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【ADLIB AWARDS 2008】受賞作品発表(邦楽編)+4月号リコメンド・ニュー・ディスク

ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内グランプリ&国内ジャズ/フュージョン賞受賞 『Wonderful Days』  T-SQUARE SUPER BAND

日本のフュージョンを代表するグループであり続けるT-スクェア。昨年でデビュー30周年を迎えた彼らが、その集大成として新旧メンバーを大集結して作り上げたのがこのアルバムだ。現行メンバーとかつてのメンバーがそれぞれ曲を持ち寄り、さまざまな組み合わせのセッションで演奏した結果、これまで以上にヴァラエティ豊かな仕上がりの記念作となった。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ジャズ/フュージョン賞受賞 『21』  DIMENSION

サックス、ギター、キーボードというウワモノ楽器のプレイヤー3人からなるDIMENSION。いまや日本のNO.1テクニカル・フュージョン・グループとしての地位を揺るぎないものとした彼らのタイトル通り通算21作目となるのが本作。ゲスト・ドラマー3人を曲のタイプによって使い分け、よりカラフルになったリズムの上でメンバー3人の超絶技巧プレイが冴え渡る。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ジャズ/フュージョン賞受賞 『DOUBLE TROUBLE』  TETSUJINO

元カシオペアの櫻井哲夫と、あの世界的トランペッター日野皓正の実息でもあるジーノこと日野賢二。このスーパー・ベーシスト二人による強力タッグ・チームがテツジーノだ。スラップ・ベースの名手同士の競演ということで、ダンス&ファン・グルーヴ全開のアルバムを作り上げた。ドラムを加えた3人だけで演奏した<サム・スカンク・ファンク>は圧巻だ。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内R&B/ヒップ・ホップ賞受賞 『ハレルヤ〜サマー・オブ・ラブ'86』  安富祖貴子

沖縄出身のソウルフルなジャズ・シンガー安富祖貴子の初ニューヨーク・レコーディングとなる3作目。R&B、ブルース色を濃くして、ジャズ・スタンダードの他、レイ・チャールズやボブ・マーリー、さらにエディット・ピアフなどで知られるソウルやレゲエからシャンソンまでの有名曲に挑んでレパートリーを広げている。その深い歌声に魂を揺さぶられること必至。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内R&B/ヒップ・ホップ賞受賞 『Candy Girl』  詩音

ウェッサイと呼ばれるアメリカ西海岸(ウェストサイド)のヒップ・ホップ・シーンからの影響を独自に消化した、日本のベイサイド横浜から登場したR&Bディーヴァのデビュー作。アルバム・タイトル通りの魅力的なキャンディ・ヴォイスで、フィーチャリング・ラッパーとのグルーヴィーなチューンからスウィートなバラードまでをセクシー&キュートに歌い上げている。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ロック/ポップス賞受賞 『ボクのこころ〜メウ・コラソン〜』  南 佳孝

ボサノヴァ誕生50周年のメモリアル・イヤーに、意外にも初となるブラジル録音を敢行した南佳孝のセルフ・カヴァー・アルバム。<モンロー・ウォーク>や<スローなブギにしてくれ>といった数々の名曲が、現地ミュージシャンたちの演奏とリラックスした歌声によりブラジリアン・フレイヴァーたっぷりの新たな魅力をまとって甦る。唯一の新曲<Route134>も必聴。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ロック/ポップス賞受賞 『魔法の領域』  杉 真理

デビュー30周年を迎えた杉真理が、その長い音楽キャリアの中で培ってきた人脈を活かして作り上げた記念碑的な一枚。伊藤銀次、村田和人、安部恭弘、伊豆田洋之、須藤薫、堂島孝平、そして竹内まりや等々がお祝いに駆けつけている。杉の音楽遍歴を滲ませながら、パーティー気分もいっぱいにポップスの楽しさの神髄を伝えてくれる会心作だ。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内クラブ/ダンス賞受賞 『SHINING』  青木カレン

活況を呈する日本のクラブ・ジャズ・シーンで、いまやヴィーナス的存在となった青木カレン。これは彼女のフル・アルバムとしては3作目となる飛躍の一枚だ。コラボレートしたindigo jam unit、quasimode、 JABBERLOOP、Shima & Shikou Duo、中塚武といったシーンの精鋭たちとも堂々と渡り合い、もはやクラブ・ジャズの女王といった風格さえ感じさせる。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内クラブ/ダンス賞受賞 『JAPAN』  吉澤はじめ

ヨーロッパを中心に世界的な評価も獲得しているクラブ・ジャズ・バンドSLEEP WALKER。そのピアニストでありグループの音楽的中枢を担う存在でもあるのが吉澤はじめだ。4枚目のリーダー作となるこのアルバムでは、国内からakiko、海外から伯父でもあるピーター・アースキンらをゲストに迎え、プロデューサーとピアニスト両面の才能を存分にアピールしている。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ワールド/ニュー・エイジ賞受賞 『AGATSUMA PLAYS STANDARDS』  上妻宏光

津軽三味線の可能性を次々に押し広げる活動を展開する上妻宏光。これまでにもロックやフュージョンからテクノまでと様々なアプローチを三味線で試みてきた彼が、このアルバムでは多彩なジャンルからのスタンダード集に挑んだ。マイケル・ジャクソン、YMOからクラシック、映画音楽、童謡にいたる広範なレパートリーを遊び心豊かに披露している。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ワールド/ニュー・エイジ賞受賞 『Bossa@NILO-Ipanema-』  小泉ニロ

前回の本アワードでデビュー作が国内ニュー・スター賞に輝いたボサノヴァ・シンガー小泉ニロ。これはそれに続くセカンド・アルバムで、前作同様にブラジル音楽の名曲に正面から向き合いストレートにポルトガル語で歌った続編的な内容に仕上げている。長らく小野リサが牽引し続けているこのジャンルの、新たなる担い手の誕生を予感させる好盤だ。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ワールド/ニュー・エイジ賞受賞 『The VOICE』  KOKIA

フランスやベルギーなどヨーロッパ諸国や香港を始めとしたアジアの各地でも人気が高く、コンサートを開けば数千人を集めるシンガーKOKIA。クラシックの声楽をベースに持つ彼女のヴォイス・パフォーマーとしての高い実力を示したのが本作だ。七色の歌声を自在に操りアイリッシュ・ミュージックや沖縄音楽の要素も見事に吸収し消化した秀作だ。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ニュー・スター賞受賞 『BIANCA』  BIANCA

うら若き5人の女性からなるジャズ/フュージョン・バンドBIANCAのデビュー・アルバム。フルートとサックスをフロントに立て、ドラム、ベース、キーボードの3人がバックを支えるという編成も特徴的だが、サウンドも4ビートから16ビートまでをこなす今までありそうでなかったタイプだ。スピッツやコブクロを手掛けたことで知られる笹路正徳のプロデュースも光る。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ニュー・スター賞受賞 『& JAZZ』  森川七月

実姉である森田葉月とのデュオ名義によるライヴ・アルバムで2006年にデビューした森川七月。これは彼女が満を持して放ったソロ・デビュー盤だ。前半に定番のジャズ・スタンダードのカヴァーを置き、後半ではキャロル・キングやエルトン・ジョンらのポップ名曲をジャズ・アレンジで独自に表現するという構成の妙にも唸らされるJ-ジャズ新時代を感じる一枚だ。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 国内ニュー・スター賞受賞 『ブラック&ブルー』  R134

ギタリスト杉本篤彦とドラマー大河原亮三というJ-ジャズ/フュージョン・シーンの中堅どころ二人からなるデュオ・ユニットであるR134。グループ名の由来はもちろん湘南海岸に沿って走る国道134号線だ。サウンドの方もその名の通りリゾート・ムード溢れるサマー・フュージョンで、オリジナル曲とともにソウル名曲のカヴァーも夏色に染め上げた爽快なデビュー作だ。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 特別企画賞受賞 『music tree』  山沢大洋

木村カエラやSMAP、オレンジ・ペコーらのプロデューサーとして知られる山沢大洋。そんな彼の初自己名義アルバムとなるのが本作だ。幅広いJ-ポップ人脈からのみならず海外からもゲストを招き、ロック、ポップ、ファンク、ヒップ・ホップと様々なジャンルにトライ。それを卓越した手腕でひとつにまとめあげたプロデューサーズ・アルバムのお手本となるような逸品だ。



ADLIBADLIB AWARDS 2008 ミュージック・ビデオ賞受賞 『TOSHIKI KADOMATSU Performance 2006“Player's Prayer”SPECIAL 2006.12.16 NAKANO SUNPLAZA』  角松敏生

1980年代から日本のアーバン・ポップ・サウンドの中枢を担ってきた角松敏生。その音楽性の高さはCDのみならずライヴでも大いに発揮される。これは2006年に発表した角松のアルバム『Prayer』に参加した世界のNO.1ドラマー、スティーヴ・ガッドを招いて行われたコンサートの模様を収めた映像作品。日本のポップス史に残る記念すべき一日の記録だ。



ADLIB4月号リコメンド・ニュー・ディスク 『NO TURNS』  角松敏生

海・夏サウンドの代名詞的存在であり、R&Bやヒップ・ホップを日本のポップスに取り入れた先駆者でもある角松敏生。そんな彼が25年以上に及ぶキャリアで培った様々な音楽テイストをすべて盛り込み作り上げた2年8ヶ月振りのオリジナル・ニュー・アルバムだ。と言っても気負ったところは一切感じさせず、自然体でリラックスした空気が全体に流れている。生演奏に拘ったサウンド・メイクも、いつもながら強力。



ADLIB4月号リコメンド・ニュー・ディスク 『マイ・オンリー・スリル』  メロディー・ガルドー

もともとは自主制作で発表したデビュー作が、昨年日本でも輸入盤のみの段階からスマッシュ・ヒットを記録したメロディー・ガルドー。活況のジャジー・ポップ・シーンのシンボル的存在にもなりつつある彼女が、満を持して放つメジャー・ファースト・アルバムがこれだ。今このシーンで乗りに乗るプロデューサー、ラリー・クラインを迎えて、ストリングスなどもフィーチャーしたスケール・アップした世界を聴かせる。



ADLIB4月号リコメンド・ニュー・ディスク 『TATSURO from NIAGARA』  山下達郎/SUGAR BABE

いまやJ-ポップ界の超大物となった山下達郎が、1980年に<ライド・オン・タイム>でブレイクする以前の楽曲を集めた編集盤。もともとはそのブレイク直後に当時のLP盤でリリースされたものだが、本人及びレーベル非公認ということで長らく廃盤状態だった。今回ついにレーベルの主であった大瀧詠一監修のもとCD化が実現。SUGAR BABE時代及びソロ最初期の歌声が最新リマスタリングで鮮やかに甦る。



ADLIB4月号リコメンド・ニュー・ディスク 『VIVA A.I.』  AI

日本では他に類を見ない深みのあるソウルフル・ヴォイスで人気を博すレディ・ソウル・シンガーAI。新作ではそんな従来のイメージだけでは終わらせない様々なチャレンジングな試みがなされている。ハウスやエレクトロ、ダンスホールなどに加えてラウドなロックにもトライ。でありながらAIらしさが失われていないのは、ひとえに歌力のたまものと実感する。話題のオスカー受賞映画『おくりびと』の主題歌も収録。



ADLIB4月号リコメンド・ニュー・ディスク 『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』  ニッキ・パロット

歌が歌えてアップ・ライト・ベースが弾けて、その上この美貌という天から二物も三物も与えられたオーストラリアが生んだ才女ニッキ・パロット。ソロ・デビュー作となった2007年作に続くこのセカンド・アルバムには、本国でパロット・シスターズとして共に活動するサックス奏者の実姉リサ・パロットも助力し、ウーマン・ジャズの台頭を実感させる仕上がりともなっている。お家芸であるベースの弾き語りも随所で披露。

ADLIB (アドリブ) 2009年4月号

ADLIB (アドリブ) 2009年4月号 COVER STORY:初夏を先取りする新作が完成〜角松敏生ロング・インタビュー/ファン垂涎のお宝アイテムが初CD化された山下達郎/シュガー・ベイブ/才色兼備のシンガー&ベース奏者ニッキ・パロット/【総力特集】最新復活アーティスト事情〜レッド・ツェッペリン、ポリス、リターン・トゥ・フォーエヴァー、ラベルほか/【集中連載】J-フュージョンの歴史:第4回〜70年代後半のフュージョンの確立・後編