1984年、パソコン界を揺るがすプロダクトMacintoshを華々しく発表した翌年、アップルから追放されるかたちで退社。その後、NeXTを創設し、いまのMac OS XのベースとなるNEXTSTEPを開発します。その傍らで、ルーカス・フィルムのCG制作部門だったPIXARを買収、世界初の長編CGアニメ「トイ・ストーリー」を制作して世界中で大ヒットさせます。さらには1997年、電撃的な買収劇の結果アップルに復帰し、その半年後には同社を代表して基調講演を行うという激動の運命をたどります。
ジョブズはアップルに復帰後、さまざまなプロダクトとサービスを発表し、世の中を変え始めました。世界中のプロダクトをトランスルーセント(半透明)にしてしまったiMac、ワイヤレスLANを定番化させたiBook、デスクトップにスーパーコンピューター並みのCPUパワーを持ち込んだPower Mac G4、音楽のライフスタイルを変えてしまったiTunes Store×iPod、大作CGアニメの市場をつくったPIXAR、そして携帯電話の存在を変えようとしているiPhone──。気がつけばわれわれの回りにも、彼が生み出した何かが存在しているのです。「コンピュータ」という言葉が取れたブランド、アップルと同様に、スティーブ・ジョブズはいまやパソコン業界にとどまらない存在となっています。