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5つ星のうち 4.0
震災と戦いながら…, 2012/11/28
サンドウィッチマン単独ライブを纏めたDVDも2007年から数えて早五回目。ですが、このライブが行われた2011年は東北大震災が起きてしまい、彼らは東北を救うために東奔西走せざるを得なかった。ネタのクオリティがばらつくのは仕方ない。むしろ同じ東北人として敢えて開催したことに感動した。勿論ネタも十分なクオリティだと思いますがやはり過去のよりはちょっとダウンしてるのは否めません。それでも新ネタを用意してやるところに彼らの勇気を買います。後、ラストの漫才でサラリとあの台詞を入れて笑いにする辺りに彼らの真骨頂を見ました。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これは手元に残したい一冊, 2012/9/26
オールタイムベストアルバムリリースに合わせてぴあが山下達郎特集号として復活というのもありますが、この一冊は絶対手元に残すべき!達郎さんのインタビューだけでなくあのぴあ100Qもお題一新でお届けしてます。更に歓喜させたのが山下達郎さんの愛妻・竹内まりやさんの達郎さんに対してのロングインタビューは貴重です!ずっと隣にいただけでなく、時に音楽業界の先輩後輩、時にプロデューサーとアーティスト、時に夫婦、時に男と女の間柄のお二人だけにお互いをどう見て感じているかはファンは絶対知りたいはず。これを買えば一目瞭然です!そして手にした私が率直に感じたのは「本当に良く出来た夫婦だ」ってこと。夫婦げんかに関しての質問での達郎さんの答えとまりやさんのインタビューで世の夫婦はもう少し学ぶべきでしょう。正直このインタビューだけで金出す価値は余りあるよ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本当に稀有なバンドだったのを痛感, 2012/9/26
今年(2012)、仕事の都合で東京に来ることになってショップメカノ行きたさに中野に舞い降りた。そして四十年以上生きて初めて有頂天が解散ライブをやった中野サンプラザを見た。かなり大きい場所だった。つまり当時の有頂天はサンプラザを埋めるだけの集客力があったってことだ。でも末期の有頂天はもはやバンドとして断末魔の叫びを上げていた。キーボードのシウは『でっかち』レコーディング中にもう脱退を決めていた(本人談)。バンドとしても次の一手が打てない以上解散は避けられなかった。事実ケラは解散の91年には既にロンバケを結成してデモを録音している。有頂天の終わりを締めくくるには関わった連中を総動員して湿っぽさを消し去ることだった。歴代メンバーが曲によって変わる様はケラのMCでわかるけど、音や歌からは湿っぽさは一切無い。そういうのが嫌いなケラらしい有頂天の有終の美だった。 有頂天はテクノでパンクでプログレでニューウェーブだった。文字通り最後まで『ヘンな音楽の殿堂』を体現して役目を終えた。こんなヘンテコで面白い音楽はもう生まれない。解散をリアルに体現出来るドキュメントだが、曲がかなりカットされてるのが残念。いつの日か完全版を切に望む。
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5つ星のうち 5.0
正にエバーグリーンな楽曲群, 2012/9/26
遂に出た山下達郎さんのオールタイムベストアルバム。でも内情を知るとちょっと切なくて、「CDというフォーマットが無くなりそうな気配だからある内にきちんとしたオールタイムベストアルバムを出したかった」というのが…みんな不景気が悪いんだ畜生。愚痴めいてしまったが、このベストアルバムはさすがに御本人選曲だけありシングル中心にしながらも代表曲はほぼ網羅されています。しかし、シュガーベイブから現在までをきちんと把握出来るベストアルバムを作れるというだけで山下達郎さんの凄さを改めて思い知る。どの曲も古さを一切感じられないんだから恐ろしい。更にドラマ「遺留捜査」の主題歌である『愛を教えて』も収録されてますが、還暦間近なのに衰えないソングライティングとほとんど打ち込みなのにじっくり聴かせてしまうとは……この人の現役感はもはや怪物レベルだ。まぁこれを聴いて商魂逞しいとかオワコンとか言う輩はほっとけ。これまでもこれからも山下達郎を越えられるのは本人だけなんだから。因みに初回版のボーナストラックはマニア向けです、はい。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読解力が試される作品, 2012/9/17
きゆづきさとこ先生の作品はGAもクロもだけど読解力をさりげなく要求する漫画だなぁと感じている。すべてを絵や台詞で説明せず余韻を残すやり方をどちらも徹底している。この巻だと如月の朝顔話のラストも彼女の表情のみで読者に悟らせる。また、長く読んでいる人がニヤリとする描写をこれまたさりげなく挿入している。前巻ラストの友兼兄弟話の中で台詞に入っていた母校の高校野球大会の組み合わせを匂わせて今巻でちゃんと伏線回収したり、野田と如月が雨宿りした高架橋下での微睡みで現れた人魚も昔の話で出ていたあのお方をさりげなく再登場と読み込めば読み込むほど芸が細かい事がわかり衝撃を受ける。画力の凄さはどんどん研ぎ澄まされていて正直引いてしまうレベルの上手さ。これを基本的に先生自らが描いているんだから恐れ入る。ただ、クロも再開したんで今後発刊ペースはどうしても落ちるだろうがそこは前向きに諦めて気長に待とうと思う。こんなにさりげなくいい話を描ける漫画家はもはや貴重な人材だと信じて疑わない。
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5つ星のうち 5.0
カラフルメリィにまつわる物語, 2012/9/13
メジャーデビューアルバムでは不在だった『カラフルメリィ』。遂にカラフルメリィにまつわる物語がしたためられた。東芝移籍第一弾のアルバムは見事なまでのコンセプトアルバムだ。しかもポップでありパンク。派手なドラムスソロからスタートする『ニュース』からラストのディストピアソングとしての『HAPPYSLEEP』まで圧倒的な流れで聴く人を誘う。ニューウェーブでありながらポップでありきちんとメッセージを叩きつけながら無意味な歌で煙に巻く。 ここまで捨て曲一切ないのは奇跡的だ。 しかし、結果的に次作で有頂天は解散の道を選んでしまう。この先はケラ&ザ・シンセサイザーズでしか見れないが見れるだけましかも知れない。こんなアルバムが生み出せたのはまだアルバム=作品という図式が機能していた時代故かも。今の配信による好きな曲しか聴かれない時代には絶対生まれないアルバムだ。
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5つ星のうち 5.0
洒落が効いてるタイトル, 2012/9/11
二枚同時発売となった有頂天のベストアルバムの一枚。『ザ・ベリー・ワースト・オブ・有頂天』のタイトルって絶対ムーンライダーズの『ザ・ワースト・オブ・ムーンライダーズ』のオマージュだとしか思えんな。ワーストと銘打ってはいますがあくまでも洒落な筈。こちらはポップな有頂天を堪能出来るので初心者向けかも。けどね、ポップでありながらもそこはやはり有頂天。よく聴くと変拍子や奇妙な譜割りにさりげなく忍ばせる毒気ある歌詞。一筋縄ではない有頂天が垣間見られます。またこのベストアルバム二枚で漸く実現したのが全シングル両面完全収録完了な点。有頂天はポニーキャニオン・東芝と有名どころからシングルアルバム出しているのでレーベル跨いで収録されたのは快挙。個人的にはアローン・アゲインの替歌がお気に入り。ただ、今回東芝移籍前のインディーズ音源からはライヴ音源のみしか選ばれなかったのが惜しい。有頂天のベストアルバムは完全版が出てない分全部買わないと補完出来ない辺りたまにモヤモヤしてしまう。
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5つ星のうち 5.0
上級者向けだが聴くべき, 2012/9/10
ベストと銘打ってますが有頂天の持つアバンギャルドな側面や実験的な側面などが全開のベストアルバム。ケラにとってはこういう曲がベスト=自分の趣味に合うってことなんでしょう。確かにニューウェーブ的だったりサウンドも尖っていたり歌詞の表現も無意味の極致だったかと思えばかなり辛辣だったりとメッセージ性が強いのもあったりといかに独自性を打ち立てようかと試行錯誤した痕跡が感じ取れる。その中で異質なのが『いつもの軽い致命傷の朝』だ。有頂天時代唯一ストリングスを入れた壮大なバラッドで普通に聴いたらすごくポップだからこのアルバムに入ってるのが不思議に思えるが歌詞に実在の地名が入っていたりストレートに歌っているのがケラにとってはアバンギャルドに感じられたのだろうか? まぁこのアルバムは有頂天ファン上級者向けだろうが、内容は納得。特にシングルのカップリングが全て入っているだけでも長年来のファンはマストバイ!
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5つ星のうち 5.0
演劇的なラストアルバム, 2012/9/10
東芝時代の有頂天は演劇的な見せ方になったように思える。その辺をインタビューで突っ込まれたケラは苦笑しながら否定してたがあながち間違いとは言えないのがこのラストアルバムである。奇数トラックを赤学校偶数トラックを黒学校とし赤はポップ・黒はアバンギャルドという対比を見せている。しかしよく聴くと赤学校黒学校の時間軸が違う。黒学校はフクスケが小学校入学から卒業までの暗黒面を描いているが、赤学校の曲は歌詞を見ると高校生っぽい流れがあるので赤学校はフクスケが高校入学から卒業までを描いているのかも知れない。煙草とかバンドなんて小学校だとおかしすぎる。サウンド面ではやはり黒学校サイドの針振り切ったみたいな極端かつダークでヘヴィな世界観が現実の学校の暗黒面を見せていてちょっと笑えない。赤学校はサウンドはポップだけど歌詞に毒を持たせることでバランスを取っている。通して聴くとまるで演劇を見ているような錯覚を覚えさせるし、ラストの『卒業』は有頂天流カーテンコールだ。本編のオチは悲惨でもカーテンコールによって現実に引き戻される。有頂天はこのアルバムを最後に解散をした。有頂天も卒業したのだろう。
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5つ星のうち 5.0
最後までやりたいことをやり尽くした, 2012/9/2
ロンバケ20世紀最後のアルバムにして純然たるスタジオアルバムとしてはこれが最後になった。このアルバムでも終わりを意識していたのか、やりたいことをやり尽すために邁進していたのが終わった後でわかったのが悔しい。ロンバケ時代はオリジナルとカバーというスタイルを保っていましたが、このアルバムでもシネマの『スイッチオン』に知る人ぞ知るバンド・EXの曲でアルバムタイトルにも使った『PLATINUM NIGHT』、更には有頂天時代にも演奏されたみんなのうたで知られている『地球を七回半廻れ』の鬼気迫るテクノカバーと『サマーラバーズ』の別バージョンが収録されている。厳密な書き下ろしはダークテクノな『HEAD ON BEAT』のみで『プラスター・プレイス』と『フール・オン・ザ・ムーン』は前作のアウトテイク。このアルバムからは以前のお洒落に見せ掛けたロンバケはなく、彼らの持つニューウェーブ体質があからさまになっている辺りにロンバケとしての終わりを意味していたのかも知れないが、彼らは最後までやりたいことをやり尽くした。それだけでも潔いと感じてならない。
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