防災グッズについて

一口に防災と言っても、災害の種類も被害の大きさも多様。自分が住んでいる環境の特性を考え、効果的な防災グッズを揃えたい。地理的条件はもちろん、家族構成や、一戸建てか集合住宅かなどを考えることで、必要なグッズの種類や量は変わってくる。
緊急避難用品非常持出袋
布製もあるが、銀色をしたアルミックス製なら、防炎性や熱反射性を持ち、さらに目立つという利点もある。袋にあらかじめグッズが入った製品には、自分が必要と思う品も追加しておきたい。万一のことを考えて、玄関・寝室など別々の場所に2セット以上用意しておくのもよい。
救急セット
応急処置をうたった製品であっても、消毒薬などの医薬品は同梱されていないこともあるので確認したい。必要なら薬局で買い足しておこう。コンパクトな持ち出し用セットと、さまざまな薬を入れた救急箱、両方を常備しておくのがよい。
ヘルメット・防災頭巾
落下物や飛来物の危険がある場合、ヘルメットなどで頭を守るだけでもずいぶん安全度が高まる。家族の人数分用意しておくと安心だ。一般的にヘルメットのほうが衝撃には強いが、防災頭巾は首筋から肩までも覆ってくれるという長所もある。
災害防止用品転倒防止・耐震グッズ
家具が倒れたり壊れたりする場面は、普段の生活ではなかなか想像しづらいもの。転倒防止ポール、耐震金具、耐震マット、耐震シートなどを適切に取り付けることで、現実に転倒防止や耐震の効果が期待できるのはもちろんだが、家具の安全な置き方を再考するきっかけにもなるだろう。
ガラス飛散防止グッズ
地震などの際、割れたガラスの飛散を防げれば、その後の生活がずいぶんと安全かつスムーズになる。公道に面した高い場所にある窓は、通行人を怪我させないためにもぜひ処置しておきたい。食器棚など、室内家具用の製品もある。
火災報知機
住宅火災の死亡原因の7割は逃げ遅れ。出火を知らせる火災報知器を設置することで、火災で死亡にまで至る可能性はぐっと低くなる。煙感知式と熱感知式があるが、台所には熱感知式、居間や寝室などには煙感知式という使い分けが一般的。
非常時生活用品マルチツール
ナイフ、ドライバー、缶切り、栓抜きなどがコンパクトに収まったマルチツールは、使う頻度は高くなくても、いざというとき頼りになるアイテム。非常持出袋に入れておくのもいいが、毎日持ち歩く鞄にしのばせておくのも一つのやり方。
防災用ラジオ
手動で充電可能なタイプがもっともおすすめ。ハンドルを手回しすることで蓄電し、電池がなくてもラジオを聞けるため、非常時に大いに役立つ。ライトが付いている製品も多い。携帯の充電が可能なモデルも利用価値は高い。かさばるものでもないので、ぜひ一台持っておきたい。
防寒具
寒い季節に被災した場合に重宝するのが、コンパクトに収納できる防寒具(簡易防寒シート、シュラフ)。軽く薄い、アルミ素材の防寒ブランケットは保温性が高く、熱源がなくても暖かく過ごせる。寝具として使用するシュラフは保温性のほか、吸湿性も考慮したい。
飲料水タンク
あらかじめ備蓄しておくなら、ポリタンク型のものが一般的。殺菌機能付きの製品もある。避難した後に給水を受けるための用途ならば、非常時以外はコンパクトに収納できる折りたたみ型の製品も便利。簡易型浄水器の併用をおすすめ。
簡易トイレ
簡易トイレは、消臭剤で匂いを消すタイプの他、高分子吸収剤で便を固めるタイプも人気だ。備えておけば、避難生活を強いられた際のストレスを大きく軽減してくれるだろう。
貴重品袋
被災した後の生活を守るためにも通帳、印鑑、証書などの貴重品をとっさに持ち出せる態勢にしておきたい。これらは普段から貴重品袋に入れてしまっておくのがよいだろう。火や水にに強い材質の製品や、首にかけて携帯できる製品などがある。
簡易式浄水器
地震の場合、水道の復旧は遅れることが多い。被害状況によっては給水が始まるまでに数日かかる場合もあり、その間はくみ置きを使う可能性があることを考えると、簡易式浄水器は必須アイテム。フィルター式のボトル型製品が使いやすい。タンクに入れて水を殺菌するカプセルタイプも有用だ。