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5つ星のうち 5.0
この音楽を愛して止まない, 2011/10/28
レゲエが好きなら彼等の音楽は、否応無しに好きな筈です。ご存じHeptonesです。
このジャマイカミュージックを聞いていくなら避けては通れないアーティストの一つだと自分は思っています。
世界に進出して、他の音楽にまで影響を与えるほどの成功を収めたbob marley & the wailersのように華々しいものでは無いのかもしれませんが。ジャマイカ国内で彼等の創りだしてきた音楽は、この長いジャマイカ音楽の歴史の中で、とてもとても重要なものばかりです。
当時はまだレゲエが生まれる前、ロックステディやスカが歌われていた頃、名門スタジオ・ワンからデビューしたこのコーラスグループ三人組。アール・モーガン、バリー・ルウェリン、そしてリロイ・シブルス。
ロックステディの時代スタジオ・ワンのライバル、デューク・リード率いるトレジャー・アイルが快進撃を続けていた。ロックステディを代表するヒット曲たちがトレジャー・アイルから出され続けた。
当然スタジオ・ワンも同時期にヒット曲を生みだしていったわけですが、スタジオワンのハウスバンドにセッションミュージシャンとして参加してるのです。
特にベース奏者として参加したリロイ・シブルスは数々の名曲、名リディム、名ベースラインを生み出していってます。
豊かな才能を感じさせるHeptonesは勿論コーラスグループとしての人気もかなりの物、この時代数々の名曲を生みだしている、スタジオ・ワンを代表するグループだ。「Heptones」「On Top」はスタジオ・ワン産ロックステディ定番の名盤。
本作、「NIGHT FOOD」スタジオワンを離れて、Harry J で録音されているようですね。1976年発表とありますが、録音されたのはもう少し前、72、73年位らしいです。
プロデューサーDanny Halloway 、バックを務めるHarry J All Starsの演奏は最高の一言!!
Harry J の音はゆったりとした演奏から、流れるような爽快なビートまでどれも耳に残る印象深いものが多いです。
特に最初の曲、「Country Boy」彼等の強烈な歌が際立つようなゆったりとしたリズムを刻むギターが自分はとても気に入りました。勿論Heptonesのコーラスが最高の一曲、ロックステディ期に培われたコーラスワークはNo1!!
インパクトのある曲「Mama Say」等もろにルーツロックレゲエですね。リロイのインパクトのあるソウルフルでパワフルな声に、絡んでくるコーラスと演奏がルーツレゲエを感じさせてくれますね。
ルーツ期のHeptonesはロックステディ時代の名曲の再演が結構目立ちますね、「Sweet Talkin'」「Fatty Fatty」なんか大好きです、ロックステディ期と聴き比べてもどちらも良かったです。
そして何より、レゲエの歴史にとっても重要な一曲「Book Of Rules」が収録されています。
レゲエムービーの金字塔、伝説的映画「Rockers」の挿入歌として使われたことで有名ですね。あの映画を観た人ならイントロを聞くだけであの場面が頭によぎると思います。
この曲から知った人も多いと思いますが、自分にとっても他と替えが効かない大好きな曲です。テンポの良いイントロを聞いただけでもテンションが上がる。
それに、リードを歌っているのがリロイではなくバリー・ルウェリンなのですよ。リロイとはとはまた違ってストレートな歌で気持ちが良いんですよ、この歌だけはバリーで無ければならない程バリーの歌がハマっている。決して替えが効かない。やはりリロイ一人だけのグループではないのです。
Heptonesの音楽はとてつもなくジャマイカの音楽シーンに影響を与えています、彼等の働きは本当に尊敬します。