン、ムソルグスキー)にはじまり、ロシアが誇る大作曲家であるチャイコフスキー、ラフマニノフ、20世紀の音楽界を飾るストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、そしてシュニトケ、グバイドゥーリナ、アルヴォ・ペルトまで。ラ・フォル・ジョルネ・オ・ジャポン 2012でも取り上げられるロシア祭典、<サクル・リュス>、ロシアのクラシックミュージックの魅力をご紹介します。 |
日本人にも馴染み深い作曲家のひとり、チャイコフスキー。3大バレエと称される「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」は特に人気である。「くるみ割り人形」の中の楽曲「花のワルツ「パ・ド・ドゥ 」は、フィギュアスケートの浅田真央選手が2005-2006シーズンで使用したことでも有名。バレエ音楽だけでなく、冒頭の旋律があまりにも有名なピアノ協奏曲第1番、超絶技巧を要するヴァイオリン協奏曲、題名の通り悲愴感の漂う交響曲第6番など、オーケストラのダイナミズムを生かした華やかな楽曲が多い。
◆おすすめタイトル◆ 『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番』
指揮:クラウディオ・アバド / ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
アバド&アルゲリッチによるピアノ協奏曲第1番は、とにかくテンポが速く、攻撃的。特に4楽章で繰り広げられる、ピアノとオーケストラの火花が散るような掛け合いは爽快なまでである。一方、エコノムとピアノデュオで奏でる「金平糖の踊り」はピアニシモが非常に繊細で美しい。チャイコフスキーの華やかな楽曲を楽しめるだけでなく、アルゲリッチの幅広い表現力を感じられる1枚だ。
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ピアニストであり、作曲者・指揮者でもあった。流暢で甘美な楽曲が多いが、演奏には高度なテクニックを要する。多くの有名曲を残しただけでなく、ピアニストとしての業績も非常に大きく、驚異的な演奏技術、人並みはずれた大きな手を持っていたと言われる。人気コミック「のだめカンタービレ」では、主人公のだめによって「ピアノ協奏曲第2番」が演奏されたエピソードがある。近年では、全盲のピアニスト辻井伸行さんの演奏も話題となった。
◆おすすめタイトル◆ 『ラフマニノフ:自作自演~ピアノ協奏曲第2番&第3番』
演奏:セルゲイ・ラフマニノフ
作曲家としてだけでなく、演奏者としても有名だったラフマニノフ自身の演奏。古い録音なので音質はご勘弁をといったところだが、彼の卓越した技術を垣間見ることができる。作曲者自身が素晴らしい演奏者であったために、その後のピアニストが演奏するのに気が引けてしまいそうなものだが、アシュケナージも素晴らしい演奏を残しているため、是非併せてお楽しみ頂きたい。
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ストラヴィンスキーの楽曲は不協和音や変拍子が多様された複雑な構造で、それまでのクラシック音楽に革新的な影響を与えた。バレエ音楽「火の鳥」、「ペトルーシュカ」、「春の祭典」が代表的な作品として挙げられる。特に「春の祭典」は天才と言われたニジンスキーが振付を担当し、あまりに革新的な内容だったために観客から大ブーイングが起こり大騒動となったことでも有名。
◆おすすめタイトル◆ 『ストラヴィンスキー:火の鳥』
指揮:ピエール・ブーレーズ / ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ
前衛的な指揮を得意としたブーレーズによって、火の鳥が華麗かつ色彩豊かに舞う様子が表現されている。プログレッシヴ・ロック・バンドのYESがライブのオープニングSEとして使用したエピソードが知られているが、この楽曲も厳密な意味での「クラシック」というよりはプログレと言っていいかもしれない。
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プロコフィエフ 
サンクトペテルブルク音楽院で作曲・ピアノを学ふ。渡米、パリに住んだりと長期間の海外生活の後ロシアへ帰国。自身が優れたピアニストであったことから多くのピアノ作品がある。
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