DEEP DIVE - RADWIMPS


2005年の11月にシングル「25コ目の染色体」でメジャー・デビューしたRADWIMPS。今年2月にリリースしたメジャー・デビュー・アルバム『RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~』がロング・セラーを続けるなか、5月に「ふたりごと」、7月に「有心論」、そして11月に「セツナレンサ」と、シングルをハイペースでリリース。9月に行われた横浜BLITZ2デイズもソールドアウトするなど、人気・実力ともに大きな話題を集める彼らが、早くもニュー・アルバム『RADWIMPS4~おかずのごはん~』を12月6日にリリースする。

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「今年はたくさんの音源を出したいっていう話を去年の暮れにしてたんです。特に「ふたりごと」はどうしても出したくて、あれを出したことで勢いがつきました。思った以上に仕上がりもよかったし。そのあとの「有心論」も“自分と相手”っていう世界がメインになっていて。だいぶ、導かれる部分が多かったと思います」(野田洋次郎)

“絶対的な1対1”を描ききった、と野田が語る「ふたりごと」と「有心論」。この2曲で核となる世界が作れたという自信を持てたせいもあり、他のアルバム収録曲ではさまざまな音楽的アプローチを楽しみながら作業が進められたという。

「いろいろ起伏はありましたけど、いい流れでレコーディングは進みました。「ふたりごと」「有心論」がものすごい労力を使って作ったので、その作り方の流れに持っていかれそうになったりしたんですけど…。完成形を目指して、さらにいいものをっていう感覚で作っていきました。しかも、9月の2デイズ・ライブが終わったあと、その勢いに乗って残りの5曲ぐらいがバーッと録れたんです」(野田)

「リハーサル・スタジオに毎日通ってたし、レコーディングも精一杯やりましたね。後半はスケジュールもきつかったので、大変でした。練習の時間もなかったので、録るのに苦労しましたけど。でも、最後のほうは、もっとやりたいって思ったりして。勉強になったし、楽しかったですね」(桑原彰)

 美しいメロディと胸を打つ歌詞がジワジワ染みてくる「有心論」、ハードなギター・リフが印象的な「ギミギミック」など、大きな振れ幅を持った楽曲の数々。さらに、変拍子を取り入れた「遠恋」、細かく展開していく構成の「セツナレンサ」など、これまで以上にリズムの面白さやコンビネーションのよさが発揮された曲が多い。

「1曲の中にいろんな要素が詰まっていたりするので、あとから聞いたら大変なことになっていますね(笑)。ドラムだけじゃなく、ギターもベースも結構面白いことをやっていて。自分たちでやっているときはふつうに気持ちいい感覚で弾いているんですけど、面白いことをやれているのかなと客観的に思うこともありますね。それは技術的にというより、発想的な面白さなんです。自分の中でその音が鳴っていて、それを実際にドラムでやると難しかったりしますけど、やりがいがあるから挑戦する。そういう発想からやれているのがいいなと思います」(山口智史)

「今回のアルバムを作っていて、バンドのグルーヴをかなり意識したんですよ。最初の頃はイメージはあっても思うとおりにできていなかったんですけど、できるようになってくると面白くて。ドラムに対してもうちょっとこういうベースのアプローチがいいのかなというのが体現できるようになってきました。ツアーやライブのリハをやっていて、少しずつ身についてきたのかなと思います。展開の多い曲も楽しいし。ライブでどう演奏しようかという課題も生まれるので」(武田祐介)

 そして、野田洋次郎の書く歌詞には、これまで以上にストレートな言葉や表現が目立つ。ストレートといっても決して薄めて表現するのではなく、むしろ言いたいことの核に近づくためにどんどんそぎ落としていく作業を行ってきた。そうやって生まれた、シンプルな言葉をより広がりのあるイメージで伝える作品の充実度。二人が出会えたことの奇跡を歌う「ふたりごと」、初のフィクションに挑んだ「遠恋」など、サウンドとともに歌詞の世界もより個性が際立ってきた。

「前作のアルバムは歌詞に重点を置いて作っていたので、歌詞を伝えるアルバムだったなと思うんです。全曲、歌詞も多かったし。今回はいろんな面ですごくバランスのとれたアルバムになりました。それに、歌詞に行き着くまでの感情をより細かく描写することで、ふつうの一言一言が説得力を持つようになって、自分だけの言葉になる瞬間があるんです。そこは、また一歩踏み込めたかなと思います。あと、考えていることは変わらないんですけど、短い曲だとそこで制約が設けられて、短い単語と少ない文章で伝えようとするところから入れたんです。そこでどう伝えるかという能力が自分の中で広がったなと思います」(野田)

 そして、アルバムは「バグッバイ」という非常に大きなスケール感のある曲で締めくくられる。壮大な物語のエンディングであり、クライマックスといえるナンバー。まるで、この曲に向かってアルバムの他の曲が用意されていたかのようなポジションにある楽曲だ。

「「バグッバイ」があったからこのアルバムができた、と言っていいぐらいです。「有心論」を録った後にできたんですけど、すごいってみんなも思ったらしく。自分という枠を通り越して、RADWIMPSが言いたかったことが歌詞になりました。これを書いていたときを思い出せないんですよ(笑)。出来上がった直後、言い尽くしたから他の歌詞が書けなくなって、このあと歌う必要があるのかって思ったほどでした。自分の想像以上の言葉も音も出来上がったので、アルバム最後に来る曲だなというイメージが漠然とわいて、この曲に向かうアルバムを作りたいなと思えたんです。そういうコンセプチュアルな作り方は初めてですね」(野田)

 演奏レベルの高さ、アレンジの幅広さ、メロディの豊富さ、そして歌詞の深遠な世界。平均年齢21歳の彼らが作り上げた通算4枚目のアルバムは、バンドのとしての大きな進化を物語る傑作アルバムだ。

「毎日聞いてますけど、それだけいいアルバムだなって実感してます」(桑原)

「僕はドラマーなので、ふだんドラムを聴いてしまうんですけど、このアルバムはふと気づくと歌しか聴いてなかったり。自分がそういう音楽をやりたかったんだなって気づきましたね。あくまでも歌を引き立てるサウンド。そこはこれからも求めていくと思います」(山口)

「満足している部分もあれば、さらに課題が見えてきたところもあって。そこはライブでどう見せていこうかなと考えています。これからにつなげるという意味でも」(武田)

「みんなの気持ちよさの波長、曲の完成形のイメージがすごくうまく合ってできたアルバム。RADWIMPSのアルバムの最上級はどういうものだろうって想像できなかったんですけど、それがこの4枚目でできたという思いが強いです。これがRADWIMPSのアルバムだって言える。それでいて、ここからどうしようっていう楽しみもありますから」(野田)

文:岡本 明

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